ホテル業界

旅行や記念日をはじめ出張など、さまざまなシーンをサポートするホテル業界。
宿泊の受付や管理部門の事務など仕事は多岐にわたり、はたらき方の選択肢が多いのも魅力です。近年では海外のお客さまも増えているので、外国語を活かしながらはたらきたい方にもおすすめです。
更新日:2025.3.25
ホテル業界とは
ホテル業界は、旅行やビジネスの動向に大きく影響を受けるため、変化に対応しながらお客さまの満足につながるサービスを提供することが求められます。そのサービスの幅広さから、以下のように多くの部門がありますが、どの仕事も共通してお客さまのサポートがやりがいにつながる仕事です。
部門別の仕事内容
宿泊 | 宿泊予約の受付やお問い合わせ対応をはじめ、チェックイン・チェックアウトの手続きなど、お客さまとの直接やり取りすることが多い部門です。 |
---|---|
料飲 | ホテル内のレストランでお客さまを案内したり、注文を受けて料理を運んだりします。コールセンターでは予約受付やお客さまの用途に適したレストランの提案なども行います。 |
イベント | 結婚式や企業が主催する宴会を担当し、主催者との事前打ち合わせに沿って当日の来客受付から会の進行まで全般的にサポートします。 |
管理 | 直接のお客さま対応がない部門で、ホテルのバックオフィス業務を担当します。主に人事・総務・経理があり、業務経験が強みになる仕事です。 |
ホテル業界の職種を知る
ホテル業界には、接客・サービスだけでなく、一般事務や人事・総務・経理、テレマーケティングなど事務系の仕事も幅広くあります。海外のお客さまの増加に伴い、英語や中国語が使える仕事が増えています。

- 2023年度パーソルテンプスタッフ(株)求人掲載実績
ホテル業界が人気の理由・魅力
お客さまの声がやりがいになる
あらゆるシーンで利用されるので、お客さまの希望もさまざま。大切なひとときを過ごせるよう、一人ひとりの希望に沿った提案やサービスを行った結果、感謝や喜びの声をもらえることもあり、やりがいを感じられます。
はたらき方の選択肢が幅広い
部門の幅広さに伴い、多くのはたらき方が選べるのが特徴です。フロントでの受付など接客の仕事は多いですが、中にはコールセンターや経理などの事務や、サービス業界では珍しい月〜金の仕事もあります。
高い接客スキルやホスピタリティが身に付く
おもてなしが重要視されるので、お客さまに寄り添った振る舞いや気配りなどの対応力が養われます。身に付いた高い接客スキルやホスピタリティは、他業界への転職でも活かせる強みになります。

ホテル業界はこんな方におすすめ
人に喜んでもらうのが好きな方
旅行をはじめ、誕生日や記念日など特別な時間をサポートする仕事が中心なので、人に喜んでもらうことが自分の喜びに感じる方に向いています。
外国語を活かしてはたらきたい方
海外のお客さまの利用やお問い合わせもあるので、英語はもちろん、中国語や韓国語、スペイン語が活かせる仕事もあり、外国語を活かしてはたらきたい方におすすめです。
非日常な空間ではたらいてみたい方
普段の生活と離れた特別な空間で、さまざまなお客さまとの出会いがあり、毎日刺激を受けながらはたらけます。旅行が好きな方はもちろん、人と話すことが好きな方にぴったりです。

ホテル業界の仕事例
業務 | 業務内容 |
---|---|
接客・サービス | チェックイン・チェックアウトの手続き、予約受付・確認、館内の案内、お問い合わせ対応 |
一般事務 | 予約管理システムへのデータ入力、予約内容の確認、WEBやメールのお問い合わせ対応 |
経理 | 請求書作成、伝票入力・チェック、支払い処理、決算業務、入出金管理 |
テレマーケティング | 客室やレストラン予約の電話対応、管理システムへのデータ入力、会員特典の案内、ホテルスタッフへの連携 |
職種の幅が広く、未経験から挑戦できる仕事も豊富にあります。
ホテル業界の未経験OKな仕事例
受付
チェックイン・チェックアウトの手続き、専用システムへのデータ入力、予約管理、電話対応
一般事務
メールやWEBでの予約内容の確認・申込処理、不備内容のご案内、見積書作成
テレマーケティング
ホテルのレストランや宿泊予約に関する電話対応、予約システムへのデータ入力、お問い合わせ対応
ホテル業界ではたらくスタッフの声
海外のお客さま対応が多く、学んできた語学が活かせて毎日楽しくはたらいています。
(テレマーケティングの方)
利用シーンに合わせた提案ができると喜んでいただけるので、とてもやりがいを感じます。
(接客・サービスの方)
はじめてのホテル勤務でしたが、はたらき方や仕事の進め方は前職の経験を活かすことができました。
(事務職の方)
ホテル業界のこれから
- 訪日外国人の増加で外国語が使える人材の需要が増える
- さらなるDXの進化
- ワーケーションなど、あらたな需要が見込まれる
訪日外国人の増加で外国語が使える人材の需要が増える
外国人観光客が大幅に増え、業界の成長が期待されています。同時に、外国人観光客に対応できる能力が重要視されるため、外国語ができる方の需要はさらに高まると考えられます。
さらなるDXの進化
近年、話題となっているDX(デジタルトランスフォーメーション)はホテル業界でも進展しています。チェックインの自動化を実現するスマートチェックインや、スマートフォンが鍵になるデジタルキー、レストランや温泉の混雑状況の見える化などが広がっています。これにより、お客さまの満足度が向上すると共に、人手不足対策にもなるため、今後もDXへの関心・取り組みは積極的に推進されると期待されています。
ワーケーションなど、あらたな需要が見込まれる
仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせたあたらしいはたらき方や、自宅から1〜2時間程度の移動圏内の近距離旅行の浸透により、ホテルの利用方法がさらに広がりました。観光庁では、ワーケーションやブレジャー(ブレンドレジャー)などの仕事と休暇を組み合わせた滞在型旅行を、働き方改革と合致したあたらしい旅のスタイルとして普及を促進しています。
このようにホテル業界では、インバウンドやあらたな需要により成長が期待されています。キャリアの選択肢が広がることに加え、インバウンドへの取り組み、DX化やワーケーションなどのあらたな変革を間近で感じられることもこの業界の魅力です。