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- 活用前
- 事業拡大に向けた専門性を持つ人材が不足し、現場から切実な声が上がっている
迅速に求める経験やスキルをもつ人材を派遣活用したい
- 活用後
- 的確なマッチングを迅速に行い、各領域で高いパフォーマンスを発揮
当初の想定以上に幅広い業務を担当し、事業拡大に大きく貢献
目次
01企業紹介・事業紹介
ソフトバンク株式会社 法人マーケティング本部は、法人のお客様向けにモバイルをはじめとしたネットワークサービスのほか、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化を進める各種ソリューションを提供されています。デジタル人材の強化や各領域における専門性の高い人材の充実が求められるなか、パーソルテンプスタッフの人材派遣サービスをご活用いただいています。その背景やメリットについて、本部長の上野邦彦様、副本部長の原田博行様にお伺いしました。
上野様:法人マーケティング本部は、主に3つの領域を総勢280名のメンバーで担当しています。1つ目は「マーケティングコミュニケーション」の領域。毎年開催している『SoftBank World』などのビジネスイベントの開催や、ブランディング、プロモーションが主な業務です。
原田様:2つ目は「デジタルマーケティング」の領域。メールやWeb、SNSなどを活用しながら見込み顧客を創出、育成し、インサイドセールスにつなげる業務。そして3つ目は「インサイドセールス」の領域。いわゆる非対面での営業活動を行う部隊で、デジタルマーケティングによって創出された見込み顧客に、オンライン会議や電話を通じて営業活動を行い、契約につなげます。おかげさまで法人事業は、年々成長を続けており、2020年度は、対前年度比129%と大きく成長することができました。
02人材派遣サービス活用の背景
人材を派遣してもらうだけではなく、事業推進の真のパートナーとして依頼しています
上野様:「マーケティングコミュニケーション」の領域では、当社の先端技術や提供可能なソリューションを法人のエグゼクティブのお客様に体験いただくための施設であるEBC(エグゼクティブブリーフィングセンター)を、2021年5月に開設しました。その際、オープンを目前に施設運営の説明や演出に必要なデザインに関する知識や経験を持ち、かつ、それを具体的なスライドや動画などにアウトプットできる能力を兼ね備えた人材を早期に手配する必要がありました。 短期間で専門性のある人材を確保したいと考え、人材派遣サービスを活用することに決めて、テンプスタッフさんに協力してもらいました。
原田様:「インサイドセールス」の領域でも新型コロナウイルス感染症拡大の影響でテレワークの需要が伸び、通信関連の問い合わせが急激に増え、事業拡大に向けて専門性を持つ人材が不足しました。「人が足りない」という現場の切実な声にスピード感をもって応えてくれたのがテンプスタッフさんです。日本テレコム時代から人材派遣サービスの実績があり、我々の法人事業を深く理解してくれています。だからこそ適切な人材の活用にあたり、さまざまなアドバイスやご提案をいただける間柄が築けており、事業を進めるうえでの本当のパートナーとしてお願いしています。テンプスタッフさんから派遣されるスタッフの方々は、急場の補充人員ではなく、対法人業務の経験を積んだプロ意識の高い方が多いという印象です。実際、数ヶ月たつと社員とほぼ同じパフォーマンスを出していただけるようになり、事業にも非常に貢献していただいています。
03人材派遣サービス活用の決め手
活用の決め手となったのは
テンプスタッフさんの「人材マッチング力」の高さです
上野様:非常に優秀な派遣スタッフの方に参画いただいて本当に助かっています。我々にとって活用の決め手となったのは、テンプスタッフさんの「人材マッチング力」の高さです。マッチングのビジネスにおいては、重要なポイントは2点あると思います。
1つ目は、「依頼する企業の要望、条件をいかに正確に、的確に理解して引き出すことができるか」です。実は依頼する側は人材に必要なスキルや要件を把握しきれていないところがあります。そうした状況を鑑みたうえで、実務能力、職場適性、派遣期間などのニーズを「引き出す力」「聞き出す力」が必須です。
