イベント企画・セミナー講師の経験を活かし、より魅力的な社内研修の企画から実行をサポート

プロフィール

スタッフ名
Kさん
派遣先企業
日立建機日本株式会社
職種
研修企画
業務内容
自社の研修における企画・運営サポート業務

目次

01経歴・得意領域

セミナー講師や接客業など人と深く関わる仕事の経験が豊富
講座企画のノウハウは今の仕事に役立っています

今回は、日立建機日本株式会社 人財開発グループで社内研修の企画や運営業務を担当している派遣スタッフのKさんにお話を伺いました。

前職では化粧品メーカーやカフェでの接客・販売業務や、倉庫・運送関連企業での入出庫管理の業務に携わりました。また個人事業としてライフオーガナイザー*1 の仕事をしていて、個人のお客さまや企業さまからの依頼を受け、イベントの企画や、セミナーの講師として登壇することもありました。この経験で培ったノウハウは、現在はたらいている日立建機日本株式会社での研修の企画や運営業務に活かせる点が多いと感じています。
これまででもっともキャリアが長く、かつ自分自身でも好きなことが、「人と関わる仕事」です。お客さま一人ひとりに合わせた提案をすることが、私にはすごく合っていて得意な分野だと思っています。

*1 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が資格認定する、片づけや整理収納提案の専門職

02パーソルテンプスタッフを選んだ理由

職場の様子を事前に知ることができ、はたらくイメージが持てる安心感
求人の多さや就業後のサポートが充実していることも決め手

当初、就職・転職活動をしていたときに、求人広告やインターネット上の情報だけで企業の本当の姿を見ることは難しいと感じていました。人材派遣会社を利用したことで、職場環境や雰囲気なども説明いただけるため、実際にはたらくイメージがしやすく、安心して就業できます。自分のこれまでの経験を活かし、希望に合った職場を紹介してもらえることを期待し、派遣スタッフとしてはたらくことを選択しました。

パーソルテンプスタッフを選んだ理由は、知人から求人数が多いと聞いたからです。登録拠点も多いため、オフィスを訪問する際に自宅から通いやすく、すぐそばでサポートしてもらえるところも安心でした。また研修など、スキルアップの機会を定期的に用意してくれるところもパーソルテンプスタッフの魅力です。適宜、eラーニングを受講し、実務に役立つ内容を学べています。

03今はたらいている職場環境について

社内研修の企画から実施まで一連の業務を担当
自分のスキルや経験を活かせる職場に出会えました

私が所属する総務部 人財開発グループは、社内研修の企画・運営を担当している部署です。新入社員やキャリア採用者、管理職など、階層ごとに必要となるスキルを身に付けるための研修などを実施しています。またeラーニングの研修コンテンツを従業員向けに公開し受講履歴の管理なども担っています。

人財開発グループには私含め5名が所属していて、全国に約3,000人いる従業員の研修を担当しています。研修当日までの準備として、外部講師との打ち合わせや会場の手配、受講者への通知を行うところから、当日のオペレーション業務、研修終了後の受講者アンケートの集計・分析まで、一連の流れをメンバーと協力して行っています。私が担当している業務は、各研修の日程管理、社内ホームページ内の「教育」に関するページの作成・更新、WEB研修の登録作業、従業員向けの研修案内の配信など多岐にわたります。

これまでにもイベントやセミナーを企画し、講師として登壇した経験がありました。今回、研修担当の仕事をはじめることにしたのも、自分がこれまでにやってきた経験を活かせるのではないかと考えたからです。前職で身に付けた研修の企画から実行までのノウハウを、今の仕事に役立てられていると感じるシーンは多くあります。



研修に対する従業員の参加意欲を高めることが課題
開催案内のメールで盛り込む言葉や表現の工夫を心掛けています

前職で私が講師として登壇していたセミナーでは、多くの方がテーマに興味を持って参加してくださっていました。一方、社内研修となると少し状況が変わってきます。より多くの従業員に参加してもらうには、従業員の皆さんの興味を引き、受けてみたい、受けるべきだと感じてもらうための工夫が必要でした。

その一つが、研修の開催案内メールの文章作成です。メールの書き方一つで返信率が変わるため、関心を持ってもらえる内容にするにはどうしたらいいか、ビジネス書を読んで文章の書き方のコツを勉強しました。また、周りの先輩たちから学べることも多かったです。特に、私の所属する総務部 人財開発グループリーダの高野さんは、相手に内容が的確に伝わる、分かりやすい文章表現を意識されている方です。いつも高野さんからのメールを拝見し、言葉の選び方や表現力を学んでいます。



