IT業界の事務経験が豊富な人材 新しい業務を身に付ける吸収力と業務に活かす応用力

プロフィール

スタッフ名
Mさん
派遣先企業
三井情報株式会社
職種
営業事務
業務内容
保守契約に関連する営業サポート業務

目次

01経歴・得意領域

販売スタッフから店長として店舗運営やマネジメントを経験
培った傾聴力や柔軟性は今の仕事にも役立っています

今回は、三井情報株式会社で営業事務として、IT機器の保守関連業務などを担当され、約20名の営業社員の方のサポート業務に取り組まれている派遣スタッフMさんにお話を伺いました。

前職ではアパレル業界で接客や店舗運営の業務に携わっていました。百貨店の婦人服専門店をはじめ複数の店舗ではたらき、店長として店舗運営のほか従業員のマネジメント、シフト管理なども経験しています。

業務のなかでPCを使った事務業務を日々経験し身近に感じていたことから、事務職としての経験を積むことで長期的なキャリアを形成したいと考え転職を決意。人材派遣会社よりIT企業、防災関連企業などに派遣され、受発注業務やシステムへのデータ登録業務などに従事しました。

現在は、三井情報株式会社に派遣され約2年就業しています。当初は不動産営業部で営業アシスタント業務を行っていましたが、1年前に就業部署が変更となり、現在は業務統括本部 業務支援部で保守契約に関連する業務を中心に、多岐にわたる業務を担当しています。アパレル業界の経験で培った傾聴力や柔軟性は、社内の方々と円滑にコミュニケーションをとるうえで活かせていると感じています。

02派遣スタッフとしてはたらくきっかけ

ライフステージが変わってもずっとはたらき続けたい
新たに「事務職」へキャリアチェンジするために選んだ人材派遣というはたらき方

アパレル業界ではたらいていた頃から、ライフステージや自分を取り巻く環境が変わってもはたらき続けたいと思っていました。当時の職場では結婚・出産をしてはたらき続ける方もいらっしゃいましたが、産休・育休の制度面も含め、サポート体制には不安があり長くはたらき続けることは難しい環境だと感じていました。

私は新たなスキルを身に付けるべく、事務職にキャリアチェンジすることを選択しました。これまでの経験のなかで事務的な業務にも携わっていたことから業務イメージができていましたし、事務という仕事はさまざまなスキルを身に付けることで業務の幅を自分自身で広げていくことができるとも感じていました。またこれまでの経験で培ったコミュニケーション力なども、社内サポートや顧客対応などで発揮できるのではないかと考えました。はたらき方として人材派遣を選択した理由は、他職種での経験でも新たな仕事にチャレンジできる環境であったからです。実際に未経験だった事務職として、期間限定の仕事が決定し、新しい一歩を踏み出すことができました。

03パーソルテンプスタッフを選んだ理由

求人数の多さと長年の実績・安心感に期待し、パーソルテンプスタッフの人材派遣を選びました

人材派遣というはたらき方は初めてでどの派遣会社に登録するべきか迷いましたが、前から知っていてテレビCMも放映していたパーソルテンプスタッフに登録しました。登録時に仕事情報を見てみると求人数が多く、エントリー後の営業担当者からの連絡も迅速で安心感がありました。派遣スタッフとしての最初の就業は、別の派遣会社からでしたが、その後、パーソルテンプスタッフより仕事を紹介いただき、現在にいたります。パーソルテンプスタッフを通じて理想的な職場と出会えたことを感謝していますし、今後も継続してお世話になっていきたいと思っています。

04今はたらいている職場環境について

複数の部署とかかわる機会をもち、
システム処理や営業アシスタントなど幅広く任せてもらっています

現在は、業務統括本部 業務支援部でIT機器の保守関連業務を主に、委託先からの見積り取得業務や顧客向け通信回線サービスの契約管理のサポートなどを行っています。同部門は各事業部の事務的な業務を集約する部門でもあるため、不動産営業部やマーケット推進部からの依頼業務も合わせて担当しています。
例えば紙の請求書をデータ処理して経理部門に回したり、ルーターやSIMを発注したりといった営業アシスタント業務のほか、システムを使ったデータの申請処理業務も担当しています。

