まなびカンパネラ　2024年5号

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キャリアのプチまなび

ほしい情報を効果的に集める方法

心理学やビジネス現場などで使われるカラーバス効果を知っていますか？

colorは色、bathは浴びるの意味で、そのまま直訳すると色を浴びるとなります。注目したり、意識したりすればするほど、それに関連した情報が集まってくる現象を表しています。

カラーバス効果のしくみ

例えば、朝の情報番組で「今日のラッキーカラーは紫」と聞くと、自然と紫色のモノが目に入ってくるように、そこに意識を向けると、視覚と聴覚が反応する性質が人間の脳には備わっていると言われています。

人間は起きている時間、目や耳から常に多くの情報を得ています。人間の脳の処理力には一定の限界がありますので、その中から自分に必要な情報だけを取捨選択しなければパンクしてしまうでしょう。

どんなに賑やかな空間で会話をしても、相手の声を聞き取ることができるのは、その性質のおかげです。つまり人間は、日ごろから意識していることについては、自然にキャッチできるようになっていて、そうではないことには素通りする。そんなメカニズムを有しているのです。

自分の内面に関心を向ける

カラーバス効果の仕組みを知っていれば、自分に必要な情報を効果的に集めることができます。
今回はそんなカラーバス効果の事例を2つご紹介します。

事例1.アイディア力を上げる

新商品の企画案が浮かばない...、プロジェクトを成功させるための突破口が思いつかない...。ひらめきを必要とするようなアイディア出しは本当に難しいものです。日ごろの情報収集活動がカギとなりますが、そんなとき重宝するのがカラーバス効果です。

ターゲットを誰にするか、どんなニーズがあるのか、などに意識を向けると、街歩きや通勤列車の中、テレビやネット、さまざまなシーンからひらめきを得られるかもしれません。

何かに意識を向けていると、いつもの見慣れた景色の中では気にも留めていなかったことが、急に浮かび上がってきて、何かの着想につながることがあります。

事例2.目標達成に近づく

夢や目標を掲げるだけでは絵に描いた餅のままです。どうしたら達成できるのか？達成するためには何が必要なのか？常に自問自答することで、その答えに結びつきそうな情報が集まってきます。

ぼんやりとテレビを見ていても、参考になりそうな情報が流れ出すと突然、内容をキャッチしだしたり、同じような志を持つ友人、その分野を専門とする先生との出会いを引き寄せたりできるでしょう。

インターネットでは、自分の過去の検索履歴から類似する広告が自動的に表示されますが、人間の脳にはもともとその機能が備わっています。
自分の興味や関心はもちろんのこと、業務上の課題や悩みなども含め、自分の内面に関心を向けておきましょう。

日ごろ見ている景色の中から、それに関する情報が浮かび上がってくるように仕向けることが大切です。

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あたらしい環境・あたらしい仕事への向き合い方を調査

寒暖差を繰り返しながら、少しずつ春が近づいてきましたね。春は、学校や多くの企業で新年度を迎える時期。少し早いですが、新年度を迎える前に、あたらしい環境・あたらしい仲間とはやくなじむために心がけていることを皆さんに伺いました。気になる回答結果はこちら。

自らあいさつを心がける、と回答された方が80％超、笑顔で接する、と回答された方が約70％など、コミュニケーションを大切にされている方が多いことがわかりました。また、その他の回答では、感謝の気持ちを言葉にして伝える、などのコメントも。
コミュニケーションと合わせて、メモを取る、などの基本的な行動を徹底することで、より早く馴染めるのかもしれませんね。

ご回答いただいた皆さま、ありがとうございました。

3分でわかる！しごとのこワザ

＜Excel＞大きな表の操作もショートカットキーでラクラク

データ表などで最終行のセルに移動したいとき、マウスでスクロールしながら最終行を探すと時間がかかります。
そこで今回は、広範囲の表の操作に便利なショートカットキーをご紹介します。マウスだと操作しづらい表も、ショートカットキーを使えば簡単です。

1.範囲の最終行（下端）に移動...［Ctrl］を押しながら下向き矢印キーを押す
範囲の先頭行（上端）に移動するときは［Ctrl］＋［↑］というように、矢印キーの向きの端まで移動
2.始点から最終行（下端）まで範囲選択...［Ctrl］と［Shift］を押しながら下向き矢印キーを押す

3.始点から右端まで範囲選択...［Ctrl］と［Shift］を押しながら右向き矢印キーを押す

マウスでも表の先頭行や最終行などに瞬時に移動する方法があります。セルの枠（緑の線）の上で、マウスポインタが十字の矢印が表示されたときにダブルクリックすると、アクティブセルが移動します。セルの枠線上部では先頭行へ、下部では最終行、右部では右端、左部では左端にダブルクリックで移動することができます。また、［Shift］キーを押しながらダブルクリックするとそれぞれの端まで範囲選択できます。