得意とするマルチタスクで繁忙期も周囲をサポート

就業から1年ほど経ったころ、新入社員向けの研修を、他県にある研修施設で行うことになりました。勤務地を一時的に変更することとなるため、パーソルテンプスタッフを通して相談がありました。現在の勤務地よりも通勤時間がかかることになりましたが、人財開発グループのメンバー全員で協力して進めるべきだと判断し、私もお受けすることにしました。

他県の研修施設まで通っていたときは、新入社員研修のサポートを行いながらも、別の研修の開催や準備も重なって、業務量が増えた時期でした。いつも以上にマルチタスクをこなすことを求められ、グループ全員で尽力していたことを覚えています。私自身これまでにも同時に複数の案件を抱えながら仕事をしてきた経験があり、優先順位の判断やタスクの切り替えは得意としていました。当時は、自分の得意分野を活かして、多方面でグループのサポートができたと自負しています。

04職場の人間関係について

経験や属性を問わない、フラットな職場です
積極的に声をあげることで、さまざまな業務を任せてもらっています

人財開発グループは、メンバー全員の提案や意見を吸い上げてくれる職場だと感じています。実際に、研修のコンテンツをブラッシュアップする段階で私の意見が採用され、次の研修に組み込んでもらえたこともありました。派遣というはたらき方ではありますが、グループの一員、一メンバーとして認めてもらえていると感じています。

就業1年目に携わった研修で、受講者から「こういうスキルを研修で身に付けたい」「もっと早い年次でこの研修を受けたかった」というような今後の課題につながるような意見を伺いました。従業員の皆さんからいただいた意見を自分なりに分析して提案し、次の年の研修に反映することもできました。やりたいと声をあげたことに挑戦させてくださる環境で、日々やりがいを持って仕事に取り組めています。



他部署とのコミュニケーションを深めるための
「有意義な雑談」と「あいさつ」

職場の方々とは、ざっくばらんに話し合える関係性を築けていると思います。私自身が社内のコミュニケーションを円滑にするために心掛けているのは「報告・連絡・相談をこまめにすること」、「有意義な雑談やあいさつを進んで行うこと」です。私たちは、他部署の方に、研修講師の登壇などメールで依頼・連絡をすることが多いのですが、依頼をスムーズに行うため、普段から社内ですれ違った方には積極的にあいさつをし、良い印象を持っていただけるよう心掛けています。

また、日立建機日本株式会社では、アプリ内で相手にありがとうの気持ちを伝える「繋がるサンクスコミュニケーション」というプロジェクトを実施しています。そこでも自分から積極的にありがとうの気持ちをメッセージとともに送るようにしてきました。

最近では、WEB研修に入室できず困っていた受講者から、電話で直接問い合わせをいただくことがありました。ちょっとしたことではありますが、日ごろのコミュニケーションが功を奏し、トラブル時にも気軽に電話をいただけるような関係性ができていたのだと実感しました。そのほかには、チャットを活用して密に連絡を取る工夫もしています。全国の従業員の方とコミュニケーションを取るため、気軽に連絡を取り合うことができるチャットは、リアクション機能を活用することで、ニュアンスや気持ちが伝わりやすく、今後も積極的に活用できるとよいと考えています。

05今後のビジョン

より魅力のある研修を展開し
従業員の皆さんの成長の機会をサポートしたいです

より魅力のある、「ぜひ受けてみたい」と思われるような研修を増やしていきたいです。また受講後に「参加してよかった」「学びになった」と言ってもらえる有意義な研修を展開し、従業員の皆さんのスキルアップのお手伝いができるよう充実を図りたいと思います。

研修の開催案内のメールの書き方や表現の工夫を取り入れることで、徐々にレスポンスが大きくなってきたと私自身も感じています。嬉しいことに最近、受講者の方から直接御礼のメールをいただくなど、社内からの反応は確実に変わってきているので、これからもベストな方法を模索し続けます。

(派遣スタッフ:Kさん)
接客・販売職を経て、片づけ・収納プランを提案する「ライフオーガナイザー」の資格を取得。 コンサルティングのほか講師経験を積むなど、人と深く関わる仕事に携わって10余年。 その豊富な経験と柔軟な提案力を活かし、現在は日立建機日本株式会社において 派遣スタッフとして社内研修の企画運営、サポート業務を幅広く担当。 持ち前の明るさと高いコミュニケーション能力で、より魅力ある研修の企画推進に取り組んでいる。

