まなびカンパネラ　2024年12号

キャリアのプチまなび
3分でわかる！しごとのこワザ
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キャリアのプチまなび

“実は毎日やっている” 社会人にとっての＜学び＞とは

学生時代は学問として、学びに専念していましたが、社会人になると必要性を感じながらも、学びから遠ざかる人は多いのではないでしょうか。お金がない、時間がない、何を学んでよいか分からないと、後回しにする方も多いかもしれません。
しかし本来は社会人だからこそ、学ぶ必要があります。一人ひとりが学び続けて自らをアップデートさせていくことが、仕事に取り組む時間が長くなる＜人生100年時代＞を生き抜く大切な要素になるからです。

資格取得や仕事で使えるスキルを習得することがだけが＜学び＞じゃない

社会人としての学びは、資格試験にチャレンジしたり、仕事で使えるあらたなスキルを習得したりするだけではありません。仕事に取り組む中で、うまくいかなかったり課題に感じたことに、自ら考えて行動し答えを導き出すことも、大きな学びにつながります。

例えば日々の業務でも、時間がかかってしまった作業をどうしたら短縮できるかを考えて工程を見直したり、マニュアルに不具合が出たときは、不備の内容をチェックした上でしくみをつくり直すなど、仮説・検証を繰くり返しながら、工夫されているかと思います。まさにそれこそが忙しい社会人にとっての学びであり、一番身近な成長の機会となっています。そのため、業務の中でより多くの学びを得るには、経験を積み重ねられるように自ら進んで業務を引き受けたり、定期的な振り返りをしたりすることが大切です。

ポイントは成長を実感して学んでいたことに気付くこと

この半年から1年を振り返ってみて、“あたらしくできるようになったこと”“業務のスピードや精度を上げられたこと”はありますか。どんな小さなことでも構いません。以前はできなかったり、苦手にしていた業務ができるようになっていたら、それは仕事という学びを通じて、あなたが成長した証となります。逆に、＜足りない＞＜欠けている＞と感じたことがあれば、今後、克服すべき課題になるでしょう。
思い出したことすべてが学びになっています。気付くことでさらに伸ばしたり改善したりするきっかけとなりますので、一つひとつの業務や出来事を、丁寧に振り返ってみてくださいね。