派遣の仕事が全然決まらない原因と改善ポイントを解説
2025.12.09更新
派遣会社に登録した後、すぐに就業先が決まる人もいれば、なかなか決まらない人も少なくありません。
ここでは、派遣の仕事が決まらない原因や決まりやすくするためのポイント、履歴書や職務経歴書の改善ポイントなどについて詳しく解説します。
派遣の仕事が決まらない原因
派遣の仕事が決まらない原因として一般的に考えられるのは、主に以下の4つです。
希望条件が多い
まずは、求める希望条件が多いことが考えられます。職種・勤務時間・勤務地・給料など、多くの条件を希望してしまうと、合致する求人数が少なくなり、エントリーが難しくなります。
希望求人に対するスキル・経験不足
企業が求めるスキルの水準に自身のスキルや経験が達していないと、就業先がなかなか決まらない場合があります。企業側は業務に必要なスキルや経験を持つ人材を求めているため、自身のスキルや経験に合った仕事に応募するか、必要なスキルを身に付ける努力をすることが重要です。
応募している求人の倍率が高い
倍率が高い求人にばかり応募していると、選考をなかなか突破できず、就業先が決まりにくくなります。応募が集中する人気の求人例としては、高時給×在宅勤務などがありますが、採用に至る人はごく一部です。
希望の仕事と派遣会社の得意分野が一致していない
派遣会社は数多くありますが、それぞれ得意とする業界や業種、職種は異なります。登録している派遣会社が1社のみの場合、希望する仕事と派遣会社が得意とする領域が合っておらず、仕事が決まりにくいことがあります。
年代別の派遣の仕事が決まらない原因
仕事が決まらない原因は年代によっても異なる場合があります。自身の年代で派遣が決まらない原因を把握し、それぞれの対策を考えましょう。
20代の場合
20代の人で派遣の仕事が決まらない場合、実務経験の短さやスキル不足が原因となっている可能性があります。
しかし、若い人材のポテンシャルや将来性を高く評価する企業は決して少なくありません。未経験可の求人に応募したり、派遣会社のキャリアサポートを受けてスキルや経験不足を補ったりすると、就業先が決まりやすくなるでしょう。
30代の場合
業界や企業によっては、30代もまだ若手と見なされることもあり、20代に引き続き企業の採用意欲が高い傾向にあります。ただし、20代よりも実務経験やスキル、資格が求められる傾向にある点には注意が必要です。
そのため、これまでの経験やスキルを活かせる分野でキャリアアップを目指すとよいでしょう。
40代以上の場合
40代以上の場合、企業はある程度のスキルや経験を積んだ即戦力であることを期待して採用します。豊富な実務経験や高いスキルを持ちながらも仕事が決まらない場合、強みを明確にアピールできていない可能性があります。
履歴書や職務経歴書の内容を充実させたり、面談の練習を重ねたりして、自身がどのように就業先で活躍できるのかを示すことが重要です。
派遣の仕事を決まりやすくするには
仕事が決まらない原因を知り、対策をすれば派遣ではたらくことは十分に可能です。ここでは、派遣の仕事を決まりやすくする方法として以下の6つを解説します。
希望条件を広げてみる
希望条件をかなり絞って仕事を探している場合は、条件を今までよりも広げてみましょう。
- 希望勤務地を市内から近隣の市区町村まで広げる
- 希望時給を50円～100円下げてみる
- 職種や業務内容の幅を少し広げて検討してみる
条件を変更する際は、絶対に譲れない条件を明確にした上で、妥協できる部分の条件を広げるのがコツです。一度にすべての条件を変更すると、希望条件とマッチする仕事が見つからず、仕事探しが長期化する可能性があります。
派遣会社の研修などでスキルアップを目指す
派遣の仕事を決める有力な方法は、自身のスキルアップを図ることです。就業先の企業は、業務に関連するスキルや経験を持つ人材を求める傾向があります。その業界に関するスキルや経験を高めれば、仕事が決まる可能性は高まります。
また、資格を取得することもスキルや知識を証明する上で有効です。たとえ業界経験が短くても、資格があれば経験不足をカバーできる可能性があります。
テンプスタッフでは、必要なスキルや専門知識が身につく講座を豊富にご用意しています。また、キャリアカウンセリングなど、キャリアについてのサポートも充実しています。
登録情報やアピール方法を見直す
就業先がなかなか決まらない人は、自身のスキルや経験のアピールができていない可能性があります。現在記載している履歴書や職務経歴書のアピールポイントを見直し、強みが伝わるように修正できる余地がないかを検討しましょう。
