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【わたしの生きる道】
〜テンプスタッフ創業者の履歴書〜vol.36

「女性がこうして働ける世界があったのか」

「女性がこうして働ける世界があったのか」

シドニーのオフィスに行ってまず驚いたのは女性の管理職が何人もいて、一般の女性社員も責任ある役割を割り当てられていたことだ。男女とも自分の好きな服装で、てきぱきと仕事をしている。廊下に出てトイレに行こうとしたら、通りかかった社長がドアを開けてくれた。そして年齢や地位に関係なく誰もがファーストネームで呼び合う。
男女が分け隔てなく働くのは当時の欧米社会では当たり前だったろうが、私は目まいがするような衝撃を受けた。「女性がこうして働ける世界があったのか」という信じられない思いの一方で「日本ではなぜそうではないのか」という疑問が首をもたげた。

会社の給料は悪くなかった。留学時代のように節約しなくても足りたから、近くのキングス・クロスでショッピングをしたり、スーパーで買い物をしてアパートで料理をこしらえたりした。

そんなある日、出勤して自席に座ると、近くで見知らぬ女性が仕事をしている。「あの人は誰?」「テンプ・スタッフよ」。社員が休むと、その仕事を埋める人材を派遣してくれる会社があるという。

「テンポラリー・スタッフ(臨時社員)」という言葉が、ずしんと音を立てて私の中に落ちてきた。

(日本経済新聞朝刊2013年6月13日掲載の『私の履歴書』より引用)

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