本記事では派遣営業の1日のスケジュールを通じて、派遣営業が日々「何を考えながら仕事をしているのか」を紐解いていきます。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

今回の派遣営業:本庄 千穂(ホンジョウ チホ)2016年パーソルテンプスタッフ入社
所属:ダイバーシティ営業部 DS四課
勤務地:新宿
担当エリア:都内全般
担当スタッフ数:70名ほど(2022年7月現在)

派遣営業の1日(本庄 千穂の場合)

朝6時

保育園に通う子どもがいるので、朝は早いですね。6時には起きて準備をしつつ、保育園が7時からなので子どもを6時半ぐらいに起こして、朝ごはんを食べさせます。

保育園に送るのは夫がやってくれているので、7時前には子どもと夫を送り出しますね。その後にチャチャッと自分の準備をして、朝ごはんは食べずに出ます。家が幕張方面なので、新宿までの通勤には1時間ぐらい。なので、オフィスに着くのは8時半ぐらいでしょうか。

朝9時

メールの確認や色々な準備をして9時から仕事ですけども、勤務時間は9時~16時の時短勤務ですね。午前中の仕事は日によって異なりますが、ミーティングが入ることもあれば、スタッフの方との面談が入ることもあります。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

今やっている仕事は、大きく2つあります。
1つは派遣営業としてクライアントとスタッフを担当する仕事で、4割程度を占めますね。スタッフは70名ほど担当しています。

もう1つの仕事は、所属している『ダイバーシティ営業部』という名前のとおり、多様な働き方を実現するため、サービスの企画推進をするというところ。これが6割を占めています。私はその中でも『フレキシブルキャリア』というサービスに力を入れていまして、社内外にどう拡販していけばいいのかを考えながら施策を打っている、という感じですね。

ちなみに『フレキシブルキャリア』というのは、子育て中の主婦やフリーランス、兼業をしている方で、「ハイスキル人材で、短時間勤務希望」という方に、短時間で社員並みに活動できるようなお仕事をご紹介するサービスです。

時間の制約と両立しながら、これまで培った専門性を活かすことができる新しい働き方『フレキシブルキャリア』

時間の制約と両立しながら、これまで培った専門性を活かすことができる新しい働き方『フレキシブルキャリア』

夕方16時(時短勤務)

16時に仕事を終えて、家に着くのは17時20分くらいですね。

保育園は18時を過ぎると延長保育になってしまうので、18時にはお迎えに行きます。お迎えから帰る時、子どもが「まっすぐ帰りたくない」みたいなことをよく口にするので、近くの公園に行って遊ばせてから帰ったりしますね。まあ、その時に自分の心に余裕があれば、ですけども(笑)

それで帰ってきてからご飯を食べるわけですけど、一緒に食べて、一緒にお風呂に入って、その後に寝かしつけをします。以前は別々にしていたんですけど、どう頑張っても一緒に子どもと寝てしまうことが多くて。「どうせ寝落ちしちゃうんだったら、一緒に寝る前提で進めていこう」と思ってスケジュールを変えました。

スケジュールといえば、今は時短で働いているので18時の保育園に間に合っていますけど、今後フルタイムに戻すとなったときに「どうしようかな……」っていう不安はありますね。やっぱり、どこか『犠牲』にしなきゃいけないところが出てくるんじゃないかなと思うので。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

スタッフに、心の底から共感していない接し方をしていた

今でこそ「保育園が」と言ってますが、もともと私は秋葉原や渋谷のオフィスでずっと派遣営業だけをやってきて、とにかく数字を追いかける「ゴリゴリの営業」だったんです。

派遣営業ってスタッフとクライアントのどちらも担当しますけど、今思えば「クライアント寄り」になってしまっているところもあって…… だから、当時は「時短」もあんまり理解できていなくて、大変だとはよく聞きましたけど「何が大変なんだろう?」って思ってしまってました。

でもそれは、自分が20代前半と若いこともありましたし、たまたま周りに時短で働いている人がいなかった、というのも原因としてあったと思います。子育ての大変さをリアルに実感する機会がなかったわけです。

