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年末・年始の挨拶マナー

一年の節目となる年末・年始には、企業間でも挨拶回りや挨拶状の送付が行われます。今回は、失礼のない挨拶回りの仕方や挨拶状の書き方など、知っておきたい「年末・年始の挨拶マナー」について解説します。

Q1年末の挨拶回りにお歳暮を持参しようと思います。何か注意するポイントはありますか?

A1

年末の挨拶回りにお歳暮を持参する際は、賞味期限や消費期限が長く、なるべく日持ちするものを選びます。その日のうちに食べなければいけない生ものは、なるべく避けましょう。また、切り分ける手間がかからないように個別包装がされている品を選ぶことも忘れずに。
お歳暮を渡す際には、あらかじめ紙袋から出しておき、通された部屋で相手が椅子に座った時、のし紙の正面を相手に向けて差し出しましょう。
また、年末は一年の中で最も忙しい時期ですので、挨拶回りでは長居しないよう配慮することが大切です。

Q2年末のご挨拶に取引先からお歳暮をいただきました。お礼状を送りたいと思いますが、どのように書けばよいのでしょうか?

A2

お歳暮のお礼状は、品物を確かにいただきましたという報告も兼ねて、受け取ってすぐに送るようにしましょう。
文頭は年末の時期に用いる季節の挨拶から始め、取引先の近況を気遣う言葉を述べます(注1)。そして、日頃お世話になっていることへ感謝の気持ちを続けましょう(注2)。書きだしは改行して、一文字下げてはじめ、お歳暮を贈っていただいたことへのお礼を伝えます。その際は、お歳暮の品を丁寧に褒めることが大切です(注3)。最後に取引先の来年の発展や、相手の健康を祈る言葉を述べ、結びの挨拶でまとめます(注4)。

お礼状

Q3取引先に年始の挨拶状を送る際、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?

A3

目上の人や取引先への年賀状で賀詞(表1参照)を使用する場合、漢字一文字や二文字の簡略型の賀詞を使用するのは失礼にあたるため、四文字の「謹賀新年」や「恭賀新年」などを使用するようにしましょう(注1)。
「元旦」は1月1日の朝、「元日」は1月1日を意味します。「一月元旦」「正月元日」などの表現は年号の重複になるので気をつけましょう(注2)。
また、年賀状では忌み語(表2参照)を使用しないようにします。「去年」は、「昨年」「旧年」への言い換えが必要です(注3)。
会社、団体、部署などの組織宛てに送る場合は、敬称として「御中」をつけましょう。個人宛に送る場合は、役職名をつけて「部長 ○○様」と書きます。

●表1:賀詞一覧
賀詞 一文字 寿・福・春・賀・禧
二文字 賀正・迎春・初春・寿春
四文字 謹賀新年・恭賀新年・謹賀新春・恭賀新春
●表2:忌み語一覧
忌み語去る・失う・滅びる・絶える・衰える・倒れる・病む・痛み

年賀状の書き方

Q4取引先の社長が亡くなりました。この場合、年賀状は送らない方がよいのでしょうか?

A4

法人に喪中はありません。一般的には、取引先の社長が亡くなった場合、喪中であるのは会社ではなく、社長のご遺族であると考えるため、会社宛ての年賀状であれば送っても問題ないでしょう。ただし、取引先の会社が同族経営などの場合は、年賀欠礼状が届く可能性があります。その場合には、年賀状ではなく寒中見舞いを、松の内(一般的には1月7日ですが、地域によっては小正月の1月15日前後までを指す場合もあります)以降に送るようにしましょう。

Q5年始の挨拶はいつまでに行くのがよいのでしょうか?

A5

年始のご挨拶は、何かと忙しい元日や営業日初日を避けた上で、早めに伺うようにします。取引先の仕事始めが遅い場合や、早い時期にどうしても時間が作れない場合は、遅くとも小正月(1月15日前後)までには訪問するようにしましょう。
小正月とは旧暦のお正月のことで、1月1日を大正月と呼ぶのに対し、1月15日を中心にした数日間を指します。新年の挨拶として「あけましておめでとう」が使用できるのは、小正月まで。それ以降にお会いする場合は、「今年もよろしくお願いします」と挨拶をします。

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