事務職ってどのような仕事?向いている人・向いていない人を正直に解説!|派遣の求人検索・人材派遣会社はテンプスタッフ

事務職ってどのような仕事?向いている人・向いていない人を正直に解説!

2025.08.05更新

事務職に興味があっても、未経験の人にとっては敷居が高く感じるかもしれません。しかし事務職は未経験OKの求人も多く、未経験からチャレンジしやすい職種の一つです。

ここでは事務職の仕事内容ややりがい、事務職としてはたらくメリットや事務職からのキャリアステップについてご紹介します。

事務職の一般的な業務

事務職はオフィス内でさまざまな人の業務を事務的な面から幅広くサポートする仕事です。周りの人々が業務に集中できる環境を整え、円滑に進めていく上で欠かせないポジションです。一般事務を例に挙げると、以下のような業務があります。

業務名称 業務内容
書類作成・管理 Word、Excelなどを使って文書や資料を作成。各書類は必要なときにすぐに見られるように整理して保管
データ入力 顧客情報など、業務に用いるさまざまなデータをパソコンへ入力
領収書・伝票処理 経費精算、会計処理に必要な領収書の管理、伝票の作成・処理など
郵便物の発送・仕分け 社内の郵便物の発送、宛先ごとに届いた郵便物の仕分け
電話・メール対応 社内外からの電話対応、適切な部署や担当者への取り次ぎ、お問い合わせのメールなどへの対応
来客対応 応接室などへの案内、飲みものの提供など
入出金管理 現金や預金の移動・変動の記録、管理
備品管理 オフィス用品や消耗品の在庫管理、発注、補充

事務職の種類

事務職の業務内容はさまざまです。代表的な事務職の種類には、以下のようなものがあります。

一般事務

一般事務は、業種を問わず幅広い事務業務を担います。電話・来客対応やデータ入力、文書作成、ファイリングなどの事務作業を行います。その他、郵便物の発送や備品の補充など、オフィス内のサポート的な業務全般を担います。

基本的に専門知識が求められない業務にあたるため、未経験でも安心して始められます。残業が少ない傾向にあり、ワークライフバランスが取りやすいのも一般事務の特徴です。

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営業事務

営業担当者の右腕となって事務作業やサポートを任されるのが営業事務です。営業担当が契約してきたお客さまへの受発注業務や在庫管理、伝票類の作成などを行います。直接営業先に行くことはないですが、お客さまとの電話対応があるため、商品知識が求められ、コミュニケーション力も必要です。見積書や請求書の作成のためにWordやExcelを使用することもあります。

一般事務と違いお客さまと直接のやり取りもあるため、社内外から頼りにされるポジションで、やりがいを感じられる仕事です。

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金融・証券事務

金融・証券事務は、銀行や証券会社などではたらく金融業界の事務職です。銀行では新規口座開設・定期預金などの申込書の確認作業、入金処理、振込などが主な業務となります。証券会社の場合には、営業サポートやトレーダーサポートなどを行います。

基本的な事務スキルは必須で、それ以外に専門的な金融知識も求められますが、事務センターなどでのバックオフィス業務は未経験からチャレンジできる場合もあり、数字やデータに苦手意識がなければ挑戦しやすい仕事です。徐々に専門知識を学び資格を取得するなどのステップアップも可能で、お金の知識が身に付く点も魅力です。

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英文事務

英語力を活かした事務職が英文事務です。海外企業とのメールや電話対応、英文書類の作成、翻訳など、英語を使用する事務全般を担います。海外出張の手配やビザ申請まで行う場合もあります。

英文事務は、英語を使用すること以外は一般的な事務とそれほど業務内容は変わりません。英語が得意だけど今まで実務はしてこなかったという人でもチャレンジしやすい仕事です。英語力が求められるため、一般的な事務より時給が高い傾向にあり、努力次第でキャリアアップも期待できます。

