これは、テンプスタッフフォーラムを通じて派遣社員として働いている上原さんのお話です。

上原さんは東京で正社員として働いていたものの、結婚と同時に沖縄に移住。子育てをしながら、派遣社員として活躍されています。

なぜ上原さんが沖縄に移住したのか、沖縄での子育てに大変さはなかったのか、詳しく伺っていきました。

上原さんは、ご出身はどちらですか?

もともと兵庫県の西宮です。甲子園球場のあるところですね。大学卒業まで実家にいて、就職と同時に上京して東京に住むようになりました。

沖縄に移住する覚悟を持ちながら、東京で仕事をする

東京ではどのようなお仕事をされていたんでしょう。

フィットネススタジオなどを運営している会社に入りまして、インストラクターをしていました。2年ほどやってから、社内のキャリアチェンジ制度を使って事務系の仕事に移って。

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事務系のお仕事をされていた、と。

そうです。で、その頃に今の夫と出会ったんですけど。付き合いはじめた時に「実は、言わなきゃいけないことがあって……」って言われて。

な、なんですか? 気になる……。

彼は沖縄出身なんですけど、国家公務員で、沖縄が本務地の仕事をしながら東京に出向の形で来ていると。だから、「いずれ沖縄に戻らないといけないんだよね」って。

あらら。それは結構大事な話ですね。

そうなんですよ。「付き合う前に言えやー」って思いましたけど(笑)、まあ「そうか、いずれ沖縄に行く可能性があるのね」と覚悟して。

沖縄出身の彼とお付き合いをしながらお仕事を続けていった、と。

ええ、それでちょうどコロナ禍がきてしまって、フィットネス業界が大打撃を受けてしまいまして……。

コロナ禍を経て、結婚。そして沖縄へ移住

ああ、そうでしたね。感染者が出たジムもあって、ニュースで報じられていました。

そうなんです。全社的に休業もしなきゃいけないし、解約する人も増えるし……。経営状況も危なくなって給料もガクンと減って、住宅手当も出なくなるし不安になりましたね。東京で一人暮らしでしたから。

それはすごく不安になりそう……。

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それで、部署の方針とかも大きく変わって……。その方針が私としては「どうなんだろう?」と思うところもあって、いよいよ転職を考え始めました。会社も仕事も好きだったんですけどね。

まあ、コロナ禍は本当に大きな転換期でしたよね。

ええ。そうしたら友人の紹介でテレワークをやっている会社があって。採用試験を受けたら入れてもらえることになりました。

どういった会社ですか?

IT系の、オンラインセミナーなどを運営する企業ですね。そこで事務系のサポートとして働きました。

なるほど。じゃあオンラインも得意だから、自社もテレワークで。

そうです、そうです。で、しばらくして結婚もして、新生活が始まった頃に彼に辞令が出まして……。

まさか。

ええ、「沖縄に戻れ」と。まあ、辞令が出た時期も予想通りでしたけどね。

移住したら専業主婦。慣れてきたら仕事探し

それで、沖縄に移住したわけですか。

はい。移住して最初の半年は、専業主婦をしていました。やっぱり、気候も文化も大きく違う沖縄の生活にはプレッシャーがありましたので、慣れるのに時間が欲しいなと。

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何が大きなプレッシャーでしたか?

まずは車ですよね。東京は交通網が発達しているので車がなくても生活に困りませんけど、沖縄では車を運転できないと日々の買い物すらままならないですからね。私自身はペーパードライバーだったので、それが大きな不安で。

それは確かに大変ですね。

実際に車に乗り出しても、東京とは異なる点が多くて。一番は、車線とか停止線とかの線がボロボロで薄いところが多くて見づらいんですよ。

確かに! さっき見かけました。消えかけた停止線。

そう。東京と比べるとインフラ関係が雑なので、線が消えかけているとか、標識の文字がハゲているとかが結構多い(笑)。そんな感じで衝撃を受けつつも、慣れるのに時間がかかりました。

なるほど。で、慣れてきたら仕事を探していって。

ええ、正社員でも探したんですけど、ちょっとお給料が低い仕事が多くて驚きましたね。あっても接客ばかりで。まあ観光業がメインの地域ですので分かるんですけど、とにかく事務系の仕事が少ないし、大手の案件が少ない。

