労働者災害補償保険(労災保険)
労災保険(正式名称:労働災害補償保険)とは、業務上または通勤途中において、負傷したり事故に遭ったり、仕事に関係して発生した災害に対して、療養(補償)給付および休業(補償)が受けられる制度です。労災指定病院では無料で診療が受けられます。
パーソルグループ各社から就業中の方
労災の保障内容
労災保険が適用される災害には、業務中に発生した業務災害、通勤途中に発生した通勤災害の2種類に分けられます。
業務災害
業務災害とは、業務上でのできごと(怪我や病気、障害や死亡)や業務の関連施設や設備が原因となった災害を指します。
- 業務時間内であっても、業務に関係ない私的な行為に起因するものは適応の対象外。
通勤災害
通勤災害は、労働者が家と職場との往復など、通勤により被った負傷、疾病、障害または死亡を指します。
- 合理的な経路を外れた場合や経路途中で通勤と関係ない行為があった場合は対象外。
労災の申請方法
指定病院以外の場合でも、一時的に立替払いをした上で、手続きにより払い戻しを受けることができます。すみやかに所属会社の契約担当者と専用窓口へご連絡ください。専用窓口はMYページより確認いただけます。
労災における注意点
労災保険は雇用元である所属会社で加入している
派遣スタッフの方の労災保険は、雇用元である所属会社で加入しています。労災が発生した場合、派遣スタッフの方は、派遣元会社に連絡を入れ、必要な事項や留意点を確認し労災申請を行ってください。
労災申請には時効(期限)がある
労災の申請には時効(期限)が存在します。時効を過ぎてしまうと、労災保険を請求する権利が消滅してしまうので、申請時期にもご注意ください。労災保険給付の種類によって、2年または5年と期限自体も異なります。
給付の種類別の手続き期限
手続き期限 | 補償の種類 |
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2年 | 療養補償給付、休業補償給付、葬祭給付、介護補償給付、二次健康診断等給付 |
5年 | 障害補償給付、遺族補償給付 |
- 労災病院・労災指定医療機関における療養の給付は現物給付のため時効はありませんが、労災指定病院など以外で療養を受けた場合には、すみやかに時効期限内に手続きをしてください。