派遣登録で気を付けることは?登録前から就業までの流れに沿ってご紹介
2025.11.10更新
はじめて派遣会社に登録する人からよく聞かれるのが、「派遣登録で気を付けることって何?」という疑問。実際、派遣登録とはどのような手続きで、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。
今回は、派遣登録の種類やメリット・デメリット、登録の流れ、登録前に整理しておきたいことなどをご紹介します。
派遣登録の種類
派遣登録の種類は派遣会社ごとに異なりますが、一般的に電話登録、来社登録、Web登録(オンライン登録)の3種類があり、一部の派遣会社では面談付き登録も設けています。テンプスタッフの場合は情報入力のみのオンライン登録と面談付き登録に分けられます。
情報入力のみのオンライン登録
情報入力のみの登録とは、面談がない登録方法です。パソコンやスマートフォンでホームページにアクセスし、”登録はこちら”などのボタンから登録を進めます。
こちらは一般的にWeb登録と呼ばれる方法ですが、テンプスタッフでは「”オンライン登録”」と呼んでいます。面談がないため、時間的な負担が少なく登録できる点がメリットです。自分の好きなタイミングで登録したい人や、希望条件が明確ですぐに仕事を探したい人におすすめです。
面談付き登録
面談付き登録とは、派遣登録と合わせて担当者と面談できる登録方法です。直接話をすることで、はたらき方の希望について相談したり、細かいニュアンスを伝えることもできます。
テンプスタッフでの面談方法は自宅でできる電話面談の他、一部でWebや対面(来社)も行っています。
派遣登録の主な流れ
派遣登録の細かな流れは派遣会社ごとに異なりますが、大きな流れはほぼ共通しています。その主な流れを見ていきましょう。
基本情報を登録する
派遣社員になるには、電話登録、来社登録、Web登録(オンライン登録)など、派遣会社が用意する方法から選んで登録を進めます。氏名や住所などの基本情報に加え、希望条件や職歴も入力します。
面談を受ける
面談付きの登録を選んだ場合は、登録画面から日程を予約し、担当者と面談します。仕事内容や給与の希望を確認されるため、条件を整理しておきましょう。不安や疑問があれば相談も可能です。面談は1時間ほどで、終了後に登録完了となり、仕事案内へ進みます。
仕事案内〜就業
登録後は希望に合う仕事を電話やメールで案内してもらえます。早ければ登録した当日に案内が届くこともあります。 また、派遣会社からの案内を待つだけでなく、Webサイトから自分で仕事エントリーを行うことも可能です。案内された仕事が合わなければ断っても問題ありません。
また、テンプアプリから希望条件を登録すると、あなたの希望に合う仕事情報がアプリに届くので、事前にインストールしておくと便利です。
派遣登録から就業までの流れ|派遣の求人検索・人材派遣会社はテンプスタッフ
派遣登録時に気を付けたいこと
派遣登録はスキルや経験に関係なく行えますが、気を付けておくべき注意点もあります。派遣会社の担当者とやり取りするときに気を付けたいポイントや基本的なマナーをご紹介します。
経歴や実績は正直に伝える
面談では、経歴やスキルについて質問されますが、経歴や実績は偽ったり大げさに見せたりせず、正直に伝えることが大切です。希望に合う仕事を案内してほしいと思うあまり、経歴や実績を偽ってしまうと、スキル面のミスマッチが起こる可能性が高まります。また、手元に職務経歴書を用意しておくと、面談がスムーズに進められるでしょう。
面談日時を確認し、準備を整える
面談付きの登録を選択した場合は、面談の日時を必ず確認し、時刻通りに参加できるよう、カレンダーアプリなどに予定を入れておきましょう。
また、面談前に希望条件や質問する内容を整理しておくと、スムーズに面談が進められます。面談のためにしっかりと準備していることが伝われば、担当者とのコミュニケーションが円滑になり、積極的に仕事を案内してもらえる可能性があります。
派遣登録の前に整理したいこと
自分に合う仕事を見つけるためには、希望するはたらき方を事前に整理しておくことが大切です。派遣登録の前に整理しておきたい5つのポイントをご紹介します。
職歴・スキル・経験
希望に合った仕事を案内してもらうためには、職歴やスキル、経験を明確に派遣会社に伝えることが大切です。職歴やスキルをしっかりアピールできれば、自分の強みを活かせる就業先と出会いやすくなります。
また、希望する仕事の職歴や経験がない場合でも、自分が経験してきた仕事やそれにまつわるスキルを積極的にアピールすることをおすすめします。経験した内容が希望する仕事にも通じるものなら、未経験の仕事にもチャレンジしやすくなります。
