これは、テンプスタッフを通じて派遣社員として働く大沢さんのお話です。

大阪で生まれ育った大沢さんは、大手生命保険会社で働いていましたが、東京に移り住むことに。派遣会社を介していくつかの派遣先で働きますが、現在は丸の内にある大手商社の財務部門に勤務しています。

大沢さんがなぜ東京に移り住み、派遣社員という働き方を選んだのか、いくつかの派遣先で働いてきた経緯はどのようなものだったのか、探っていきました。

大沢さんは大阪で生命保険会社にいらっしゃったんですよね。

はい、新卒で入社しました。


「この仕事って必要かな?」というストレス

なぜ生命保険会社を選んだんでしょうか?

学生時代から営業系のアルバイトとかが向いてなくて、面接の時点で見抜かれて落とされてたんですよ。

へえ。それで事務の仕事がしたい、と。

ええ、ただ新卒で事務に絞ると本当に少なくて。何社か面接を受けて、一番合いそうだなと思ったしご縁をいただいたのが生命保険会社でした。

そこではどのくらい働かれたんですか?

5年ですね。同じ会社の人と結婚して、退職して。それで、夫の転勤で東京に移ることになりまして。

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東京に移ってからお仕事はされたんですか。

4カ月ぐらい仕事はしてなかったんですけど、やっぱり働きたいなと思って。前職ではやりがいもありましたが、やっぱり仕事のプレッシャーから来るストレスもあったので、「もうちょっと力を抜いて仕事ができないかな」と思ったんです。それで、派遣も選択肢に入れはじめました。

「仕事のプレッシャーから来るストレス」ということですけど、どんなストレスでしたか?

人間関係だとか昇進だとかっていうのもありましたし、自分で考えてする仕事よりもひたすら作業をする時間が多くて「この仕事って私じゃなくてもいいのかな?」「この仕事って必要かな?」みたいな感じでしたね。

振れ幅の大きい派遣先に困惑

なるほど、大企業だとありそうですね。そこから派遣も視野に入れて仕事探しを。

はい。ある会社の総務部の仕事が良さそうだなと思って、それを扱っている派遣会社に登録に行きました。すいません、テンプスタッフではなかったんですけど。

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いえいえ、お気になさらず。どうでしたか、そのお仕事は。

もちろんやりがいはあったんですが、仕事量も内容も「まだ余裕があるな、もう少し頑張れるな」という気がしたんですよね。

その後はどうしたんですか?

担当営業さんに相談したら「もう少しご自身の判断で動けるお仕事内容もいいかもしれませんね」ってことで別のところを探してくださって。

それは良かったですね。次のところはどうでしたか。

そうしたら今度はめちゃくちゃ忙しくて(笑)

え!

営業事務なんですけど、予想よりもはるかに仕事量が多くて22時くらいまで残ることもあったので「正社員じゃないし、もっと早く帰りたいな……」って思っちゃいましたね。

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ちょっと振れ幅が大きいですね……。

そうなんです。しかも、ちょうどその時にトイプードルを飼い始めたんですけど、帰りが遅くてお留守番になることが多かったので、寂しい思いをさせてしまって。


「派遣先を辞めたい」と伝えたけれど……

わあ、それは大変。それも担当営業さんには伝えたんですか?

それが、前の職場で担当してくれた営業さんから代わっていたんですけど、次の営業さんに相談してもあまり親身になってもらえていない気がして。

それは大変でしたね……。

面談でも「このまま続けるのは難しいです」って伝えたんですけど、なかなか話が通らずに時間ばかりが過ぎてしまって。それで、半年くらいして「ちょっとこの状況が続くのはしんどいな」って。

それはそうですよね。

また違う派遣先にしてもらったとしても、相談しにくいな、とも思ってしまって、少し申し訳ない気はしたんですがもう派遣会社ごと変えようと。

派遣先を変えようと決定的に感じたのはどこだったんでしょうか?