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貿易・海外営業事務

英文事務よりもさらに専門的な業務にあたるのが貿易・海外営業事務です。輸出・通関書類の作成や運送の手配などの輸出業務と、商品の納入管理や税金の納付処理などの輸入業務を担います。輸出入や海外の取引をサポートするポジションで、勤務先は商社、船舶・航空会社、メーカー、フォワーダーなどさまざまです。

英語だけでなく、中国語・スペイン語などさまざまな言語のニーズが高く、実務経験がなくても語学力で採用されるケースが多くあります。輸出入に関する専門知識を身に付けられるため、資格を取得してキャリアアップを目指すことも可能です。

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事務職のメリット

多岐にわたる業務を担当する事務職には、多くのメリットがあります。また、スキルを身に付けることで、あらたな仕事へのキャリアステップを踏むこともできます。

自分のペースで仕事がしやすい

事務職は比較的残業が発生しにくい職種で、定時で帰れる職場も多くあります。また、土日休みが多いのも事務職の特徴。勤務時間・勤務日が決まっていると、プライベートや趣味の時間を確保しやすくなります。女性が多い職種でもあり、結婚や出産などライフステージが変わってもはたらきやすく、自分のペースで仕事を続けやすい傾向にあります。

ノルマによるストレスを受けない

事務職にはノルマがないのが一般的です。そのためストレスも比較的少なく、自分のペースで落ち着いて業務に取り組むことができます。

ノルマのない仕事13選!職種や選ぶ上でのポイントを紹介

OAスキルを高められる

事務の仕事を通じてWord、Excel、PowerPointなどのOAスキルを高めることができます。OAスキルが高まることで業務範囲も広がり、より多くの仕事を任せてもらえるようになります。

コミュニケーション力が上がる

事務職は指示を正確に理解し、必要な情報を相手に伝える力が求められます。そのため、自然とコミュニケーション力が培われます。相手の意図を汲み取り、質問力を養うことで、より的確なアウトプットができるようになるでしょう。

事務職のやりがい

事務職のやりがいはどのような場面で感じられるのでしょうか。

サポートを通して業務に貢献できる

業務全体がスムーズに運ぶように事務職がサポートすることで、周囲の人は安心して自分の仕事に集中できるでしょう。同僚や上司を支えることで、プロジェクトがうまく進行するなどの成果に貢献できることは、事務職の大きなやりがいです。

感謝される機会が多い

事務職は他の社員から感謝される機会が多い職種です。事務職のはたらきによって業務全体がスムーズに運べば、感謝の言葉をかけられます。また、感謝されることで仕事へのモチベーションがさらに高まります。

自ら業務を効率化し達成感を得られる

事務職は一人で作業をする中で、多岐にわたる業務をどのように行うか、自分なりに工夫し効率化が図れます。また、業務処理できる量が増えたときや、先回りした行動が感謝されたときにも、成長を実感でき達成感にもつながるでしょう。

業界問わず必要とされている

事務職は、業界を問わず広く必要とされる職種です。ほとんどの企業には事務職が存在し、大手・中小を問わず仕事があります。企業に欠かせない存在として、やりがいを感じながらはたらけるでしょう。

キャリアアップの幅が広い

事務職は、営業、経理、人事、医療など、さまざまな分野で活躍の場があります。多くの仕事で必要とされるOAスキルやコミュニケーションスキルに加えて、専門的なスキルも身に付けることで、多方面へのキャリアアップが可能となります。

事務職未経験でも転職は可能?

ワークライフバランスが取りやすく、女性もはたらきやすい事務職に興味がある人も多いでしょう。ここでは、未経験から事務職への転職に成功するためのポイントをご紹介します。

未経験歓迎の仕事が多い業界はチャンスあり

業種によっては専門的な知識が求められる場合もありますが、未経験歓迎の仕事が多い業界はチャレンジしやすい傾向にあります。未経験歓迎の仕事が多い業界としては、IT・Web・通信業界、保険・金融業界、広告などのマスコミ業界などが挙げられます。これらの業界は人々の生活に密接に関わっており、常にあたらしいサービスや技術が生まれるため、業務の幅が広く、未経験からでも始められる仕事が多くあるのが特徴です。また、組織体制の変化や増員が比較的多く行われるため、育成前提での採用が活発に行われていることも、未経験歓迎の仕事が多い理由の一つです。

