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聞き手の心に届くスピーチテクニック

聞き手の心に届く!ショート・スピーチの組み立て方

ビジネスシーンでのスピーチは、「伝えたいメッセージを正確に相手に伝える」ことが求められます。そこで今回は、基本的なスピーチの組み立て方や聞き手の心をつかむための効果的な応用テクニックをご紹介します。

基本的な組み立て方

1.テーマやエピソードは一つに絞る!

テーマを絞ることで、スピーチを通じて言いたいことが伝わりやすくなります。また、具体的なエピソードを話題にするのは効果的ですが、エピソードを盛り込みすぎると、言いたいことがわかりにくくなります。エピソードについても一つに絞るようにしましょう。

2.基本的な構成は、「序論→本論→結論」の3部構成に!

3部構成を意識して、スピーチの内容を組み立てましょう。

序論:スピーチのテーマや目的・概要
本論:テーマに関連するエピソードや資料をもとにした、自分の考え
結論:本論から導き出した自身の最終的な意見(伝えたいこと)

覚えておきたい 5つのテクニック

テクニック その1:話す速さは1分当たり300文字程度に!

聞き手が聞き取りやすいように、話すスピードを調整しましょう。
字数にすると、1分当たり300文字程度が適当といわれています。一度、原稿を作って声に出して練習し、体で覚えましょう。

テクニック その2:伝えたいことは「繰り返し」で印象づけを!

伝えたい重要なポイントは、聞き手に印象付けるために繰り返し言いましょう。
特に、スピーチの最後に聞いた言葉は頭に残りやすいため、「繰り返しになりますが、今日伝えたかったことは〜です」と締めくくると効果的です。

テクニック その3:質問(問い)を投げかけて、聞き手の注意を引く!

複数に向けたスピーチは、1対1の会話と違い、聞き手が集中していない場合があります。スピーチの冒頭や途中で質問を投げかけ、聞き手に質問の返答を考えさせることで、聞き手の集中力を高めて話に引き込みましょう。

テクニック その4:重要な単語、伝えたいメッセージの前の「間」を大切に!

聞き手を飽きさせないために、冒頭の挨拶の後や重要な話題に入る前などに的確な「間」をとることで、聞き手の注意を引きましょう。
特に、重要な単語や伝えたいメッセージの部分は、一呼吸おいて強調してしゃべると、相手の耳に残りやすくなります。

テクニック その5:ついつい言ってしまう「口癖」に注意!

「あのー」「えー」「要するに」などの口癖は、聞き手にとっては耳障りなだけではなく、口癖に気をとられ、本来のスピーチの印象が薄まってしまうこともあります。
まずは自分の口癖を周囲の人に聞くなどして確認し、使わないように意識しましょう。

すぐに使える!年末年始のスピーチネタ

季節ごとの定例行事におけるスピーチは日常的な朝礼などとは異なり、形式的な内容が一般的です。そこで名言や格言、ことわざなどを引用すると、話に深みが出ます。

「創業は易く守成は難し」(『貞観政要』)

「新たに事業を興すよりも、それを衰えさせないように守っていくことのほうが困難である」という意味。

※使用例(年末)

「創業は易く守成は難し」という言葉があります。「新たに事業を興すよりも、それを衰えさせないように守っていくことのほうが困難である」という意味です。今年は不況の影響から、昨年までうまくいっていたことであっても同じようにはいかない状況にあり、守ることの厳しさを実感したことかと思います。事業を衰えさせず守っていくためには、顧客から信頼され、必要とされる企業でなくてはなりません。「顧客第一」という初心を忘れず、来年も仕事に取り組んでいきましょう。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」(『後漢書』班梁列伝・班超伝)

「虎の住む穴に入らなければ虎の子を生け捕りにすることはできないことから、危険を冒さなければ成功は収められない」という意味。

※使用例(年始)

世界的な不況の影響を受け、昨年はとても厳しい1年でした。今年は寅年です。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざがありますが、虎の住む穴に入らなければ虎の子を生け捕りにすることはできないことから、危険を冒さなければ成功は収められない、という意味です。引き続きあらゆるリスクを負いながらも果敢に攻めていく必要があり、皆さんにはさらに厳しい戦いを強いることになるかもしれません。ただし、その分得るものも大きいはずです。今年も一丸となってがんばっていきましょう。

聞き手の心に届くスピーチをするためには、ネタの良しあしだけでなく、状況に応じて聞き手をひきつけるテクニックを意識して使うことが重要です。日頃からスピーチにおいて様々なテクニックを試し、臨機応変に対応できるように慣れておくと良いでしょう。

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