ひとことで言うと「信頼関係」でしょうか。当時の担当者さんとの相性もありますかね。



そして私は、派遣会社を変えることにした

信頼できない、と。

信頼できないというのは大げさかもしれませんけど、こちらからも相談がしにくくなってしまって。

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確かにそうですよね。

そもそも派遣先で働くときって、「派遣元から来ました」というスタンスで働くじゃないですか。

はい。

なので、派遣先と派遣元の中間に入ってくださっている担当営業さんの存在はすごく重要で、その方に相談しにくいと不安になるし怖いんですよね。

それで「派遣会社ごと変えよう」と思って、どうしたんですか?

また自分で仕事を軸に探して、それで今の仕事を見つけました。そのお仕事を扱っている派遣会社がテンプスタッフでした。

そうでしたか。具体的にはどんなお仕事でしょうか?

東京・丸の内にある大手商社の財務部門で仕事をしています。

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すごく気に掛けてくださる素敵な職場

職場環境はどうでしょう?

本当に皆さんいい人ばっかりで、効率よくテキパキとお仕事されてる感じですし、仕事もしやすいですね。

「これ、何のためにやるの」みたいなのもない、と。

そうです、まさに。今は決算のための仕事が多くて、「この数字を出すために」みたいに明確なので、やりがいもありますよね。

仕事の量はどうでしょうか?

ちょうどいい感じです。しかも、残業になりそうだったら、派遣先の皆さんがすぐに声を掛けてくださるんですよ。「それ、引き取りますよ」って言って。

わあ、素敵な職場。

すごく気に掛けてくださって、ありがたいですね。

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では、テンプスタッフの担当営業はどうでしょう?

今の担当の方で3人目なんですけど、皆さん本当にいい方ばかりですよ。

そうですか。ホッとしました。

今の担当の方が一番長いですけど、すごく気に掛けてくださって。ただ、ちょっと申し訳ないことがあって。

え、申し訳ないこと?



「大事にしているもの」を理解してくれる担当営業

いまの仕事ではストレスも少ないので特に悩みもないんです。だから、「何でも相談してくださいね」って言われても相談することが何もなくて(笑)。せっかく足を運んでくださっているのに申し訳ないなと。

申し訳ないだなんて、そんな。本当に何もないんですか?

あ、以前は少しだけありましたね。コロナ禍の時に在宅になりましたけど、それがすごく良かったんですよね。それで、コロナが明けてきて「在宅は今後減るかも」ってなった時に、一度ご相談させていただきました。

それは、やっぱりワンちゃんのことで?

そうなんです。前職では仕事が終わる時間が遅くて寂しい思いをさせてしまったので、在宅勤務を活用しながら仕事を続けたいという思いがあったんです。

そうですよね。

「ペットのことでなんて、相談に乗ってもらえるかな……?」って思っていたんですけど、担当営業の方に「もちろんですよ。大事なご家族じゃないですか」って言ってもらえて。

大事な家族。確かに。

自分が大事にしてるものを理解してくださっているのは、すごくありがたいですね。あと、派遣先の方にも同じように言っていただけて、本当に周りの人に恵まれたなあ、と。

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「辞めたい」と伝えたことで今の派遣先に出会えた

じゃあ、大沢さんとしては良い職場に巡り会えた感じでしょうか。

そうですね。先ほど言ったようにストレスも少ないですし、すごく良い環境です。私以外の派遣の方と話をしても、「いい会社だよね」という声をよく聞きます。

すごい会社!お休みも取りやすいですか?

そうですね。財務部なので決算期は結構忙しいんですけど、それ以外の時期はお休みも取りやすい環境です。

いやあ、本当に良い職場なんですね。

はい。テンプスタッフの担当営業さんも、すごくレスポンスも早いですし、めちゃくちゃ助かっています。

そうですか。良い担当営業だと言っていただけて良かったです。

今の職場はもうすぐ3年なんですけど、去年ぐらいから「あと1年ですね」「今後こういう選択肢がありますよ」とかいろんなことを提案してくださって。なので、長く働くうえで不安なく過ごせたのもありがたかったです。

あ、もうすぐ3年なんですね。

はい。これまでの派遣先での経験があって、自分の中に価値観ができていった感じがします。それで今、長く働けそうなところに出会えて良かったなって。本当にテンプスタッフの皆さんにも感謝ですね。

もし何かストレスが出てきたら、すぐに相談してくださいね。大沢さんの今後の活躍も期待しています。ありがとうございました!

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