派遣とバイトって何が違うの?
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2024.05.18更新
派遣とバイト(アルバイト)の違いをご存知でしょうか? 「なんとなくは把握してるけど、うまく説明できない...」方のために、両者の違いについて分かりやすく解説します。
雇用元が違う
まず多くの人が経験したことがあるバイトは雇用主と被雇用者が直接雇用契約を結びます。例えば“株式会社A”ではたらく場合、被雇用者は“株式会社A”から指示を受けて仕事をし、給与も“株式会社A”から受け取ります。
これに対し派遣の場合、被雇用者が雇用契約を結ぶのは派遣会社になります。被雇用者は派遣会社から“株式会社A”に就業します。バイトと同じく仕事の指示を出すのは“株式会社A”、ただし給与は派遣会社から受け取ることになります。つまり就業先企業と被雇用者の間に派遣会社が存在するのが、派遣なのです。
派遣でははたらく期間が決まっている
バイトの場合、就業期間を定める必要はありませんが、派遣は就業期間を定めて雇用契約を結ぶ必要があります。期間は単発、短期間から長期間とさまざまです。例えば、留学や結婚、出産などのライフイベントなど自分の都合やタイミングに合わせて計画的にはたらけるのが派遣の強みです。
派遣は福利厚生が充実している
社会保険や健康診断、有給休暇は正規雇用ではたらく場合のメリットであると思われがちですが、派遣の場合も社会保険の加入が可能です※1。また派遣会社には雇用契約を締結している派遣スタッフに対して健康診断を受けさせる法的義務がある他、有給休暇もきちんと付与されます。
さらに派遣会社によっては産前産後休業や育児休業、介護休業などの制度や、ビジネスマナー講座、OA講座、ビジネスマナー講座などスキルアップのためのセミナーも用意されています。さらに資格取得支援制度、クッキングスクールや海外旅行などの特典を受けられる派遣会社もあります※2。このように、バイトなどに比べて福利厚生が充実しているのも派遣のメリットです。
このように派遣とバイトにはいろいろな違いがあります。それぞれの特徴やメリットをよく理解した上で、自分にとってベストなはたらき方を選んでください。
- 1 ただし、加入のためには所定労働時間が30時間、契約期間が2ヶ月を越えている必要があるなど、一定の条件があります。詳しくはこちらをご覧ください。
- 2 単発の派遣など、該当しない場合もあります。