これは、パーソルテンプスタッフを通じて派遣社員として働いている宮崎さんのお話です。
宮崎さんは福島から上京後、21歳で結婚。主婦として2人のお子さんを育ててきましたが、20年のブランクののちに派遣社員として復帰。現在は宮崎県のコールセンターで働いており、多くの人の信頼を集め活躍されているといいます。
なぜ宮崎さんが20年のブランクをものともせず活躍することができたのか。なぜ信頼を集めているのか。詳しく伺っていきました。
宮崎さんは福島がご出身ということで。
はい。そんなに雪が降る地方ではないんですけど、雪が降って雪かきをするのが嫌で、早く上京して暖かいところに行きたいなと思っていました(笑)
なんか分かる気がします(笑)

21歳から主婦になり、子育てに専念
高校を卒業したら東京の電機メーカーに就職して、事務の仕事をはじめました。でもすぐに結婚相手が見つかりまして。
寿退社ですか。
そうなんです。21歳で結婚したんですけど、夫が宮崎から出向していた人だったので、宮崎県に行くことに。
あら、さらにまた暖かいところに(笑)
ええ(笑)それから子どもを2人、女の子と男の子を出産しまして。それで、下の男の子が高校を卒業するまではほとんど専業主婦でしたね。たまに短期のアルバイトはしましたけど。
下のお子さんが18歳になるまで主婦というと、結構な期間ですね。
そうなんです。子どもが2人とも東京の大学に行くからと家を出て行ったあとは、思った以上にダメージが大きくて、もう本当に寂しくて「どうしよう……」と思いましたね。
それだけ長く寄り添っていたら、そうなりますよね。

ただ、もう落ち込んでいるヒマもないくらいの事態になりまして。
ど、どうしたんですか?
20年のブランクに不安を感じつつ、仕事を探す
子どもの大学の学費や東京での家賃がめちゃくちゃ高くてびっくりしたんです。急に現実が襲ってきましたね。「これはもう、働かなきゃ」って。
ああ、大学の学費と東京での家賃は大きいですね。
ただ、同時に働くことへの不安がありました。その時でもうブランクが20年以上ありましたから……。
確かに、それは不安を感じてしまうかと思います。どうされたんですか?
色々と考えた結果、コールセンターに絞って探そうと思いまして。
なぜコールセンターにしようと?
まず、学歴や資格を問われないことが多くて。私は高卒ですし、資格も運転免許くらいしかありませんでしたから。それに、人と話しをするのが好きだったんです。福島から上京したときも宮崎に移り住んだ時も知り合いがいない土地でしたけど、すぐ人に話しかけるタイプで。
なるほど。お話をするのが得意だったと。

それだけでなくて、当時はコールセンターのお給料も良かったですし、「次に繋がりやすい」とも考えていました。
次に繋がりやすい?
夫がまた転勤でどこか違う土地に行くことになったとしても、コールセンターのお仕事なら全国にありますからね。
なるほど、自己分析だけでなく給料や先も見越して……すごいですね。
実際に夫の転勤で名古屋に行くこともありましたけど、そこでも家から近いコールセンターに応募してみたら「コールセンター経験者」ということですぐに採用されました。ただ……
やりたいコールセンターの仕事が派遣だった
どうしたんですか?
そこは携帯電話メーカーのコールセンターだったんですけど、私が携帯電話にあまり詳しくないし興味がなくて……。もちろん研修はしてもらえたものの、実際の問い合わせ内容はすごく複雑だったんです。
携帯電話のコールセンターは大変そうですね。問い合わせ内容が多岐にわたりそうで。
ええ。システム系はあまり向いてないなと思って、すぐに辞めさせてもらいました。

あらら、そうでしたか。
次はアウトバウンドのコールセンターで働いてみたいな、と思って。光回線の営業をするお仕事が派遣であったので、そこで初めて派遣という働き方を選びました。テンプスタッフではないんですけども。
アウトバウンドはどうでしたか?
1年半くらいやりましたけど、電話を掛ける営業先がどんどん減っていったこともあって終了になりました。それで「やっぱり私は受電のほうが好きだな」と思って、またすぐコールセンターのお仕事を探して。
すごい行動力。それで、見つけましたか。
求人サイトでクレジットカード会社のコールセンターのお仕事が載っていて、「これいいな」って。そのお仕事を扱っていたのがテンプスタッフでした。
お、そこでようやくテンプスタッフに。

引っ越しや病気、慶弔休暇にも対応してもらえた
そこから4年半ぐらい、名古屋でお世話になりましたね。テンプスタッフの担当営業は、距離感が絶妙で居心地が良かったんですよね。
ああ、距離感って人によって好みがありますよね。
そう。変に深入りもしてこなくて、でも何か困ったことがあって相談すると親身になって対応してくれて。だから、その後また宮崎に戻ることになったんですけど、テンプスタッフで続けたいって思いました。
そうでしたか。あ、また宮崎に戻ることになったんですね。
そう、ちょうどコロナ禍になって、夫が在宅で仕事をすることになったので、「じゃあ戻ろう」って。それで急遽、引っ越すことになってしまったんですけど「契約中なのに大丈夫かな?」って心配でした。でも、営業の方が「大丈夫ですよ」ってすみやかに対応してくれて。それに、宮崎のテンプスタッフにも繋いでくださったんです。
なるほど。それで宮崎でも引き続き派遣で働くことに。

ええ。でも、宮崎に戻ってすぐに夫が病気になって緊急手術をすることになりまして。
え!それは大変でしたね……
新しい派遣先に入ってまだ2週間だったので、私自身もどうなるかと思いました。でも、そのまま辞めずにお休みももらえたうえに、「何かあれば何でも相談してください」って言ってもらえて、本当に助かりました。今も通院があるので、ちょこちょこお休みをもらっています。
そうなんですね。
あと、娘が結婚した時も、慶弔休暇が取れたのは嬉しかったですね。遠慮なく使わせていただいて、派遣を続けていて本当によかったなと。
ブランクがあっても、一歩踏み出して仕事をしてみればいい
それは良かったです。今はどのようなお仕事を?
今は、公共交通機関の「高齢者向けパス」に関するコールセンターで対応しています。主に高齢者の方から電話が掛かってきますけど、やりがいがありますよ。何を言いたいか分からなくて掛けてきたりしますし、難しい言葉で対応すると怒られてしまいますし。
確かに、ご高齢者の対応は少し難しそうですね。
普通とは違う難しさがありますね。でも、もう3年目で一番の古株になりましたし、新人のフォローもよくやっています。その際には、「分からないことがあったら悩まずに、何回でも声をかけてね」ってずっと皆に伝えているんです。

「何回でも声を掛けてね」って、なかなかすごいですね。担当営業が宮崎さんのことを「非常に信頼できるスタッフ」と言っていましたが、納得です。でも、フォローするのは大変ではないですか?
いえ、全然。多分、長いこと子育てをしてきたから得意なんじゃないですかね。
なるほど。お話し好きだからコールセンターを選んだし、長く子育てをしてきたから新人フォローも得意。ご自身に合ったお仕事を選べばブランクがあっても全く問題なく力を発揮できるわけですね。
そう思います。ブランクがあったとしても、勇気を持って一歩踏み出して挑戦すればいいと思います。まず行動してみて、そこから考えればいいんじゃないかなって。私もシステム系は苦手ですぐに方向転換しましたからね(笑)
確かに。ブランクがある派遣社員の方には、とても参考になりそうです。
私の経験が誰かの役に立つとしたら嬉しいですし、私自身も派遣社員としてコールセンターでずっと働き続けていきたいと思っています。
