営業から転職したい人におすすめの職種とスキルの活かし方

2024.09.27更新
営業は多くの人間関係を築けたり、目標への達成感を感じられたりと魅力的な職種ですが、その一方で営業ならではの厳しさもあります。人とかかわることは好きだけど、営業には向いてないかも…。そんなふうに感じて転職を考える方もいるのではないでしょうか。
営業から転職する場合、どのような職種が考えられるのか、営業で培ったスキルをどのように活かせるのかについて詳しくご紹介します。
営業から転職できる?転職を考える人が多い理由
営業から他の職種への転職は難しいのでしょうか。またどのような理由で営業から転職を考える人が多いのでしょうか。
営業から転職できる?
営業からの転職は十分可能
営業は、ビジネスシーンにおける基本的なスキルが身に付く職種です。転職できるポテンシャルの高い職種の一つです。
コミュニケーション力など営業の経験は有利になる
営業は、顧客との交渉や社内調整を通じて、コミュニケーション力やOAスキルをはじめ、汎用性の高いスキルが身に付きます。これらはどのような職種でも必要とされ、転職で有利にはたらきます。
売上成績や目標達成率など、成果を数字で表すことができ、実績をアピールしやすい点も、転職には有利になります。
営業から転職を考える人が多い理由
ノルマに追われない仕事がしたい
営業はノルマというプレッシャーの中で仕事をすることが多く、ときには数字に追われていると感じて、疲れてしまうことも。
ノルマに縛られない職種なら心のゆとりもでき、顧客満足度や業務の効率化、後輩の育成など、数字では測れない仕事にも意欲的に取り組めるようになるでしょう。
ワークライフバランスを重視したい
営業は顧客からのお問い合わせなど、急ぎの対応が求められることがあり、自分のペースで仕事をしたい方には不自由に感じる場面もあります。
このような悩みから解放され、より自分らしくはたらける環境を目指すことは、営業からの転職を考える十分な動機になります。
営業先との関係構築に苦労が多い
人間関係の構築に多くの時間とエネルギーを費やす営業職。特に営業先と信頼関係を築くのは簡単ではありません。
常に相手の立場に立って考え、真摯に接し続けることは、精神的な負担が大きいものです。そのため、気軽な人間関係ではたらける職種への転職を考える人も多いようです。
営業以外の仕事が向いている人の特徴
チームより個人の方が動きやすい
営業はチームで目標に取り組むことが多く、協調性が求められます。チームプレーより個人プレーが得意な人は、営業以外の仕事が向いているかもしれません。
個人の裁量で仕事を進めやすい職種に転職することで、他人のペースに左右されず、より自分らしくはたらけるようになるでしょう。
コツコツ作業する方が好き
営業職は毎月のノルマ達成など、短期的な成果が求められます。
反復的な作業や、地道で長期間におよぶ仕事をするほうが性に合っていると感じる方は、転職してあらたな可能性を見つけるという選択もあります。
素早い判断よりもじっくり考えたい
営業は商談や急な要望に対して、臨機応変な対応が求められます。スピード重視の環境ではたらくことは、じっくりと考えたい人は辛く感じるかもしれません。
素早い判断が苦手な人は、より深く物ごとを掘り下げ、熟考できる職種を視野に転職を検討するとよいでしょう。