さまざまな部署の方とコミュニケーションを取る機会があります。メールのやり取りだけなど細かいものも含めれば、全部で約20名の営業社員の方とかかわりがあります。
また常に新しい業務に触れる機会のある環境です。覚えなければいけないことも多くありますが、だからこそ毎日新鮮な気持ちではたらくことができています。同じ部署ではたらくメンバーが丁寧に教えてくれるおかげで、新しい業務に慣れるスピードもアップし、以前と比べ臨機応変に対応できるようになったと自分の成長を実感しています。



自ら率先してデータを準備し提供しています
業務理解と業務の引き継ぎに備えて、業務マニュアルを自主的に作成


営業の方からデータ作成の依頼をいただいたとき、「このデータも役立つかもしれない」と自分で判断し、相手から頼まれていなくても自ら率先して作成し、お渡ししたことがありました。頼まれる前に準備しておくことで「いつも忙しくしている社員の方の負担を減らしたい」という思いで取り組んでいます。営業の方に「Mさんが用意してくれたあのデータが役に立ったよ」と言っていただけるのは、仕事をするなかで大きなやりがいを感じる瞬間です。

新しい業務を経験するたびに、引き継ぎ用の業務マニュアルを自主的に作成・更新するようにしています。自分が仕事の手順を見返すときにも役立ちますし、担当業務をいつか別の方に引き継ぐ場面があるかもしれないので、業務が属人化しないようにするためにも、今後も続けていきたいと思っています。

05職場でのコミュニケーションで工夫していること

在宅勤務で顔を合わせる機会は少なくても
チャットやメールでのコミュニケーションで良好な関係を築けています

現在は、週1~2日ほど業務上で必要なときだけオフィスに出社していて、週の半分以上が在宅勤務です。会社の方々と直接顔を合わせる機会が少ない環境であるにもかかわらず、お互いに下の名前で呼び合う方もいるほど打ち解けて、良好な関係が築けています。

プライベートで仲良くしてくださる方もいて、出社日が一緒だったときにランチをご一緒したり、休日に遊びに出かけたりすることもあります。同じ部署にピラティスをやっている方がいて、お誘いいただいたのをきっかけに初めてピラティスに挑戦し、楽しかった思い出もあります。

このような良い関係が築けているからこそ、仕事で困ったことやわからないことがあっても相談しやすく、コミュニケーションの面で苦労したことはありません。在宅勤務中の連絡は、チャットツールやメールで密に行っていて、わからないことがあればすぐに質問できる環境です。リモート主体でも、意思疎通の難しさや疎外感、孤独感を感じることもありません。

先日も、営業社員の方へどういう伝え方をしたらいいか迷った事案があって、部署の方に相談したところ、穏便に伝える方法を提案してくれて、「こちらからメールしておこうか」と助け船も出してくれました。



業務をスムーズに進めるために心がけているのは
「わからなければ素直に聞くこと」

私自身が周りの方とコミュニケーションを取るときに意識しているのは「素直に聞くこと」です。イレギュラー対応も求められる業務を担当していますので、わからないことはわからないと正直に伝えたほうが仕事をスムーズに進められると感じています。

また、失礼がない程度にフランクに接することも心がけています。例えば、いつも忙しくされている営業社員の方は、こちらからのメールを見落としてしまったり、返答をなかなかいただけなかったりする場合もあります。その時は、チャットツールで「ちょっとすみません!あの件どうなっていますか?」と、少し砕けた感じで聞くように。変に遠慮しすぎないほうが、相手が私に何か頼みたいときにも頼みやすくなるのではないかと思っています。このあたりの距離感の取り方は、アパレル業界時代の接客や店長として店舗スタッフとコミュニケーションを取った経験が活かせています。

仕事に対する姿勢の面では、少し困難な仕事を任されたときも、「できない」「やりたくない」とは絶対に言わないように心がけています。困難な仕事でも前向きに取り組み、まずは挑戦してみて、わからなかったら助けてくださいという姿勢を大切にしてきました。「もし何かあっても先輩方がフォローしてくれる」という安心感がある職場だからこそ、恐れずに取り組めているのだと思います。

06今後のビジョン

ゆくゆくは人に仕事を教えられるようになり、
今までお世話になった方々の役に立ちたい

習得しなければならない業務はまだまだありますし、イレギュラーなことが発生し戸惑うこともあります。今は、社員の方に業務を教えていただく立場で、わからないことを聞きながら仕事に取り組んでいる状態です。まずは今の仕事をしっかり覚え、周りの方の負担にならないように動ける人材になることを目指しています。

