まなびカンパネラ キャリアのプチまなびコラム
なんで疲れているんだろう?と思ったら。心のストレスに気付くヒント
仕事や家庭でいろいろな役割を担う中で、何か思い当たる出来事があったわけではないのに、心が晴れないことはありませんか?
どんな場面でも頑張ってしまうあなたのように、漠然とした不安やストレスを抱えている方は少なくありません。 今日は、私たちと一緒にストレスと向き合ってみましょう。あなたが明日をすっきりした気持ちで迎えられるように、今すぐできる心の健康を保つためのヒントをご紹介します。
人間関係や将来のことに、モヤモヤしていませんか?
派遣先の仕事にも慣れてきて、徐々に職場の雰囲気にも馴染んできた気がする。でも、まだまだ気遣うことも多く、毎日を懸命に過ごすうちに、気付けば“なんとなく疲れている”こともありますよね。
「何にモヤモヤしているんだろう」そのわだかまりの原因について、一度立ち止まって考えてみましょう。
ストレスってなんだろう?
ストレスという言葉を日常的に使うものの、ストレスの定義を知らない方も多いのではないでしょうか。ストレスとは何かを知ることで、おのずとやわらげるヒントも見えてきます。
さまざまなストレッサーを知ろう
ストレスとは、もともと物理の世界で使われていた言葉で、物体に外から力が加わって、形がゆがんでしまう状態を指します。
このとき、物体に圧力をかけるものを“ストレッサー”と呼びます。このストレッサーが、いわゆるストレス要因のことです。
ストレッサーには、さまざまな種類があり、はたらく世代の多くは“心理的・社会的ストレッサー”を抱えています。
<ストレッサーの種類>
- 物理的ストレッサー:暑さ、寒さ、騒音などからだが直接感じるもの。
- 化学的ストレッサー:薬の副作用や排気ガスなどからだの中に入り込む刺激のこと。
- 心理的・社会的ストレッサー:仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど人とのかかわりの中で感じるもの。
この“心理的・社会的ストレッサー”について、次の章でもう少し掘り下げていきましょう。
はたらく世代の主なストレス要因
はたらく世代の主なストレス要因といわれる“心理的・社会的ストレッサー”とは、人間関係からくるストレスや仕事、家庭など、社会生活を営む上で生じるものです。
厚生労働省の調査によると、はたらく世代の女性たちの約半数が、人間関係によるストレスを自覚しているそうです。仕事の内容や量についてストレスを感じている方も、約3人に1人といわれています。
さらに、ストレスに悩む要因として、
- 給与・待遇
- 仕事内容
- 雇用の安定性
- 就業先の上司や社員との人間関係
などを挙げる方も少なくありません。
他にも、更年期症状との付き合い方や、家族の介護への不安、子どもの進学に関する金銭面の不安などがストレスになっている方もいるでしょう。
ストレス要因は人それぞれですが、まずは自分に「今、何が1番気になっているんだろう?」と問いかけてみることが大切です。
今日からできる、ストレスをやわらげるヒント
ストレスとストレッサーの関係性をおさえたら、ストレスをやわらげる方法もチェックしてみましょう。ストレスは、誰にでもあるものです。いきなり完璧に減らそうとせず、心を整える練習として、まずは1つだけ試してみてはいかがでしょうか。
自分のストレスを知る
ストレスをやわらげる最初のステップは、まずは自分のストレスを知ることです。“今の気持ち”を見つめて、受け止めてあげるだけでもすっきりした気持ちになれるはず。
先ほどご紹介した“はたらく世代の主なストレス要因”と照らし合わせてみると、心の整理がしやすいかもしれません。
なんとなく抱えていたモヤモヤの正体に気付けたら、頑張ってきた自分をねぎらってあげましょう。
からだを整える
心とからだはつながっています。だからこそ、睡眠・食事・軽い運動で、からだの調子を整えることは、とても重要なストレス解消法です。
しっかり眠って休息をとり、好きなものを食べて、入浴する。いつもより少しだけ丁寧にからだと向き合ったり、深呼吸をしたりしてみましょう。
“疲れているのに眠れない”“肩がこっている”といったからだのサインを見逃さないことも大切です。無理をせず、今夜はからだを整える時間を設けてみてください。
気持ちを話して軽くする
気持ちをため込まずに、誰かに話したり、ノートに書いたりすることも、立派なストレス解消法です。話す相手は身近な人でも、派遣元の担当者でも構いません。
言葉にしてみることで、「自分はちゃんと頑張っていたんだ」と気付けることもあります。身近な人に話しづらい場合は、専門的な相談窓口を探すのもよいでしょう。
自分を責めず、考え方をゆるめる
“もっとこうしなきゃ”と自分を追い込みがちな人は、“できることはやったから、今日はこれでよし”と思う練習をしてみましょう。無意識のうちに自分を責めたり、“こうやらなくては”と固執したりせず、思い切って手放すこともおすすめです。
すぐに気持ちを切り替えるのは難しくても、“ちょっと頑張りすぎていたかも”と気付けたらOK。今日だけでも考え方をゆるめて、ありのままの自分を受け止めてあげましょう。
ストレスと上手に付き合って、明日を少し軽やかに
ストレスはなくすものではなく、上手に付き合うものです。今できることを一つでも達成したら、“今日もよく頑張ったね”と自分に声をかけてあげましょう。その小さな一歩が、明日の自分の心を、少しだけ軽くするはずです。
明日もまた、あなたのペースではたらくことができるのを願っています。今日も1日、お疲れさまでした。
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