10月度 テンプトレンドデータ

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テンプトレンドデータ
2024年10月発行

派遣求人数(事務)派遣時給推移
有効求人倍率
労働力調査
掲載!

公開日:2024年10月01日

10月度 テンプトレンドデータ

派遣求人数および時給推移(事務)

東京都(23区)

東京都(23区)

愛知県

愛知県

大阪府

大阪府
  • ※データ元:当社基幹システムデータベース
  • ※派遣求人数は該当月に当社に寄せられた事務職の派遣求人数、時給推移は事務職の派遣求人時給の平均値データを指しています。

東京都(23区)

7月の求人数は前月比で10%、前年同月比で9%の増加となりました。
平均時給推移は新型コロナウイルス感染症が収束した2022年以降、緩やかに増加しています。7月は前月比で6円、前年同月比では36円増加しました。過去最高となる1,776円を記録しており、慢性的な人手不足や2年連続の賃上げなどが派遣市場にも影響を与えていると推察されます。


愛知県

7月の求人数は前月比で7%、前年同月比で12%増加となりました。
平均時給推移は前月比では横ばい、前年同月比では34円増加となっています。2023年4月に1,400円を上回って以降、右肩上がりとなっており、1,400円台が続いています。愛知県は製造業、特に自動車産業を中心に部品メーカーや関連企業が多く、物価高騰などが要因で賃上げ傾向が見られます。


大阪府

7月の求人数は前月比で15%、前年同月比で12%増加となりました。
平均時給推移は前月比で3円、前年同月比では25円増加となっています。大阪府では2025年大阪・関西万博関連の影響が大きく、観光業などを中心に求人数が増加傾向にあります。東京都(23区)同様に過去最高となる平均時給を記録しており、企業の慢性的な人手不足の状況に加えて大規模イベントの開催に向けた人材確保の動きが影響していると推察されます。


業界トピックス

「ハウスメーカー・リフォーム業界」では補助金申請に伴う事務派遣求人の需要が発生しています。新築/リフォームを対象とした「住宅省エネ2024キャンペーン」実施により、補助金申請に関する申請業務や問い合わせ対応を行う人材のご相談が増えています。


「学校法人」では入試対応に向けた準備を開始しています。昨年11月~12月頃は大学や短大など多くの学校法人から入試対応に関する派遣活用の相談が増えました。今年も入試願書の処理や書類の送付、試験当日の試験監督・問題用紙配布・回収などの業務対応を行う人材の募集が見込まれています。


今後の派遣市場の展望

10月以降は急な欠員補充や派遣先企業の年末繁忙に伴う短期間の人材需要、新卒採用に伴うイベント発生時の事務業務、四半期毎の契約更新確認のタイミングなどにより人材派遣の依頼が増えることが予想されます。

また、労働市場全体では依然として売り手市場が続いており、企業は求職者のニーズに合わせた採用活動が求められています。
派遣市場においては「リモートワーク」や「時短勤務」などの求人への応募率が高くなっています。
特に採用活動が長期化している企業は募集要項の見直しや、柔軟なはたらき方の選択肢を増やすことがポイントです。希望する採用時期の1~2ヶ月前から早めに募集要項を固めるなど、戦略的な募集活動が必要と考えられます。

人材に関するお悩みはパーソルテンプスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

有効求人倍率

求人・求職及び求人倍率の推移(季節調整値)
23年7月 24年6月 24年7月 前年
同月比
前月比
有効求人倍率 1.29 1.23 1.24
月間有効求職者数(実数) 192
万人
195
万人
193
万人
101% 99%
月間有効求人数(実数) 248
万人
241
万人
240
万人
96% 99%
  • 月間有効求職者数(実数)は前年同月より41,732人増加、前月より57,956人減少
  • 月間有効求人数(実数)は前年同月より61,402人減少、前月より29,143人増加
  • 有効求人倍率(季節調整値)は、前年同月より0.05ポイント減少、前月より0.01ポイント増加
  • ※厚生労働省 | 一般職業紹介状況(24年7月)をもとに作成

労働力調査

労働力調査
23年7月 24年6月 24年7月 前年
同月比
前月比
完全失業率(季節調整値) 2.7% 2.5% 2.7%
労働力人口(現数値) 6,955
万人
7,003
万人
6,983
万人
100% 99%
就業者数(現数値) 6,722
万人
6,822
万人
6,795
万人
100% 99%

就業者

    • 就業者数は6,795万人。前年同月に比べ23万人の増加。24ヶ月連続の増加
    • 雇用者数は6,113万人。前年同月に比べ28万人の増加。29ヶ月連続の増加
    • 主な産業別就業者を前年同月と比べると、「医療,福祉」、 「学術研究,専門・技術サービス業」などが増加

完全失業者

    • 完全失業者数は188万人。前年同月に比べ5万人の増加。4ヶ月連続の増加
  • ※総務省統計局|労働力調査(24年7月)をもとに作成

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