そのうえで、後輩の派遣スタッフの方に業務を教えられる立場に回れたらいいなとイメージしています。お世話になった社員の方々の負担を減らすために、派遣スタッフから派遣スタッフへ業務の引き継ぎや教育ができたら理想だと思っています。

「長くはたらき続ける」という自分の目標をかなえるためにも、まずは今よりも業務の習熟度を高めスキルアップすることで、三井情報株式会社に貢献したいと思っています。



(派遣スタッフ:Mさん)
アパレル、インポートアクセサリーの卸売・製造会社などで販売職やストアマネージャー職を経験。その後、事務職のスキルを身に付け経験を積むため、パーソルテンプスタッフから派遣スタッフとしてIT関連会社、防災会社に勤務。現在は三井情報株式会社の業務統括本部 業務支援部に派遣され、保守契約に関連する営業サポート業務を担当しています。

07派遣先企業からみた派遣スタッフ

IT機器の保守契約をサポートする部署で
事務スキルの高いスタッフを活用し業務最適化

三井情報株式会社では、顧客の新たなビジネス価値や新規事業の創出に向けたICTの支援やIT活用をサポートしています。ITのコンサルティングから開発、構築、運用、保守までトータルにサポートできることが強みです。

業務統括本部・業務支援部では、IT機器の保守契約に関連する業務を行っています。もともと各事業部で行っていたことを集約し、業務の手順の標準化や効率化に向けた取り組み・対応をしています。

さまざまな部署から社員が集まってきていて、中には事務系の業務が苦手なメンバーもいます。そこをサポートしていただくために人材派遣を活用し始めました。バックオフィス業務のスキルが高い方を派遣していただくことで、部門全体の業務のパフォーマンスを上げています。

現在は、Mさんを含む4名の派遣スタッフの方と一緒にはたらいています。数ある派遣会社の中でパーソルテンプスタッフを選んだ理由は、担当者のレスポンスが早く、信頼できる方だと感じたからです。私たちが質問・相談したことに対して的確に応えてくれる、頼れる存在です。



理解力が高く、飲み込みが早いMさん
今ではMさんなしでは業務が成り立たないと感じられるほど部門に貢献してくれています

私が担当しているチームでは、三井情報株式会社のすべての保守契約の情報を一つのシステム上で管理する業務を担っています。Mさんには、そのシステムを使った契約情報の管理を担当いただいています。

もともとMさんは不動産営業部に派遣され、営業アシスタント業務に従事されていましたが、業務支援部として各事業部の業務を集約する部門が立ち上がるタイミングに合わせて、パーソルテンプスタッフへ相談し、就業部署の変更をしてもらいました。Mさんは、IT業界でのバックオフィス業務の経験が豊富で、パソコンスキルも高いです。飲み込みが早く、新しい業務を一度教えるとすぐに理解してくれます。スポンジのように吸収する方なので、社員がMさんを頼ってしまうシーンも多いです。雇用形態にかかわらず、同じ部署ではたらく一員のなかで、最良のパフォーマンスを発揮してくれていると感じることも少なくありません。天真爛漫で、みんなに愛されるようなMさんの人柄も、当社に馴染んで活躍されている理由だと思います。

Mさんには、業務マニュアルの更新を一緒に対応してもらうこともあります。業務経験の長い社員が作ったマニュアルだと、初めて業務を行う人にとって大切な説明が抜けてしまう場合があります。そこで、私が作成したマニュアルをMさんにお渡ししてフィードバックをもらい、マニュアルの更新や改善に活かしています。

業務支援部では、会社の保守契約やリカーリングに関する業務を集約して営業の方々に提供し、業務を効率良く進めることをミッションとしています。Mさんをはじめとする派遣スタッフの方々の協力を得て、引き続き深耕していきたいです。

(企業ご担当者さま:業務統括本部 業務支援部 髙橋様)


※左から 派遣スタッフ/Mさん、三井情報株式会社/髙橋様

08三井情報株式会社様の最新情報がわかる!



■働き方改革ソリューション「MEDACA
https://www.mki.co.jp/solution/medaca.html
https://www.mki.co.jp/knowledge/column95.html


■三井情報グループの特長
https://www.mki.co.jp/company/strengths.html

20227月時点の取材にもとづき掲載しています。

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