研究開発の仕事ではたらく派遣社員のインタビュー/派遣でも研究開発に就ける|派遣の求人検索・人材派遣会社はテンプスタッフ

スタッフインタビュー

派遣でも研究開発に就ける。
そんな気付きから道がひらけました。

Nさん

更新日 : 2024.05.18

プロフィール

  • 大学・大学院で植物医科学を専攻し、遺伝子や細菌について研究
  • 大学院卒業後、医療機器を扱う商社に営業職として就職するが、自分に合わないと感じて退職
  • 作家業を目指しながらフリーライターや短期のアルバイトを経験
  • テンプスタッフに登録し、現在は臨床検査薬メーカーで研究開発を担当
  • 就業は平日、8:30-17:00

仕事内容について

臨床検査薬の研究開発に従事。大学で学んだ知識や手技も活かせています。

病院などで、疾患を診断する際に使われる臨床検査薬の研究開発に携わっています。臨床検査薬は医療従事者が使うもので、治療薬のように一般の患者さまの手にわたることはありませんが、海外を含めたさまざまなメーカーの競争が激しい業界です。

研究開発の派遣として仕事をするのは、2社目になります。正社員の方が決めた方針のもと、試薬や機器を使って試験を実施したり、データを取ったりするのが主な仕事です。前職ではチームで動くことが多かったのですが、現在は個人作業が多いので、職場によって異なる部分があるかもしれません。派遣と言うはたらき方に至るまでには紆余曲折あったのですが、大学や大学院で学んだ知識や手技を活かすことができ、あらたな知見も得られる今の仕事に満足しています。

派遣を選んだ理由

いきなり正社員を狙うのは狭き門だったから。

学生時代は植物医科学を研究しており、その流れで医療機器を扱う商社に営業として就職したのですが、人間関係が合わず4ヶ月で退職。その後、もともと文章を書くことが好きで、いつか作家になりたいと考えていたのでフリーライターに挑戦しました。しかし、創造的に書くことと、仕事として書くことの乖離を感じてこちらも断念。しばらく「自分には何が向いているんだろう」と、遅まきながら思い悩んでいました。

そこで考えたのが、「やはり大学院で学んだ分野に近しい仕事の方が就きやすいのではないか」と思ったのですが、いきなり研究開発で正社員を狙うのは難しいだろう…。いろいろと自分で調べているうちに、派遣と言うはたらき方があることを知り、いくつかの人材派遣サービスに登録したことが今の仕事に出合うきっかけになりました。

作家になりたい思いも持ち続けていたから。

研究開発に就くことを考えた一方で、「文章を書き続けたい」と言う思いも捨て切れませんでした。派遣なら、正社員と比べて勤務日数などをコントロールしやすく、定時にきっちり終われることも派遣を選ぶ後押しになりました。派遣ではたらくことで、自由な時間を増やして執筆に充てられると思いました。

もちろん、派遣にもデメリットはあると思います。ただ、自分の場合はメリットの方が大きいと判断して一歩踏み出しました。特に、何か打ち込める趣味がある人や、別の大きな目標がある人に、派遣と言う選択肢は非常に合っているのではないでしょうか。

仕事のやりがい

学ぶことの面白さを再確認。あらたな知識が自分の骨身となる達成感もやりがいに。

大学院で学んでからブランクを経て研究開発にチャレンジしたので、最初は不安もありました。でも、細かな分野は違えど、バイオ系の実験で扱う器具の扱い方はそれほど変わりません。就業してはじめて知る機器や装置もありましたが、最初の操作から丁寧に教えていただきました。ありがたく思うと同時に、もともと学ぶことは好きな方なので面白さを感じました。

今でも、教わったことをメモして反復し、完全に何も見ないで作業できるようになったときの気持ちよさは格別です。必死で覚えたことが、脳からからだに染み付いていく感覚。一人でできるようになった達成感は、なかなか他の職種では得られないものだと思います。また、創薬は完成までのスパンが非常に長く、市場に出ないまま終わることも多々あるのですが、少しずつでも開発のフェーズが進んでいることを実感できたときにもやりがいを感じます。

職場環境・人間関係について

自分の常識は、他人の非常識。
違いを受け入れることを心がけています。

前職で営業を経験したときは、職場の雰囲気が自分に合わないと感じていました。しかし、開発の職場は物静かで落ち着いた人が多く、とても居心地のよい環境です。

個人作業が多いこともあり、人間関係での悩みは特にありませんが “自分の常識は、他人の非常識”と言うことを常に心に留めています。自分が当たり前と思っていることも、他人にとっては必ずしもそうではない。例えば器具の使い方一つにしても、職場のQMS(品質マネジメントシステム)のあり方によって変わることがあります。自分のそれまでのやり方との違いを柔軟に受け入れることが、仕事を円滑に進める上でも重要であると再認識しました。

テンプスタッフでよかったこと

どんなときも寄り添ってもらえて、仕事が見つかる安心感があります。

複数の人材派遣サービスに登録した際、「派遣でも研究開発としてはたらけるんだ!」と気付かせてくれたのが求人検索 ジョブチェキでした。検査や細菌などのキーワードで検索すると、派遣の仕事が多くヒットして驚きました。

また、早く仕事を決めなければいけない焦りが生じていた時期だったため、テンプスタッフは登録してからのレスポンスが一番早かったことも決め手になりました。前職を紹介され、ブランクがあることへの不安を話したときも、仕事内容を丁寧に教えてくださったので挑戦してみる気持ちになりました。就業開始後も、1ヶ月ごとに対面やリモートで面談があり、不安に思うことに寄り添ってもらいました。なかなか周囲の人にはネガティブな話をしにくいものですが、さまざまな派遣と接しているテンプスタッフの方に感情を吐露できるだけで安心感が生まれました。

前職はやがて会社自体が解散することになり、社内の人事部から紹介されたのが今のグループ企業です。テンプスタッフの方も迅速に動いてくださったのですが、前職で見知った人が在籍している今の職場を選びました。それまで一緒にはたらいていた派遣も、テンプスタッフの紹介を受けてすぐに次の職場に移り、中には紹介予定派遣に決まった人もいます。テンプスタッフを利用している限り、無職の期間が長くなることはないと思います。

今後のビジョン

執筆時間を確保できる生活スタイルは理想的。このまま書き続けて成果を挙げたい。

現状のまま仕事を続けることも充分可能だと思うのですが、より大学院で学んでいたことに近い、細菌にかかわる研究開発にも興味があります。ただ、やはり作家になる夢は追いかけたい。最近は筆が乗り、文学賞にも応募するようになりました。WEBサイトで作品を公開しているのですが、千人単位で読者が付くようになって手応えを感じています。自宅から通える職場ではたらき、執筆時間も確保できている今の状況は自分にとって理想的。生活スタイルを大きく変えることなく、力の限り書き続けたいと思っています。

1日の流れ

8:30

仕事開始

始業時、もしくは前日に業務内容の確認を取ります。朝、最初にやることを理解しておいた方が効率的に動けます。

12:00

昼休憩

業務内容によって昼食の時間は前後しますが、1時間の休憩はきちんと取れます。

13:00

午後の仕事開始

実験を継続し、データを収集。

17:00

終業

ほとんど残業はなく、退勤後は直帰。終業15分前くらいには当日の業務を終え、翌日の予定確認や雑務を行うことが多いです。

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