それは沖縄ならでは、ですかね。

「派遣で働くならテンプスタッフ」という自然な流れ

多分そうですね。まあお給料も大事なんですけど、私は職場での人間関係を重視していて。でもそれって、入ってみないと分からないんですよね。そうなると、正社員の場合は結構「賭け」になっちゃうなと。

お給料の条件が合うところが少ないし、入ってみないとどんな会社か分からない。

そうそう。あとは、ワークライフバランスも重視したくて。そうなると、やっぱり『派遣』だなって。で、派遣にするなら『テンプスタッフ』だなって。

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え、なぜそこでテンプスタッフフォーラムを選んでいただけたんでしょうか。

あ、実は東京のIT系企業にいた頃が、派遣スタッフのチームをまとめるポジションで、その時のスタッフがみんなテンプスタッフの方だったんですよね。

そうでしたか!

そこで初めて認識していたんですけど、沖縄に来てからも義理の実家の近くにテンプスタッフフォーラムのオフィスがあったり、バスの広告で見かけたり、バスの車内放送でも耳にしたり。

いろんなところで見聞きしていただいた。

そうなんです。それで、もう派遣で働くならテンプスタッフフォーラムだろう、という自然な流れで。だから他の会社の登録には行かなかったです。

わあ、ありがとうございます。

派遣で就業してから1カ月で妊娠が発覚

正直言えば、まずやってみてテンプスタッフフォーラムがダメなら他に行こうと思っていたんです。それで登録してみたら丁寧にお話を聞いていただいて、コーディネーターの方から「合いそうなお仕事があったらご連絡しますね」って。

その後、連絡があったと。

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はい、結構すぐに連絡が。しかもいくつか候補があって、その中から「受けてみたいな」と思ったところがあったので職場見学に進んだ感じです。通信系の大手企業で、営業事務のお仕事でした。

割と大きめの会社ですかね。

ええ、県内では有数の大企業です。そういったところを紹介してもらえるのも、テンプスタッフフォーラムだからこそだと思いました。ただ、入ってすぐに迷惑を掛けてしまいまして……。

え、なんですか?

入って1カ月経たずに妊娠が分かったんです。

いや、おめでたいじゃないですか。

まあ、普通はそうですけど……。さすがに、派遣先に入って1カ月で妊娠発覚したら、会社側としても「いやいや……」ってなってもおかしくないかなと。職場のグループメンバーも男性しかいないですし。

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どういった反応でしたか?

それが、「おめでとうございます」って笑顔で言ってくださって。どうやらグループ内のほとんどの方が子持ちのパパさんみたいで、すごく優しくしていただいて。

それは良かったです。

仕事にも子育てにも“うちなータイム”にも慣れてきた

そうですね。その後、お腹が大きくなるまでお仕事させていただいて、産休と育休も取らせていただいて、今は復帰してバリバリやっています。

当初は沖縄での生活に不安をお持ちでしたけど、今はどうですか?

慣れるものですね。車も今じゃ余裕で運転していますし。あと、プライベートでも、すごく周りが時間にルーズなんですよね。いわゆる「うちなータイム」と呼ばれるやつで。

あれって本当にそうなんですね。

ええ、仕事ではさすがに時間を守りますけど、プライベートでの食事会とかは基本的にみんな遅れてきます(笑)。もうそれが当たり前なので、「まあ、どうせあとから来るでしょ」「なんとかなるでしょ」みたいな感覚になりました。

すごい。順応していらっしゃる。

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沖縄での子育ても慣れてきましたけど、暑さには注意が必要ですね。さすがに1年を通して暑すぎるので、日に当たらないような行動を意識しています。だから沖縄はメタボ率がワースト1位になっているらしいですけど(笑)

そうなんですね(笑)

まあ、都会の暮らしと比べると色々と大変な面もありますけど、綺麗な海を見るたびに「こんな綺麗な海はここでしか見れないよなあ。来て良かったなあ」と思わされますね。不安はありましたけど、後悔はないですよ。

本当に綺麗ですもんね。こんなところに住めるのはうらやましい。

でもそうやって、プライベートも充実しながらしっかりとしたお仕事にも柔軟に取り組ませてもらえるのは「派遣だからこそ」だったと思います。これからも担当営業の方に相談しながら、柔軟に働いていきたいですね。

上原さんの今後の活躍も期待しています。ありがとうございました!

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