英語・日本語のスキルがチームの欠かせない存在に、企業文化を理解して体現

プロフィール

スタッフ名
Uさん
派遣先企業
サントリーホールディングス株式会社
職種
翻訳業務、一般事務
業務内容
海外向け企画部署での翻訳業務、一般事務

目次

01これまでの主なご経験

英語講師・営業などの多彩な経験を通して、さまざまな業務対応や語学力を高めてきました

今回は、サントリーホールディングス株式会社 グローバル技術部で部内の事務サポートを中心に翻訳や製品評価業務まで幅広く担当されている派遣スタッフのUさんにお話を伺いました。

私はイギリスで生まれ、カナダで育ちました。両親はルーマニア人のため英語、ルーマニア語の両方を話すことができます。12歳の頃、カナダで日本のアニメが流行っていたことをきっかけに、日本語の勉強を始めました。父の友人が日本語教師だったことも深く影響しています。その後、日本語能力試験の最も難しいレベルにあたる「N1」の認定を受けることができました。

来日して、最初の1年間はワーキングホリデーを利用し、デザイン関係の企業で翻訳業務などを経験しました。その後、営業や販売・接客業務の経験を経て、英語専門の学童保育で英語を教える講師の業務に携わりました。仕事を通して日本語の難しい言い回しや、敬語の使い方を習得できたのが大きな成果だと感じています。

02パーソルテンプスタッフを選んだ理由

担当コーディネーターの的確な提案を受けて応募を決意しました

学童保育での仕事は大変やりがいがあったのですが、以前より翻訳業務に就きたいと考えていたことから、それを実現するために転職活動を始めました。人材エージェントを活用して転職活動を行いつつ、あわせてバイリンガル人材向けの転職サイトも活用していました。当時、このサイトに掲載されていた求人を通じてパーソルテンプスタッフに登録しました。パーソルテンプスタッフは扱っている求人数が多いため、未経験や外国人という条件でも就業可能な企業を紹介してもらえることを期待していました。

翻訳業務の仕事を中心にいくつかの求人に応募した結果、パーソルテンプスタッフのコーディネーターと面談することになりました。その際にご紹介いただいたのがサントリーホールディングス グローバル技術部での仕事でした。事務が中心ではあるものの、海外顧客とのやり取りも多く、日本語と英語の両方を活かせることに惹かれ、応募を決意しました。コーディネーターから「サントリーが海外進出に積極的で、Uさんの希望する業務内容や志向性に合うことからおすすめです」とご提案をいただいたことも大きく影響しました。実際、とても楽しくはたらくことができ、さまざまな経験ができていると感じています。当時親身になってお話ししてくださったコーディネーターには本当に感謝しています。

03今はたらいている職場環境について

自分のスキルや個性を発揮できる仕事に出会えました

私が所属するグローバル技術部は、日本の製品技術を「ビーム サントリー *1」などの海外拠点・工場に提供・共有する部署です。そのなかで私は請求書の処理や発注業務といった事務や部内サポートを担当しています。就業開始当初は事務業務が中心でしたが、半年経った今では、海外のお客さまが来日される際のホテルやタクシー、レストランの手配、さらにアテンドといった業務も対応しています。ときにはお客さまが40名以上にも及ぶことがあり、大変なことも多々ありましたが、現在ではスムーズに対応できるようになりました。

*1 ビーム サントリー:サントリーホールディングスの機能子会社で、アメリカに本拠を置く蒸留酒製造企業

さらに海外向けのプレゼンテーションで使用するPowerPointやExcel資料の翻訳にも携わっています。一から翻訳するものもあれば、機械翻訳された文章のチェック・修正というケースもあります。ビーム サントリーとサントリーホールディングスの2社間のコミュニケーションや、翻訳業務・英文メールでのやり取りなど幅広い業務を担当しています。







私の経験を活かした翻訳業務に携わることができました

転職活動中は翻訳を第一希望として仕事を探していました。もともとゲームが大好きだったので、特にゲームのローカライズの仕事に興味がありました。私が考えるローカライズ業務は翻訳者の創意工夫よりも意図がずれないように翻訳することが求められる印象です。一方で、サントリーでの翻訳業務は、逐次通訳からプレゼンテーション、英文メールなど対応範囲が広く、翻訳者の知識や経験・個性が大きく関わってくる私でしかできない仕事に出会えたと感じています。結果として、当初希望していた翻訳業務も担当することができ、就業してよかったと思っています。

現在さまざまなプロジェクトに関わらせていただいていますが、当然ながら勤務時間には限りがあります。その時間の中で業務を進めるためにはタイムマネジメントが鍵になると考えていますが、以前はたらいていた学童保育での経験が活かせていると感じています。3歳〜12歳の子どもに英語を教えていましたが、1クラス40名という人数規模でした。当時身に付けたタイムマネジメントのスキルや経験がサントリーでも活かせており、現在多くのプロジェクトに対応できていると思います。

サントリーでの業務は社内外の多くの方々と接することから、今まで以上に敬語や難しい日本語を用いてコミュニケーションをとる機会が多い状況です。就業開始してまだ半年ではありますが、私自身の日本語スキルは日々向上していると実感しています。

また、翻訳業務では締め切りが短納期でスピードが重視されるものもあります。この経験から臨機応変な対応力を習得できるようになりました。さらに翻訳の進め方として、翻訳前にまず全体に目を通して内容をよく理解し、その後難易度が高い箇所を補うなどあらたな発見や翻訳のコツを身に付けました。

