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派遣法/派遣期間の延長と、派遣労働者への意思確認

(情報掲載日:2012年1月23日)

Q派遣契約の期間を延長するにあたって、派遣先から派遣労働者へ延長可否の意思確認をしても良いですか?
A

派遣労働者に対する意思確認は、雇用主である派遣元が行う行為です。派遣先から派遣労働者に対して直接意思確認を行うことはお控えください。
労働者派遣は以下のような3者の関係で成り立っており、「契約」については派遣先⇔派遣元の間で定める「労働者派遣契約」と、派遣元⇔派遣労働者の間で定める「雇用契約」が存在することに留意しなければなりません。
派遣労働者の契約期間は、雇用元との「雇用契約」によって定められます。したがって、雇用関係のない派遣先が、雇用主である派遣元に代わって契約期間延長の意思確認を行うことは出来ません。また、「雇用契約」に関わる確認を行うことは、雇用関係があると誤解される恐れがありますのでご注意ください。

【労働者派遣における3者の関係】

【参考】
* 派遣先⇔派遣元との間で定める「労働者派遣契約」
労働者派遣を行う期間、業務内容、業務を行う場所などを定めるもの
注) 「労働者派遣契約」は業務に対する契約であり、派遣労働者を特定して行うものではない。派遣労働者は派遣元が決定し、派遣先に対して通知するものである。

* 派遣元⇔派遣労働者との間で定める「雇用契約」
派遣労働者の就業先、業務内容、就業条件、就業期間などを定めるもの

Q派遣元に対して電話で「契約期間の延長」を伝える場合がありますが、隣の席に座っている派遣労働者にも当然聞こえています。そのような場合、派遣労働者に対して何も伝えないのも素っ気無いように感じてしまいますが、どうしたら良いのでしょうか?
A

お心遣いありがとうございます。そのような場合には以下の例を参考に、お声かけ頂けますと幸いです。

* 望ましい表現
「派遣元と弊社の契約期間を3ヶ月延長しました。派遣元と○○さんとの契約については、派遣元から改めて連絡が入ると思います。」

* 控えていただきたい表現
「契約期間を3ヶ月延長したので、引き続きよろしく。」
→「契約期間」=「派遣労働者の雇用期間」と誤解される恐れがあります。

Q派遣元から派遣労働者の意思確認結果を受け、継続就業が決定した後であれば、派遣先から派遣労働者に対して「引き続きよろしく」と声をかけても良いのでしょうか?
A

派遣元を通じて契約延長の確認をした後は、問題ありません。
「派遣元から報告を受けました。引続きよろしく」など、お声かけ頂けますと幸いです。派遣先から「期待されている」「必要とされていること」を言葉で伝えていただき、それを実感できることは、派遣労働者のモチベーション維持・向上にも効果的です。

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