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派遣法/「労働者派遣契約」の記載事項

(情報掲載日:2012年1月23日)

Q労働者派遣契約とはどのようなものなのでしょうか。また派遣先管理台帳とはどのような違いがあるのでしょうか?
A

労働者派遣契約とは、派遣元と派遣先が、労働者派遣を約束する契約のことです。労働者派遣契約の締結にあたっては、労働者派遣法第26条および厚生労働省令により定める派遣労働者の就業条件に係る事項(業務内容、就業の場所、指揮命令者に関する事項、期間、就業の開始及び終了の時刻並びに休憩時間、派遣労働者の人数ほか)を契約内容として定め、お互いがそれぞれ書面に記載しておかなければなりません。
これに対し、派遣先管理台帳は、派遣先が派遣社員ごとに、労働日、労働時間などの就業実態を把握すること、そして台帳の記載内容の一部は派遣元に通知することで、派遣元が適正に雇用管理をすることを目的として作成するものです。
従って、労働者派遣契約は、まだ実施前に係る内容のものですが、派遣先管理台帳は派遣社員が既に実際に就業した状況を把握するためのものであり、意味合いの趣旨がもともと違います。

Q派遣期間満了後、引き続き労働者派遣契約を更新する可能性がある場合、労働者派遣契約に「双方異議がなければ、同一内容で自動更新される」等の自動更新条項を予め定めておくことができますか?
A

結論から申し上げると、「自動更新条項」を定めることができません。
派遣法第26条は、労働者派遣契約における契約内容を規定していますが、その定める契約内容に「派遣期間」が盛り込まれています。
自動更新条項を設けた場合、契約上の期間は名目的なもので、実際には契約の更新が自動的に行われることになり、派遣期間を設定しているとは言いがたいため、派遣法第26条に違反しているとみなされます。
従って、労働者派遣契約に自動更新条項を定めることはできず、定めたとしても無効となります。

Q就業している派遣社員の業務内容を変更したいのですが・・・?
A

労働者派遣契約で定められた契約内容をその期間中に派遣先が自由に変更することはできません。
やむを得ない理由がある場合には、派遣元までお問い合わせください。最終的に派遣社員の合意が得られれば、契約内容を変更することも可能ですが、再度契約を締結することが必要な場合があります。

Q労働者派遣契約は、派遣先管理台帳同様に保存期間等の定めがありますか?
A

労働者派遣法上では保存期間の定めはありません。また保管場所についても定めがありませんので、本社または就業する事業所いずれの場所で保管しても構いません。
しかしながら、契約当事者間で契約内容を確認する等、実務上必要となることもあり得ますので、契約期間中は保存していただくことが望ましいと思われます。

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