未経験歓迎の事務職の仕事は他の業界でも数多くあります。仕事内容を確認し、積極的にチャレンジしてみましょう。

未経験でも始めやすい事務職種もある

事務職と一口に言っても、実はさまざまな種類があります。デスクワークで書類作成や電話対応などを担当する事務職は一般事務と呼ばれ、特別な専門スキルがなくても始めやすい仕事です。一方で、英文事務や貿易事務などでは専門知識やスキルが必要とされます。事前に事務職の種類を把握し、自分にぴったりの事務職を探してみましょう。

関連資格の取得はアピールにつながる

一般事務では資格不問の仕事も多いですが、関連資格の取得は知識やスキル、やる気のアピールにつながり、未経験からの転職でも大きな武器になるでしょう。また、資格を持っていれば給与面で優遇される可能性もあります。

事務職で重宝される資格としては以下のようなものがあります。

  • MOS
  • 秘書検定
  • 日商PC検定
  • 簿記
  • 医療事務
  • 司書 など

特にMOS、秘書検定、日商PC検定などは自分の知識のレベルをアピールできるため、取っておいて損はありません。また、簿記、医療事務などの専門的な資格を持っていれば、専門性の高い業種にチャレンジできる可能性も広がります。

自分が目指したい仕事や業界を考慮しながら資格取得を目指してみましょう。

派遣がはじめてでも大丈夫?事務職が安心して始めやすい理由

事務職で活躍している人の中には派遣社員としてはたらいている人も多くいますが、派遣の場合、未経験から始められる仕事が多くあります。

また、派遣会社は仕事決定に向けてさまざまな相談に乗ってくれる他、就業後も定期的にフォローしてくれるので安心です。はじめての派遣でも不安なくはたらくことができるでしょう。
さらに、勤務時間や勤務地などの希望に沿ったはたらき方ができるのも、派遣ならではの特徴です。無理ないペースで経験を積み、スキルアップやキャリアアップにつなげられます。

事務職に向いている人の特徴

事務職に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

人の役に立つことが好き

人の役に立つことに喜びを感じられる人、困っている人をサポートすることが好きな人は、事務職に向いていると言えます。自分の仕事によって上司や同僚の役に立つことへのやりがいはもちろん、仕事を通じた充実感や成長を感じることもできるでしょう。

ルーティンワークが得意

データ入力や書類整理、ファイリングなど、手順を守りながら作業を進めることやくり返し作業が得意な人は、事務職で高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

臨機応変で柔軟な対応ができる

仕事をしていると予期しない問題や急な依頼が発生することも多く、状況に応じて優先順位を見直し、柔軟に対応するスキルが求められます。周囲の状況をよく見て、必要な書類の準備や連絡を事前にするなどの気配りができる人は、活躍の場が広がります。

一般事務は未経験だと難しい?事務職の仕事内容や転職方法

正確に作業することが得意

数字を扱うデータ入力や情報の管理などは、特に正確さが必要とされます。そのため、慎重さや正確さが求められる作業が得意な人は力を発揮できます。

スケジュール管理ができる

社内のさまざまな部署をサポートすることも多い事務職では、複数の業務を並行して進めなければならない場面も多くあります。複数の社員から別々に仕事を頼まれた場合は、それらのボリュームと納期を確認し、順序だてて仕事をこなしていく必要があります。タスク整理やスケジュール管理が得意な人は、そのような場面でも力を発揮できるでしょう。

事務職に「向いていないかも」と感じやすい人の特徴

事務職に向いている人がいる一方で、やりがいを感じられないと思う人も中にはいます。ここでは、事務職で悩んでしまう人のよくある声をご紹介します。

定型的な作業を数多くこなすことが苦手

事務職は決まった作業をくり返し行うことが多い職種です。定型的な作業が苦手な人の場合は、一度業務を覚えてしまうと変化が少なく、単調に感じてしまうでしょう。

会社の売上や利益に直接貢献する仕事がしたい

事務職の仕事は会社の売上や利益に直接的に結びつくことが少なく、貢献できているかどうかが分かりにくい一面があります。自分の貢献が数値などで分かりやすく目に見えないと仕事をしている実感がわかない人にとっては物足りないかもしれません。