2つ目は、企業側の要望を確実に引き出したあとで、候補者となるスタッフの方に、派遣先での業務が「どのような内容で、どのような専門スキルが求められるのか」を具体的にイメージできるように「伝える力」です。この2つが正しく行われないと、企業にとって指示した業務が期待通りの結果にならないなど、大きな負担となります。幸い我々の場合、いずれも期待したスキルや経験がある方にすぐに派遣スタッフとして来ていただいたおかげで、外部人材の導入における負担は最小限に、新規事業に合流していただくことができました。「派遣先企業の視点に立って問題を共有できる対応力」と「間に立つ営業担当者の聞き出す力・伝える力」、そして企業の幅広いニーズに応えられるだけの専門性の高い人材が多く在籍していること。これらによってテンプスタッフさんの高いマッチング力は実現されていると実感しました。
原田様:テンプスタッフさんは、営業の方を含めて「顔が見える」。サービスを使っている側の安心・安全というものが、会社として見えている。事業の成長のために、人材を紹介するだけではなく、事業の成長のために人材配置を含めたさまざまな提案をして伴走してくれる。これが依頼している理由です。
04今後のビジョン ~パーソルテンプスタッフに期待すること~
事業成長のため、社内完結ではなく
プロフェッショナルな外部人材も積極活用していきたい
原田様:ソフトバンクでは、「日本社会をすべてDX (デジタルトランスフォーメーション)化していこう」という大きな展望があり、法人事業では最新テクノロジーを活用して企業のDX の取り組みをお手伝いしています。
上野様:事業領域が広がるなか、それらを支え推進していくために、それぞれの領域のプロフェッショナル人材が必要になってきます。短期間での事業拡大やこれまでとは異なる知識やスキルが必要となる場合、既存メンバーのスキル強化で対応するだけでなく、即戦力となるプロフェッショナル人材とつながる企業の力を積極的に活用すべきだと考えます。その際、派遣スタッフの方々にプロフェッショナルな即戦力として能力を発揮してもらえる環境を整えておくことは必須です。今就業いただいている派遣スタッフの方々には、当初想定していた以上に幅広い業務を担ってもらっていますが、専門性を活かすことが派遣スタッフの方々にとっても仕事の充実感につながり、この職場で長く働いてもらうモチベーションにもつながると思っています。今後も密なコミュニケーションを取りながら、新しい業務にも当社の社員と同様にどんどんチャレンジしてもらいたいと考えています。
※2021年10月時点の取材にもとづき掲載しています。
05ソフトバンク様の最新情報がわかる!
※ソフトバンク株式会社様のWebサイトとなります。
取材協力
ソフトバンク株式会社
法人事業統括 法人マーケティング本部
本部長 上野 邦彦 様
1992年日本テレコム株式会社※に入社。2000年ジェイフォン株式会社※にてプロダクトマーケティングを担当。2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)後、日本テレコム株式会社にて経営企画を担当。2007年よりソフトバンクモバイル株式会社にて法人事業の事業戦略・マーケティングを経て、2018年より現職。B2Bのマーケティングコミュニケーション、デジタルマーケティング、インサイドセールス業務を統括。(※現:ソフトバンク株式会社)
ソフトバンク株式会社
法人事業統括 法人マーケティング本部
副本部長 原田 博行 様
電力系通信事業者を経て日本テレコム株式会社※へ入社。20年以上にわたり一貫してB2B直販営業を経験。国内、国際通信はもとより、大企業から中小企業向けまであらゆる規模および産業の課題解決をITで行うソリューション提案を実施。2018年10月にインサイドセールス部門を立ち上げ、その後デジタルマーケティング部門を担務。2021年4月より両部門を統括。(※現:ソフトバンク株式会社)
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