希望給与・就業時間・日数
仕事のミスマッチを防ぐためには、希望を明確に派遣会社に伝えることが大切です。条件を明確に伝えておくことで、派遣会社はその条件に沿った仕事を優先的に案内してくれます。
例えば、ワークライフバランスを重視してはたらくなら、以下のような詳細な条件を提示しておきましょう。
- 1日あたりの就業時間
- 1ヶ月あたりの就業日数
- 時給 など
ただし、条件を盛り込み過ぎると、自分に合う仕事を見つけるのに時間がかかる可能性もあります。早めに仕事を始めたい場合は条件に優先順位を付け、柔軟に対応できる範囲を担当者に伝えておきましょう。
希望職種
給与や就業時間だけでなく、希望する職種も伝えておくと、仕事案内がスムーズに進みます。職種を絞って探してもらえれば、給与や就業日数などの条件のみで比較できるため、仕事の候補を絞りやすくなるでしょう。
ただし、希望する職種が限定的だと、なかなか見つからない恐れもあります。業界・業種・職種と複数の範囲で希望を伝えておくと、仕事案内をしてもらいやすくなります。
勤務地・交通手段
希望条件を伝える際は、勤務地や交通手段の希望も明確にしておきましょう。
- 通勤時間は何分以内が理想なのか
- はたらく場所は駅前か郊外のどちらがよいのか
- 通勤手段は公共交通機関か車か
自分のライフスタイルも踏まえ、上記のような条件を明確にしておくと、希望に合う仕事を案内してもらいやすくなります。
優先順位
派遣登録の際は、ただ希望を伝えるだけでなく、希望の優先順位も担当者に伝えておくようにしましょう。
人によって希望はさまざまですが、すべての希望が叶う仕事が見つからなかった場合に備えて優先順位を伝えるのがおすすめですが、迷う場合は担当者にぜひ相談してください。
派遣登録時のスキルチェックで確認されること
派遣会社によっては、派遣登録時にスキルチェックが実施される場合があります。
スキルチェックとは、現時点でどの程度のスキルを持っているかを確認するテストのことです。ミスマッチの防止を目的にしたものであり、スキルチェックで思うような結果が出なかった場合は派遣登録できないのではなどの心配は必要ありません。
スキルチェックで確認される内容は派遣会社ごとに異なりますが、主に以下のようなスキルが該当します。
- パソコンスキル
- 語学スキル
- プログラミングや経理など専門的なスキル
- 製造など細かい作業のスキル
- 一般常識やビジネスマナー など
テンプスタッフでは登録者向けにスキルアップ支援を行っています。登録時点でスキルに自信がなくても、講座を受講しながら知識を付け、仕事探しをすることもできます。
派遣登録のメリット
雇用形態には正社員やアルバイトなどさまざまありますが、派遣だからこそ得られるメリットは数多くあります。他の雇用形態にはない、派遣ならではのメリットを見ていきましょう。
希望に合った仕事を案内してもらえる
派遣登録をすると、自身の希望やライフスタイルに合った仕事を案内してもらえます。勤務地や勤務日数、職種、仕事内容など、登録した希望条件に合わせた仕事の案内が届いたり、仕事案内を受けたりすることもあるでしょう。
未経験からでも挑戦しやすい
派遣会社によっては、登録後にスキルアップやビジネスマナーの講座を受けることができます。そうした研修を受けることによって、未経験の業種や職種の仕事にもチャレンジしやすくなります。
また、派遣登録で案内してもらえる会社には、未経験からの正社員入社が難しい大手企業や有名企業も多くあります。派遣社員としてそうした企業ではたらき始めれば、正社員登用制度を活用して正社員にキャリアアップする道が開ける可能性もあります。
サポートや研修を受けられる
就業先ではたらき始めた後も、派遣会社から手厚いキャリアサポートや研修が受けられます。サポート内容は派遣会社ごとに異なりますが、語学研修やOfficeソフトにまつわる講座などがその代表例となります。
派遣と正社員の違いとは?それぞれのはたらき方を分かりやすく解説
相談できる相手がいる
相談しながら仕事探しができることも、派遣登録のメリットの一つです。特に面談付き登録の場合、その場で派遣というはたらき方に関する疑問や不安を解消できるだけでなく、希望条件に合った仕事があればすぐに案内してもらえる可能性もあります。自分に合うはたらき方を見つけたい方にとって、大きな安心につながるでしょう。
派遣登録のデメリット
一方、派遣登録には以下のようなデメリットもあります。メリットと照らし合わせて、自分に合っているかをしっかり確認しましょう。