定量的な目標が仕事のモチベーションになる

数値などの具体的な目標が仕事のモチベーションになる人にとっては、モチベーションが続きにくい場合もあります。

事務職の役割はチームの仕事をスムーズに進めるためのサポートであり、具体的な数値目標が設定されることは少ないです。会社やチームの成功が自分の喜びであるなどのマインドを持つことや、上司や同僚に自らフィードバックをもらい成長の糧にし、モチベーションを保つことが重要です。

事務職の派遣社員から始めるキャリアアップ例

ここまで、事務職は未経験でも始めやすい仕事であることを解説してきましたが、未経験の事務からキャリアアップすることも充分に可能です。キャリアアップの具体例をご紹介します。

専門性を身に付けて強みをつくる

事務職で培ったスキルを土台として専門性を身に付ければ、あらたなキャリアへの道を開くことができます。

例えば、帳簿へのデータ入力を積み重ねて簿記の知識を身に付け、それをもとに日商簿記などの資格を取れば、経理事務などの専門的な職に就くこともできます。
このように、毎日の業務を土台としながら専門性を身に付け強みをつくることで、さらなるキャリアアップを目指すことができるのも事務職の特徴です。

直接雇用を目指す

派遣の事務職としてはたらく場合は有期契約となりますが、派遣社員としてはたらきながら派遣先企業との直接雇用を目指すことも可能です。

派遣社員から直接雇用になるためには、主に次の2つのルートがあります。

派遣社員としてはたらき、直接雇用の打診を受けて正社員登用試験を受ける

派遣社員が同じ派遣先企業・組織ではたらき続けられるのは3年までです。派遣先企業がその先もはたらき続けてほしいと思った場合は、直接雇用を打診する場合があります。打診を受けた後は、企業ごとの選考や手続きを経て、直接雇用の契約に切り替わることがあります。

また、企業からの打診がない場合でも、自分から派遣会社に相談し、派遣先企業へ直接雇用の希望を伝えてもらうことも可能です。

紹介予定派遣を利用して直接雇用を目指す前提で事務職に転職する

紹介予定派遣とは、派遣先企業との直接雇用を前提とした派遣のことです。派遣で一定期間(最大6ヶ月)はたらいたのち、派遣期間終了時点で派遣社員と派遣先企業の双方の合意があれば、直接契約となります。

マネジメント職に就く

直接雇用されたのち、社員として事務職ではたらき続け、その仕事が認められれば、マネジメント職に就くという道もあります。
マネジメント職に就くと、チームをまとめ進捗管理を行ったり、育成や指導を行ったりと、業務範囲も広がります。

事務職でやりがいを持ってはたらくコツ

事務職のスキルを磨きスペシャリストを目指す

自分のスキルを磨けば、スペシャリストとして頼られるようになり、よりやりがいを持ってはたらけるようになるでしょう。OAの資格を取得する、社内外の研修に参加するなど、自分のスキルを高めていくことが大切です。

積極的に周囲のサポートを行う

自分の業務だけでなく、同僚などを積極的にサポートすることでチームの成果が上がれば、やりがいにもつながります。また感謝の言葉をもらえると、自分の役割の再認識や存在価値を感じることができます。

事務職の仕事を探すなら、テンプスタッフにご相談ください

事務職未経験の人の中には、未経験では採用されないかもしれないと不安に感じている人もいらっしゃるでしょう。しかし、事務職には未経験の求人も多数あり、チャレンジしやすい業種です。

特に派遣での事務職は就業前や就業中のサポートが充実しており、未経験の人でも安心してチャレンジできる環境が整っています。はたらきながらキャリアアップを目指していくことも十分可能です。

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