今回は、パーソルテンプスタッフ株式会社が2024年8月20日(火)に福岡にある久留米オフィスで開催した『KODOMO HATARAKU』という子ども向けのイベントについてレポートいたします。
久留米での子ども向けイベントが具体的にどのような内容だったのか、どういった思いで企画されたのか、詳しく見ていきましょう。
イベントの概要
パーソルテンプスタッフでは、2017年から『KODOMO HATARAKU スマイルプロジェクト』を運営し、イベントを実施しています。
このイベントは、パーソルグループのビジョンである『はたらいて、笑おう。』を子どもたちに体感してもらうため、“仕事を見て、学んで、体験できる機会”として定期的に実施しているものです。
そして今回は福岡・久留米での開催ということで、久留米ジョブコーディネートセンターではたらくママたちの子ども(小学生)17名が参加。イベントの内容としては『名刺交換体験』『職場体験』『架電体験』など、様々な体験を中心に実施されました。
それでは、イベントの流れを順に見ていきましょう。
▼アイスブレイク
まずは集まった子どもたちに向けて1日の流れや注意事項を説明し、“〇×クイズ”でアイスブレイク。
「今みんながいるこの場所は、ビルの8階である。〇か×か?」といった簡単なクイズでしたが、さっそく「え? 何階だっけ?」「忘れたー!」と盛り上がりました。

▼名刺作成体験
続いて、名刺交換に向けて名刺を手作りすることに。自分の写真が貼られたカードに名前を書いたり、シールでデコレーションしたりして名刺を作っていきます。
男の子たちは書く内容で盛り上がったり、女の子たちはデコレーション方法で盛り上がったりと、それぞれ楽しそうに名刺を作っていました。

▼名刺交換体験
各自で作った名刺を持って、いよいよ名刺交換の体験です。名刺交換のやり方を教わったら、社員一人一人と名刺交換をしていきます。
小さな子どもたちが自分の名前を言いながら「よろしくお願いします」と名刺交換をする様子は、とてもかわいらしいものでした。なかには自分の名刺だけ渡して去っていく子が「私の名刺ももらってー!」と呼び戻される、なんて場面も。

▼職場体験
名刺交換を終えたら次は、ママたちがはたらく職場を見学に行きました。イベント会場とは別のフロアに“久留米ジョブコーディネートセンター”があり、そこで電話対応しているママたちに会いに行くと、一段とテンションが上がる子どもたち。
ママを探して見つけると走り出したり、駆け寄って行ったりと、何ともほほ笑ましい光景が広がります。ママたちも子どもたちの訪問に、ひと時の癒しを味わっている様子でした。

職場への訪問を終えると、「みんなでママやパパにお手紙を書こう」という時間も設けられました。ママたちがはたらく職場を見たことで両親に対する感謝の念が湧いてきたようで、スラスラと書いていたのが印象的でした。おうちに帰って渡されたママとパパは、さぞ嬉しかったことでしょう。

▼架電体験
イベント会場に戻ると、次は『架電体験』です。ママたちがやっていた「電話でのお仕事のご紹介」を実際にみんなも体験しました。

事前に「紹介したいお仕事」をみんなに設定してもらい、そのお仕事の“楽しいところ”や“大変なところ”、“お給料”まで考えて案内してもらうのです。
男の子は「スポーツ選手」、女の子は「デザイナー」など、それぞれ好きなお仕事を自ら考えてお客様役の社員に対して丁寧に紹介してくれました。

なかには“お給料”を「8,000億円です」と案内している子もいて、隣でサポートしていた社員が「それ、私がやりたい!」と声を上げて笑いが起きる場面も。みんな楽しそうにお仕事を紹介していました。
このイベントを、なぜ企画したのか
冒頭のアイスブレイクから、司会進行を務めていたのが久留米ジョブコーディネートセンターの片平です。片平は、今回のイベントを「久留米でもやろう」と企画した一人だといいます。

久留米ジョブコーディネートセンター マネージャー 片平
そこで片平に、どのような思いでこのイベントを企画したのか聞いてみました。
もともと社長が久留米に来た際に、「久留米はお子さんがいる方が多いんです」という話をしたら、「だったら子ども向けのイベントとかやったら喜んでもらえるんじゃない?」という話をしてくださって。
それで部長とも「せっかくなら何か学びになるようなイベントができたらいいですね」と話をしている時に、社内のイントラネットでこのプロジェクトのことを知ったんです。それで、久留米でもやりたいなと思って動き出しました。
「なぜやりたいか」という根本の目的としては、やっぱり子どもたちが将来『はたらく』ということに対してワクワクできるように、ですね。子どもの時の思い出って大人が思う以上に印象に残るものだと思いますので、そんなきっかけになれたらいいなと。
あと、家族がはたらいているところを見ることで、改めて感謝できたり、応援できたり、家族の絆がより深まるようなきっかけにもなるんじゃないかと思いました。
今回で3回目になりますけど、社員たちからも「子どもが『今年もないの?』って言ってます」と言われたり、参加した子の親から「すごく喜んでましたよ」といった感想を言われたりすると嬉しいですね。
そして、企画から実行まで一緒に対応してくれるリーダーやメンバーの協力があって実施できているので、本当に感謝しています。今後も継続していきたいですし、もっと対象を広げて中学生や高校生向けにも何か企画していけたらと思っています。
▼修了証の授与と記念撮影
予定していた体験イベントもすべて終わり、参加した子どもたち一人一人に修了証が手渡されました。そして、記念撮影もパチリ。

最後はプレゼントのお菓子をもらって子どもたちもご満悦。参加した子どもたちの口からは「楽しかった!」「ママも大変なんだなーと思った」といった感想が聞こえてきました。
家に帰ってから、ママやパパのはたらきぶりを労ってくれたのではないかと思います。そして、“仕事をすることの喜び”が子どもたちにも伝わっていたら、嬉しいことですね。
またこうしたイベントが開催された際は、取材してご報告させていただきますので、どうぞお楽しみに!