旧メールマガジン⁄テンプの知恵袋

“すぐ読みたい 明日から使えるこの一冊
歴史から学ぶ成功の秘訣〜戦略家龍馬のビジネススキルとは?”

(情報掲載日:2009年9月15日)

テンプスタッフHRサポートマガジン編集部がセレクトした、ビジネスに役立つ本をご紹介します。
幕末の激動の時代に生きた坂本龍馬。歴史に名を残した彼ならではの実現力、交渉術、プレゼン力を、現代に通用するビジネススキルとして解説・紹介している書籍を取り上げます。

現代にも通じる!? 龍馬のビジネス能力を紐解く一冊!

『坂本龍馬のビジネススキル』(小学館) 著/河合 敦
『坂本龍馬のビジネススキル』(小学館)
著/河合 敦

「100年に一度の不況」ともいわれる現在は、江戸時代末期から明治維新にかけての混乱期にたとえられることがあります。
開国による経済の混乱、政局の混迷など、まるで現在のように状況変化の激しい時代に活躍し、時代を切り開いた歴史上の偉人・坂本龍馬からビジネスパーソンとしての生き方を学ぼうというのが、本書『坂本龍馬のビジネススキル』です。

坂本龍馬といえば、そのカリスマ性や行動力が現代でも老若男女から支持されている幕末の志士。「歴史を動かした男」というイメージからドラマや小説などでたびたび題材にされていますが、実は経営者としての顔も持っていました。本書では、広く知られている魅力に加え、“経営者・坂本龍馬”のビジネスにおける思考術やスキルについて幅広く紹介しています。

著者は現役高校教師にして歴史研究家の河合敦氏。史実や書簡に基づいた丁寧な分析と、やさしくわかりやすい解説には説得力があります。


激動する時代のビジネスパーソンに役立つ仕事術

本書は、龍馬から学ぶビジネススキルを「龍馬のコミュニケーション能力」「龍馬の個性とオリジナリティ」「龍馬の経営センス」の3部構成で紹介しています。激動の時代に成し遂げられた偉業のエピソードの数々には、不況に立ち向かうために参考となる仕事術が満載です。

たとえば、薩長同盟締結のために奔走したエピソードから学ぶ「粘着実現力」。
いがみ合う薩長双方を説得して交渉の場をセッティングした龍馬は、薩摩の西郷隆盛が現れないという予想外の展開によって、その場を台無しにされてしまいます。しかし、龍馬は感情的にならずに長州側をなだめつつ、和解案として一つの提案をします。
それは、「長州へのお詫びとして薩摩が長州に武器を提供する」こと。当時、海外から武器を買いつけることができない状況にあった長州にとって魅力な提案だったでしょう。この提案を薩摩側も受け入れ、状況は同盟に向け、再び動き始めるのです。
さらに、このとき龍馬は「この武器の引渡しの仲介を自分が経営する亀山社中が担う」という商談も同時に成立させています。
このエピソードを分析し、「あきらめないことで運が向く」と説く著者。それを裏付けるような龍馬の目標への執念と冷静な判断力は、先の見えない不況の時代、ビジネスパーソンなら誰もが参考にしたいと思うものでしょう。

ほかにも、物事の時勢を見極める「タイミング察知力」、藩というしがらみにしばられず大局的な視点で行動した「現状突破力」など、混沌とした今の時代にも通じるスキルがぎっしりと詰まっています。

変革の時代、常にその先にあるものを見つめ、切り開いていった坂本龍馬。本書でその行動や考え方の本質に触れ、明日からのビジネスに生かしてみてはいかがでしょうか。

※紹介書籍の詳細は、下記を参照ください。
『坂本龍馬のビジネススキル』(小学館) 著/河合 敦
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol_detail?isbn=9784093878388

このページのトップへ