医療事務
受付からレセプト業務まで、医療の現場で患者の方と医師をつなげる仕事
医療事務の仕事の特徴
人と接する
コツコツ
正確性
医療事務の仕事内容
受付・予約業務や、カルテ・処方箋に基づく診療費の計算・精算などの会計業務を行います。その他、カルテに基づき診療報酬請求明細書を作成し、医師会や健保組合などに提出するレセプト業務などを行います。レセプト作成は、カルテの内容理解が必要な専門性の高い業務です。
人気の理由・魅力
需要が高いため、求人数が多い
医療機関は全国に数多くあり、そこではたらく医療事務は今後も需要は減ることがなく、求人数が多い職種です。また、一度経験すると他の医療機関にも応用が可能なため、転職しやすい点も魅力です。
ワークライフバランスが取りやすい
医療事務には短時間や週4日など、さまざまなワークスタイルがあります。専門的な仕事なのでブランクがあっても戻りやすく、子育てしながら時間を選んではたらくこともできるので、ライフステージに合わせたはたらき方が叶います。
多くの人の役に立てる
直接医療行為に携わることはありませんが、多くの患者の方々をサポートする仕事です。また、医師や看護師をサポートする仕事でもあるため、多くの人の役に立ちやりがいを感じられます。
こんな方におすすめ
- 思いやりのあるコミュニケーションができる方 窓口対応では、さまざまな状況の患者の方への対応が必要です。状況に応じ、思いやりのあるコミュニケーションが求められます。
- 数字や細かいデータを扱うことが好きな方 日々の会計業務では、細かい数字を迅速かつ正確に処理するスキルが必要です。またカルテや健康保険証の情報など多くの個人情報を扱うため、情報漏洩などがないように、細心の注意も求められます。
求められる経験・スキル
- 基本的なOAスキル
- 数字を扱う仕事の経験
あると活かせる
- 医療事務能力検定試験資格
- 保険請求事務技能検定試験資格
身に付くスキルの例
医療保険制度の知識
保険制度による医療費の個人負担の割合や額はもちろん、負担額の上限や給付金など、さまざまな保険医療制度の知識が身に付きます。
臨機応変な対応力
さまざまな状況の患者の方への対応が必要なため、臨機応変な対応ができるようになります。ときには安心感を与えられるようなコミュニケーションも求められます。
医事会計ソフトのOAスキル
医療事務に特化した、医事会計のシステムやソフトが使えるようになります。
仕事例
業務 | 業務内容 |
---|---|
受付・予約 | カウンターでの業務として、保険証や診察券の受け取り、予約の確認など、主に外来患者の方の対応をする |
レセプト業務 | 健保組合などへ提出のために、医療費の内容を明記した診療報酬明細書(レセプト)を作成する |
入退院手続き | 予約や緊急の入院手続き一式から、退院時の会計窓口での治療費計算まで、さまざまな細かい業務を担う |
検査結果などの発送 | 疾患に関する検査結果だけでなく、健康診断などの検査キットや受診後の検査結果の発送業務も行う |
会計 | 医療費を計算、患者の方への負担分の請求や、投薬指示の出ている場合は処方箋を発行する |
1日の流れ
8:00
仕事開始
着替え、カルテチェック、朝礼などを行う。
8:30
受付開始
受付を順番に開始。保険証の確認を行い、初診の方には問診票の記入を依頼しカルテを作成。
12:00
休憩
13:00
午後受付開始
午後の患者の方々の受付を順番に開始。予約の対応や会計事務を行う。
15:00
レセプト業務
受付業務の終了後、月初にはレセプト業務を行う。
17:00
終業
受付周りを片付け、翌日の予約分のカルテを準備。受付周りや待合室などを掃除して、業務を終える。
医療事務のキャリアステップ
医療機関の経験を活かし、調剤薬局の事務などの他、企業の受付や一般事務、テレマーケティングなどにも挑戦できます。
医療事務
調剤薬局事務
一般事務・受付・テレマーケティングなど