- 派遣会社からの連絡が頻繁にくることがある
- 希望条件どおりの仕事が見つからない場合もある
- 就業日数によって毎月の収入が前後することがある
就業先が決まるまでは、派遣会社から案内のメールや電話が頻繁にくることがあります。連絡があまりに多いと、それをデメリットと感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、必ずしも希望通りのはたらき方ができるとは限りません。希望の条件次第では仕事がなかなか見つからないこともあります。
派遣契約の多くは時給制のため、就業日数によって毎月の収入が前後するのも、派遣社員のデメリットです。また、派遣社員は基本的に、同じ職場の同じ部署では最長3年までしかはたらけないため、契約期間満了後は次の仕事を探す必要があります。派遣会社に相談することももちろん良いですが、以下のようなはたらき方もあります。
- 待機期間も収入を得られる無期雇用派遣
- 6ヶ月間派遣ではたらいた後に正社員や契約社員としてのはたらき方を選択できる紹介予定派遣
登録後に自分に合った仕事を案内してもらうコツ
続いて、派遣登録後に自分に合った仕事を案内してもらうために知っておきたいコツをご紹介します。
経歴やスキル、強みなどを整理しておく
可能な限り自分に合った仕事を案内してもらうために、自分の経歴やスキル、資格、強みなど、仕事選びに直結する内容をあらかじめ整理しておきましょう。担当者がスムーズに仕事を案内しやすくなります。
特にWeb登録では担当者との面談をせずに仕事を案内してもらうため、スキルや資格などは、なるべく詳細に入力することが大切です。
希望条件を詰め込み過ぎない
派遣登録にあたって仕事内容、はたらき方の希望を担当者に伝える際は、内容を詰め込み過ぎないようにしましょう。最初から希望を詰め込み過ぎると、自分が希望する仕事がなかなか案内してもらえない恐れがあります。仕事探しに時間がかかってしまわないよう、希望の優先順位や緩和できる条件を事前に決めておくことをおすすめします。
ただ、優先順位や妥協点をどのように考えればよいか分からない人もいるでしょう。不安な場合は、担当者に相談しながら希望条件を一緒に整理することをおすすめします。
テンプスタッフでは、コーディネーターによる丁寧なヒアリングを実施しています。不安に思っていることは何でも気軽にご相談ください。
担当者からの連絡には早めに返信する
派遣登録をすると、担当者から仕事案内の電話やメールの連絡が入ります。担当者からの連絡が入った際は、できる限り早めに返信しましょう。
派遣の求人は流動性が高く、人気の仕事はすぐに決まってしまうことも珍しくありません。なるべく早く返信することで、より希望に近い仕事に就ける可能性が高まります。
派遣会社は複数登録しても問題ない?
できる限り希望に近い仕事を探したいが、複数の派遣会社に登録してよいのかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論、複数の派遣会社に登録することは、問題はありません。派遣会社によって得意とする業種や職種は異なるため、複数社に登録しておけば案内される仕事の幅が広がり、自分に合った就業先に出会える可能性も高まるでしょう。
登録する派遣会社を選ぶポイント
非常に多くの派遣会社があり、それぞれ強みや特徴は異なります。登録する派遣会社を決めるには、派遣会社を比較検討することが大切です。
登録する派遣会社を選ぶ際にチェックしたいポイントを以下にまとめました。自分に合った派遣会社を探す際の参考にしてください。
- 求人数や取り扱い職種が多いか
- サポート体制(研修・キャリア相談・福利厚生)があるか
- 希望勤務地や条件に合った求人の取り扱いがあるか
- 担当者の対応やサポートは丁寧か
- 大手に強い、特定分野に強いなどの特徴が自分の希望とマッチしているか
はじめての派遣登録をテンプスタッフで始めてみませんか
派遣登録では給与はもちろん、勤務地や交通手段など、希望する条件を明確にしておくことが大切です。優先順位や妥協できる点も一緒に考えておくと、希望により近い仕事に出会える確率が高くなります。そうした条件を明確にしながら、より自分に合った仕事探しをしたい方は、面談付き登録がおすすめです。
また、テンプスタッフには無料の研修や充実したサポート体制があるため、スキルアップと仕事探しを同時に進められます。はじめての派遣登録だから手厚いサポートがほしい、スキルや経験に不安を感じている方は、ぜひご利用をご検討ください。