04職場の人間関係について

風通しがよく業務に関する相談がしやすく、業務外での交流もありはたらきやすい職場です

グローバル技術部は優しいメンバーばかりで、とてもフレンドリーな職場だと感じています。風通しがよくフラットな組織なので、わからないことがあっても誰にでも相談できる雰囲気です。社員の方は「何か困っていない?大丈夫?」などといつも気遣ってくれています。上司はもちろんのこと、メンバー全員にフランクに質問できる環境です。

定期的なミーティングなど会議や面談の回数が多く、メンバーが日々何をしているのかお互い把握できていることもグローバル技術部の魅力だと思います。お互いの仕事内容や達成状況をしっかり共有しているからこそ、日々の業務がより円滑に進んでいると感じます。私の仕事は一人で黙々と進めるものもあるため、他のメンバーがどんな仕事をしているかを知る機会があることで、担当業務の円滑な推進につながっています。

出張時や仕事終わりには、グローバル技術部のメンバーとお酒を交えながら食事をする機会があります。もちろん任意参加ですが、私としてはさまざまなお話ができるのでいつも楽しみにしています。昼休み時のランチも部署内のメンバーと行くことが多いです。お台場は素敵なレストランが充実しているので、よい気分転換になっています。以前、私の誕生日に、出社したらデスクに素敵なデコレーションがされていて、お祝いをしていただきました。サントリーの皆さんから愛されていることを実感できて、本当にうれしかったです。

05派遣先企業について

やりたいことに携わる機会を作ってもらえました

日本に住み始めた頃からサントリーの製品には馴染みがありましたが、実際に就業してからは、ボトル容器など「包材」の種類の豊富さに驚かされました。当初は包材の言葉すら聞いたことがありませんでしたが、仕事を通じてサントリー製品のサステナビリティの面など、その奥深さに惹かれていき、気付けば包材にのめり込んでしまいました。今では他社の製品を見たらどのような包材かがわかるほどです。

就業開始から約3ヶ月が経過し、包材に興味を持ち始めた頃、上司と面談の機会がありました。その際に「包材に興味があります」と伝えたところ、上司が包材に関連したプロジェクトを探してくださり、私がその一部を担当することになりました。関心が高い分野に携わる機会を作ってくださったことはありがたかったと思っています。

06今後のビジョン

英語・日本語を駆使したお客さま対応で語学力向上を図りつつ、就業先に貢献するために社内プロジェクトに積極的に参加したい

今後は海外のお客さまが来日される機会がさらに増えてくると思いますので、その際のプランニングやアテンドをより円滑に行えるようになりたいです。また、もっと包材などの商材に精通し、社内プロジェクトに多く携わりたいです。ほかにも今後は新しい取り組みやシステム改善などの提案により自ら新しい業務を進めたり、業務に関わる資格を取ったりと積極的に業務に携わりたいと思っています。

サントリーの製品は環境に配慮されていて、サステナビリティの観点から見ても大変素晴らしいです。実際にはたらいているからこそ、小さな知識が積み重ねられ、日に日に愛着が増してくるのを実感しています。
私はサントリーという会社や、はたらく人、製品まで大好きなので、もっと役に立ちたい、貢献したいです。そしてより多くの方にサントリーの魅力や素晴らしい製品を知らせることができればうれしいです。

(派遣スタッフ:Uさん)
2015年に来日。営業・接客など、さまざまな業界を経験し、その後英会話の講師としてはたらきながら日本語能力試験N1認定を受ける。今まで身に付けた経験を活かし、現在はパーソルテンプスタッフから派遣スタッフとして、サントリーホールディングス株式会社のグローバル技術部で就業中。主に海外支社と本社の間に立ち、業務を円滑に進めるためのサポート業務を担当。

■担当部門のご紹介:Global Job Office(グローバルジョブオフィス)
パーソルテンプスタッフのGlobal Job Officeは、外国人の雇用支援を担う専門部署です。 日本企業が抱えるさまざまな人材課題について、外国人の日本社会での活躍を通して解決に導くことを目指しています。
パーソルテンプスタッフの外国人材サービス

07派遣先企業からコメント

Uさん含む派遣スタッフの皆さんは各部門で欠かせない存在となっています

当社は1899年、ぶどう酒の製造販売から始まりました。創業以来100年以上、ウイスキーやプレミアムビール、清涼飲料水、健康食品など幅広い領域を手がけております。全世界のお客さまに多くの製品を届けたいという思いのもと、事業を展開しています。創業者である鳥井信治郎の口癖である「やってみなはれ」という精神は今も当社に根付いており、社員・派遣スタッフの皆さんは常にチャレンジ精神を持って日々業務を遂行しています。

今後、調達部門や営業部門をはじめ、海外とやり取りする業務は増加していく見通しです。事業拡大に伴い、Uさんのような英語でのコミュニケーションがご堪能な派遣スタッフはさらに必要になると考えます。私は人事部門所属なので普段Uさんと業務で関わる機会は限られていますが、Uさんのご活躍ぶりは人事部門にも届いています。

近年、当社の事業は多角化しており、社員の業務負荷が増大している状況です。そんな中、Uさん含む派遣スタッフの皆さまのおかげで、社員は新しい価値の創造をめざし、あきらめずに挑み続けることに集中することができています。サントリーグループが真のグローバルカンパニーへ飛躍するために、ぜひこれからも派遣スタッフの方々には「やってみなはれ」の精神のもと、引き続きご協力いただければと存じます。

(企業ご担当者さま:ピープル&カルチャー本部 畔越様)

※左から サントリーホールディングス株式会社/畔越様、波多江様、 パーソルテンプスタッフ派遣スタッフ/Uさん、コンサルティングセールス三課/荒木(営業担当)、Global Job Office/国吉(コーディネーター)

08サントリーホールディングス様の最新情報がわかる!

※2023年4月時点の取材にもとづき掲載しています。

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