06派遣先企業からみた派遣スタッフ

社内研修の充実を図るため
即戦力人材を活用し、企画・推進を加速させたかった

日立建機日本株式会社は、日立建機グループのなかで日本市場担当企業として、国内における建設機械のレンタル・販売・アフターサービス・中古車事業を展開しています。
総務部 人財開発グループは、社内研修の企画・運営業務を担当する部署です。総務部全体では約60名が所属しており、そのうち派遣スタッフはKさんを含めて7名の方に就業いただいています。

当時は、社内研修コンテンツの充実化を図る目的で人材を募集していました。業務研修とは別に、組織健康度を向上させるための人間力や、社会人としての基礎力を養成するための研修が求められていたことが背景にあります。研修オペレーションのノウハウがあり、即戦力として活躍できる人材を探していましたが、社内に適任者がおらず、人事異動で調整し、育成するにしても時間がかかりすぎる。そこで、人材派遣を活用することにしました。

セミナー開催や講師の経験もあったKさんは、まさに我々が求めていたスキルを持ち合わせた方です。一緒にはたらいていて感じるのは、Kさんのこれまでの経験に裏付けられた提案や意見は、やはり説得力が違うということ。人財開発グループの他のメンバーにはない視点から的確なコメントを出してくれます。新しい考えを取り入れたことで、受講者の反応も変わってきていて、手ごたえを感じているところです。



社内の各拠点や他部署から高い評価を受けるKさん
「ありがとう」を伝える社内プロジェクトでMVP獲得も

Kさんの素晴らしいところは、コミュニケーション能力の高さです。Kさんと接したことのある従業員は、Kさんに対してすごく良い印象を抱いているように見えます。導入研修を終えた新入社員からも、Kさんのサポートに対する感謝の声が多く聞かれました。実は、社内で「ありがとう」を伝え合うプロジェクト「繋がるサンクスコミュニケーション」のなかで、Kさんが会社全体の月間MVPを受賞したこともあります。このことが人財開発グループ全体の認知向上につながっているのは確実です。

Kさんは、自分の考えを持っていて、それを相手が納得するように伝えることが上手な方です。グループの話し合いでも中心的存在として立ち回ってくれていて、「私はこう考えます」と積極的に発言してくれています。また我々が見落としがちなところの指摘や、皆がうまくコミュニケーションを取れるように導いてくれるようなところもあり、とても助かっています。



全員の意見を歓迎する風土
在宅勤務下でも周囲に溶け込める適応力

※左:派遣スタッフ/Kさん 右:日立建機日本株式会社/高野様

Kさんとはたらいていて、雇用形態による壁を感じたことはありませんし、つくるつもりもありません。だからこそ、皆が一つの目標に向かって協力する体制を整えるには、正社員と派遣スタッフで情報量に差が出ないようにするための配慮は必要だと考えています。例えば、正社員だけに届く社内通達があったときに、できるかぎりその内容をKさんにもお伝えすることなどです。

また先ほどもお伝えしたように、グループ内の会議などで、誰もがグループの一員として発言しやすい雰囲気をつくることはいつも心掛けてきました。Kさんの経験やスキルは、グループの皆が認めるところです。素晴らしいと思った意見は積極的に取り入れ、業務改善にも活かせています。

職場でのコミュニケーションに関しては、就業開始当初からコロナ禍で在宅勤務が活用されていたため、総務部内のスタッフや講師を依頼する他部署のスタッフとの関係構築に少し苦労されているように見えました。ですが、Kさんご自身も人と接することが上手で適応力のある方ですし、周囲のフォローもあり、うまく溶け込んでいただけて安心しています。

今後も、Kさんにはさまざまな視点から社内の教育企画・制度に対して意見を出していただき、研修内容の充実に活かしていきたいです。人財開発グループ一丸となって、当社の「これから」を担う人財を教育・育成していきます。

(企業ご担当者様:総務部 担当部長(教育担当) 兼 人財開発グループリーダ 高野 浩様)



※左から パーソルテンプスタッフ 新越谷オフィス/小原(営業担当)、派遣スタッフ/Kさん、日立建機日本株式会社/高野様、パーソルテンプスタッフ 新越谷オフィス/染谷(スタッフフォロー担当)

07日立建機日本様の最新情報がわかる!

※2022年10月時点の取材にもとづき掲載しています。

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