また、あらたにスキルを得たり資格を取得した場合は派遣会社に連絡し、登録情報をアップデートすることも大切です。せっかくスキルや資格を身に付けても、情報が届いていなければ、スキル不足と判断されたり、希望と違う仕事を案内されたりする可能性があります。しっかりと自身のスキルが伝わっていれば、派遣会社が適職を判断しやすく、仕事案内がスムーズに進みます。
履歴書と職務経歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
登録している派遣会社を見直す
得意とする業界や業種、職種は派遣会社ごとに異なるので、複数の派遣会社の特徴を調べ、自身の希望する業界、職種を得意とする会社に登録しましょう。
複数の派遣会社に登録する
求人紹介の幅を広げるために複数の派遣会社に登録するのも選択肢の一つです。派遣会社ごとに異なる非公開求人を持っている場合があり、他の派遣会社では出会えない仕事が見つかる可能性があります。
気になる求人には自分から応募する
ただ仕事を案内されるのを待っているだけでは、仕事探しが長期化する可能性があります。派遣会社によっては自分から応募することもできるので、気になる仕事があれば自分から積極的に応募してみましょう。そうすることで、担当者から類似した仕事を案内される可能性もあります。
履歴書・職務経歴書の改善ポイント
就業先がなかなか決まらない場合、履歴書や職務経歴書の書き方に改善の余地があるかもしれません。ここでは履歴書・職務経歴書の改善ポイントについてご紹介します。
経験・スキルは具体的に記載する
自身が持っているスキルや経験は、業務成果を具体的に記載し、説得力のある内容にしましょう。
例えば、経験した業務の内容を“データ入力業務”と書くのではなく“Wordでの資料作成（月5件以上）”や“ExcelでのVLOOKUP関数を用いた資料作成”と具体的に書けば、担当者の印象に残りやすく、アピールにつながります。
希望する職種に合わせてアピールポイントを工夫する
履歴書や職務経歴書を作成する際は、就業先の企業が求める人物像をイメージした上で、それに合わせたアピールポイントを記載することが大切です。
企業が求める人材を知るには、求人掲載サイトの求人詳細情報を確認してみましょう。求めるスキルの欄に“Excelで関数を用いた資料の作成ができる方”“簿記1級をお持ちの方”などと書かれていれば、それをアピールする内容で履歴書や職務経歴書を作成すれば、即戦力として担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
派遣元・派遣先・就業期間を明確に記載する
すでに派遣社員としてはたらいた経験がある人は、派遣元、派遣先、就業期間が一目で分かる書き方に改善しましょう。これらの情報が明確でないと、派遣会社や派遣先に自身の経歴や経験が正しく伝わらないことがあります。
履歴書への書き方の基本は、最初に派遣元の企業名を記載し、その後に派遣先の企業名と担当業務を記載する形です。派遣期間は派遣先と業務内容の後ろに括弧書きで書き、契約期間の終了日を明記しておきましょう。
テンプスタッフのキャリアサポート・研修
派遣会社に登録すると、仕事を案内してもらえるだけでなく、手厚いサポートも受けることができます。派遣会社を選ぶ際は、各社のサポート体制を比較検討しましょう。
テンプスタッフでは、キャリアサポートの一環として、プロのコンサルタントにキャリアを相談できるキャリア・コンサルティングを利用できます。相談できる内容は多岐にわたりますが、以下はその一例です。
- 自身のスキルを活かせる仕事が知りたい
- 履歴書や職務経歴書の書き方が知りたい
- キャリアプランの作り方が知りたい など
受講料は無料で、年に1回まで利用でき、Zoomを使ったオンライン面談となるため自宅から利用できます。
派遣の仕事探しのお悩み、テンプスタッフにご相談ください
就業先が全然決まらないとお悩みの方は、なぜ決まらないのか、その原因をまずは見極めましょう。希望条件や登録情報を見直したり、派遣会社の研修制度を通じてスキルアップしたりすることで、仕事が見つかる可能性が高まります。
テンプスタッフでは、コーディネーターが丁寧にヒアリングをすることで、希望に合った仕事を見つけやすくなります。また、業界最大級の求人数を誇るため、幅広い選択肢の中から職種や業界を選び、さらに未経験OKなど、一人ひとりに合った仕事が見つかりやすいのが特徴です。また、あなたにぴったりの仕事を見つけるサポート体制も整っています。
転職やキャリア全般について相談できるキャリアサポートもあります。専任の担当者が仕事探しや就業中、その先のキャリアまでをワンストップでサポートしてくれます。
派遣の仕事で自分らしくはたらきたいとお考えの際は、ぜひテンプスタッフにご登録ください。