なので、スタッフの方と面談している時に「子育てが大変なんです」という話を聞いても、「ああ、そうなんですね」とか「へー、大変なんですね」みたいな、口先だけで返答しているような感じで…… どうしても心の底から共感していない接し方だったんですよ。

それが変わっていったのが、自分自身も結婚・出産を経験して、産休・育休をとったところからですね。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

保育園から毎週来る連絡、そしてコロナ禍による休園……

いま、産休・育休から仕事復帰して1年くらいですが、本当に『大変』でした……

保育園には0歳児で入れたんですけど、最初は風邪を引いてしまうこともあり保育園に預けられない状態が2~3カ月続いてしまって…… やっと保育園に預けることができたと思って会社に出勤したら「熱が出た」って連絡が来てしまって保育園に舞い戻る、みたいなことばかりでした。復帰したての頃は、もう毎週のように保育園から連絡がありましたね。

土日になってようやく落ち着けると思ったら、そこで子どもも力が抜けたせいか、また熱を出しちゃう、みたいなことも多くて…… 土日もずっと看病して終わってしまったこともよくありました。そういったことを経験していくうちに「あ、これが皆さんの言っていた『子育ての大変さ』か」って身を持って感じていきました。

子どもの熱もだんだん落ち着いてきて、私も普通に会社に通えるようになったと思ったら、今度はコロナ禍になって…… 保育園も休園になってしまうことがすごく多くなりました。「明日から休園です」って連絡が前日の夕方に来るみたいなこともあったりして、1週間とか2週間とか休みになってしまうので、ものすごく困りましたね。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

幸い、実家が近いので実家に預けられる時は預けて、自分は出社して。ただ、両親も働いてるので、どうしても預けられない時もあって…… その時はもう、夫婦で午前・午後で分けて在宅しながら面倒を見るとか、そんな感じでやってましたね。ちょっと融通を利かせてもらって、在宅勤務を多めにさせてもらうこともありました。

でも、在宅でちゃんと仕事ができるかって言われると、そんなこともなくて…… 子どもがすぐ「ママ、ママ」って来るので仕事をするのが難しいんですよね。そんな感じで、いろんな苦労がありました。

産休・育休明けに、スタッフへの接し方が大きく変わった

面談でスタッフの方から「子育てが大変なんです」という話を聞いたら、今は本当の意味で心の底から「大変ですよね」って言えるようになった気がします。

自分自身が産休・育休から仕事復帰して様々なことを経験したことで、まったく考え方が変わりましたね。スタッフの方に「今、子どもが1歳で」とか言われると「あ、じゃあこんな感じですよね」みたいに会話がすごく弾むようになりましたし、逆に育児のアドバイスをもらうことも増えましたし。

スタッフの方と気軽に相談し合える関係性が自然に作れるようになったというのは、とても大きなことだと思います。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄

最近も、中学生の娘さんがいるスタッフの方から連絡があって、「娘が思春期で不登校になりがちなので、支えてあげたいので終了させてください」という相談をされたんです。

もし、以前のゴリゴリの営業時代の自分だったら「終了?……そうですか……」みたいに思ってしまうところが正直あったんだろうと思うんですよね。でも今は、本当に心から「わあ、そうなんですね。それはもう、ぜひ支えてあげてください!」って寄り添っている自分がいました。

とはいえ、子育てと自分のキャリアとのバランスというのは私自身もずっと悩んでいます。「今後、保育園も延長することになるだろうけど、そうまでして子どもとの時間をなくしていいのかな」みたいなところも考えてしまいますね。

私が担当している『フレキシブルキャリア』にもいらっしゃいますけど、やっぱり「働きたくても子育てとの両立でなかなか働けない」とか「他のことを優先しながら働きたい」という人が世の中にはすごくたくさんいるんだなっていうのが身をもって実感できるようになりました。

ですから、そういった方が働きやすい環境を見つけるお手伝いを、今後もしていきたいですね。今の私だったら、心の底から全力でサポートができると思います。

産休・育休明けに時短勤務で仕事復帰した本庄