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仕事とキャリアのプチまなび:キャリア支援:よくある相談例
面接
【相談】
転職面接の際には、どのような事を話せば良いのでしょうか。
面接を受けるのが久しぶりな上に初めての転職なので、どのような事を話せばよいか相談したい。
【相談者】
27歳 女性
新卒で入った会社で正社員にて就業。キャリアアップを目指し、現在転職活動中。書類選考が通り面接を受ける予定だが、面接を受けるのは久しぶりなので、何を話せばよいのかわからない。
【回答】
どんな企業も応募者から聞きたい事は3つだけです。それを矛盾なく、一貫性を持って伝えることが大切です。
面接ではどういった事を話せばよいかわからないとのこと。どんな企業も知りたいことは大きく分けて3つだけです。では、その3つの内容について説明します。
- 1.職務経歴
面接はあなたの職務経歴を基にして進んでいきますので、過去の会社でどんな仕事をしていたのか、事前に書き出して言いたいことをまとめておきましょう。その際、希望する仕事に直結している職務経験があれば、そこを特に具体的に話すとよいでしょう。営業経験がある方は成果を数字としてあげられるのであればその数字を、事務職の方であれば業務範囲や効率的に仕事をするために工夫したことなどを合わせて話すように心掛けてください。
- 2.志望動機
志望動機は、応募者の真剣度合いや入社したいという気持ちをはかる質問です。企業研究をしっかり行い、「なぜその企業ではたらきたいのか」「なぜその企業でないとダメなのか」を明確にしましょう。企業研究を怠り「○○という職種に大変興味があり」や「○○業界に憧れていて」などと抽象的な話しばかりだと、「別にウチの会社でなくてもよいのでは?」と面接官に思われてしまい採用から遠ざかってしまいます。志望動機=その会社でないといけない具体的な理由を考えましょう。
- 3.自己PR
最後に自己PRですが、ここで理解しておきたい面接官の意図は「応募者の経験やスキルが任せたい仕事にどう活かせるか、自社でどのような活躍をしてくれるか」ということです。そのため、自己PRは仕事に関連する内容で考え、抽象的なことは避けて、数字や実績、成功体験などより具体的な内容で話をしましょう。また、自分自身の体験談だけでなく、「上司や同僚、友人からもこのように言われます」といったように、周囲からの意見を引用するのも効果的です。
これらの内容を、一貫性をもって面接官に伝えることを意識してください。一つひとつの話の内容が素晴らしくても、面接で話した内容に矛盾が出ると、説得力を失います。また、よくありがちなのですが、考えた内容を一言一句、間違えないように暗記して「話す」という方が多くいます。しかし、面接は自分自身のアピールの場と同時に、コミュニケーションを取る場でもあります。少々言葉が足らなくても、自分の言葉で本心から語っている印象を与えることが重要と理解しましょう。面接で大切なことは、覚えてきたことを全て「話す」のではなく、自分の言葉で何がしたいのか、何ができるのかを「伝える」ということです。
【まとめ】
面接は自分自身のアピールの場と同時にコミュニケーションを取る場であることを理解し、自分の言葉で何ができるか、何をしたいかを応募企業に伝えることが重要です。
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