営業からの転職におすすめの職種と転職を成功させるコツ
営業から転職する場合、どのような職種が検討しやすいのでしょうか。おすすめの職種と転職を成功させるコツについて詳しくご紹介します。
一般事務・営業事務の仕事内容
一般事務・営業事務の仕事内容
書類作成、データ入力、ファイリング、来客対応など、デスクワークが中心で、営業職と比べると外出は少なく、落ち着いた環境ではたらけます。
OAや資料作成スキルなどが活かせる
営業職で培ったExcelやWordなどのOAスキルは、事務職でも役立ちます。社内向けの資料作成など、スキルを活かせる場面は多くあります。
マーケティング・広報
マーケティング・広報の仕事内容
マーケティングは、市場調査やデータ分析をして、商品開発や販売戦略に携わります。広報は、企業や商品の魅力を外部に発信するためのプレスリリースの作成やメディア対応が主な仕事です。
論理的思考力や提案力などが活かせる
営業は顧客ニーズを分析する中で論理的思考力を養います。これはマーケティングの戦略立案で活かせます。プレゼン経験による提案力は、対外的な発信力が必要な広報で武器になります。
販売・接客
販売・接客の仕事内容
店舗で商品説明などの接客を通じて、購入へとつなげる仕事です。レジ業務や品出しなども仕事内容に含まれます。
コミュニケーション力や商品理解力などが活かせる
ニーズや商品の特徴を把握して顧客と接する営業のコミュニケーション力は、販売・接客の現場においても重宝されます。
秘書
秘書の仕事内容
経営陣や管理職のサポートをする仕事です。スケジュール管理、会議資料や議事録の作成、出張手配など、上司の業務効率化や組織運営をサポートします。
コミュニケーション力や管理能力などが活かせる
営業で得たコミュニケーション力は、重要な来客や電話への対応に必須です。スケジュール管理や調整でも、営業の管理能力が活かせます。
テレマーケティング
テレマーケティングの仕事内容
電話で商品やサービスの販売促進を行います。顧客からの電話を受けるインバウンド型と、主体的に見込み客へ発信をするアウトバウンド型があります。
ニーズを汲み取る力や説明力などが活かせる
電話越しの相手の要望を理解し、適切な提案をするために、営業で培った傾聴力が役立ちます。簡潔かつ明確な言葉選びができる説明力も、営業と共通するスキルです。
営業から異なる職種への転職を成功させるコツ
自己分析し、大事にしたいことの優先順位を整理する
自分を客観視して、仕事をする上で何を大切にしたいのかを見直すことは、転職活動を始めるにあたって、とても重要です。
仕事のやりがい、プライベートとの両立、将来的なキャリア形成など、自分の考えを洗い出すことで、就きたい職種の方向性が見えてきます。
経験やスキルを言語化する
経験やスキルを言語化しておくことで、キャリアの棚卸がしやすくなります。コミュニケーション力や情報収集力などのスキルにつながる具体的なエピソードを紐づけることで、説得力が出て、転職でも有利にはたらくでしょう。
転職エージェントに相談してみる
自分の強みにはなかなか気付きにくいもの。そんなときは転職エージェントを活用するのも一つの手段です。業界の最新動向や求人情報を得られるだけでなく、自分では気付けなかった市場価値を見出してくれることも。
面談の際は、事前に経歴や希望する条件を整理しておくと、より有意義な機会となるでしょう。

営業から転職する際に活かせるスキルや役立つ資格
営業からの転職に有利になるようなスキルや資格にはどんなものがあるのでしょうか。これまでの経験を活かせるよう、身に付けてきたスキルや転職につながりやすい資格を事前に把握しておきましょう。
今後も活かせるスキル
コミュニケーション力
コミュニケーション力は、営業が身に付けることのできる重要なスキルの一つです。
顧客との良好な関係を築くために培った、傾聴力や課題発見力などは、社内外のさまざまな場面で活かせるでしょう。
論理的思考力
物ごとを分析、原因を特定し、仮説を立て、解決策を導き出すまでを順序立てて考える力です。課題やニーズを見出し、顧客への提案をして契約に結び付けていく営業は、この論理的思考力が鍛えられています。職種を変えたとしても、さまざまな場面で役立つでしょう。
資料作成スキル
相手目線で報告書やプレゼン資料を作れる営業は、必要な情報を効果的に伝えることができます。情報共有が円滑にできれば、さまざまな業務の効率化に貢献できます。
分かりやすい資料作りのポイントは数字を効果的に使うことです。数字を扱うことに慣れている営業は、この点においても秀でた能力を発揮できるでしょう。
あると役立つ資格
Microsoft Office Specialist
オフィス製品の操作スキルを証明する資格です。実技形式の試験で、操作能力が評価されます。
TOEIC®
英語でのコミュニケーション能力を測定する世界共通のテストです。採用時の指標にしている企業もあります。
宅地建物取引士
不動産の売買や賃貸の仲介時に、重要事項の説明や契約書の作成を行うための国家資格です。
ファイナンシャル・プランニング技能検定
個人や家族のライフプランを提案する専門家です。金融、税務、保険、不動産など顧客のライフステージに応じた資金計画を立案します。

テンプスタッフで営業からあたらしい職種にチャレンジしよう
営業から異なる職種への転職に関する情報をまとめてきました。
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