今回は、パーソルテンプスタッフ株式会社が2024年3月30日(土)にオンライン上で開催した『はたらく未来は、かならず変わる “今”わたしをアップデートしよう』というイベントについてレポートいたします。

1,700人近くもの就業中のスタッフの皆さんにお申し込みをいただき、アーカイブを含めた合計視聴数が2,200名近くにもなったこのイベント。どのような内容だったのか、どういった思いで企画されたのか、詳しく見ていきましょう。

イベントの概要

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『はたらく未来は、かならず変わる “今”わたしをアップデートしよう』と題している本イベントですが、私たちがはたらく環境は今、どのように変わってきているのでしょうか。そんなことを理解しながらも、「どう対応すべきなのか」を考えるオンラインイベントでした。

イベントの構成としては大きく2つ。第1部は、元AERA編集長であり、50代での転職を経験されたジャーナリスト浜田敬子さんによるセミナーです。そして第2部では、当社スタッフィング企画本部の後藤と派遣スタッフとして就業する方とのディスカッションでした。

それでは、イベントの流れを順に見ていきましょう。

▼イベント前半(浜田敬子さんのセミナー)

イベントは、司会であるパーソルテンプスタッフ・堀の挨拶からスタートしました。

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そして前半は、ジャーナリストである浜田敬子さんのセミナーでした。

浜田さんは1989年に朝日新聞社に入社し、AERA編集長を経て20173月末に50歳で退社。その後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げ、現在はフリーランスのジャーナリストとしてご活躍されています。

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そんな浜田さんのお話しは労働人口減少の話題からはじまり、「研究結果をもとにしたはたらく環境の変化」について解説がありました。しかし、決してネガティブではなく「これからも求められる人材でありつづけるには何をすべきなのか」ということを分かりやすく話してくださいました。

例えば、生成系AIの普及によって、私たちのはたらき方が大きく変化する中で必要なのは「変化を楽しみながら学んでいくこと」。

また、「『〇歳になったから私には無理だ』と年齢を制限することなく、いくつになっても変化し、学ぶことはできる」という力強い言葉には、50歳で大企業から転職した浜田さんのご経験があるからこそ、非常に説得力がありました。

セミナー終了後の質疑応答では、参加者より事前にいただいた質問について浜田さんから回答がありました。事前にいただいた質問は、なんと180件以上。関心の高さが伺えました。

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「年齢を重ねていくなかで必要な人材の共通点は何ですか?」という質問については、『変化を楽しむことができ、前向きに取り組める人』に加え、『他人のことを考えて行動し、自ら仕事を見つけ出す“落ちたボール”を拾える人』という回答でした。参加者は特に、この“落ちたボールを拾える人という着眼点に大きな刺激を受けた方が多かったようです。

また、「道に迷いそうになった時の指針は何でしょうか?」という質問には、『ワクワクするほうを選ぶようにしています』と答えていらっしゃったのも印象的でした。

オンラインイベントの裏側

浜田敬子さんのセミナー中は、投影資料はもちろんのこと参加者からのコメントが画面に表示されるようになっていました。

そうしたオンラインイベントだと視聴者の方には伝わりにくいのですが、実は、会場にはカメラや音響、スイッチングの機械など、たくさんの機材がズラリと並んでいました。

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考えてみれば、カメラが切り替わったり、適切な音量になったり、チャットでコメントを書き込めたりと、スムーズなオンラインイベントの裏側では様々なシステムが不可欠になります。

今回、そういったシステムを得意とする専門の会社の皆さんが、裏方として動いてくださっていました。皆さんで細かな指示を出し合いながら、テキパキと的確な運用をされていたのも非常に印象的でした。

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▼イベント後半(パネルディスカッション)

イベントの後半は、派遣スタッフとして就業する方とのディスカッションです。タイトルは下記の通り。

『学んでみたら、得意を見つけた。挑戦したら、新しいわたしに出会えた!』

この記事の取材をしたのは午後の回でしたが、司会であるパーソルテンプスタッフの後藤に加え、スタッフの方は岡本さんと三好さんの2名が登壇されていました。

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司会の後藤がお2人に質問をしながら、どのようにして「学び」をし、何に「挑戦」をし、今どのように活躍されているのかを引き出していきました。

ディスカッション中、画面には参加者からのコメントがたくさん表示されるようになっていましたが、下記のような声が表示されていました。(一部抜粋)

参加者の声

・前向きで素晴らしいですね
・まず学ばねば。やる気がみなぎってきました
・今日のセミナー受講も『学び』の第一歩なのかなと感じました

このイベントを、なぜ企画したのか

参加者からのコメントをチェックしながら、会場の隅でイベント全体を見渡していたのがスタッフ育成推進部の安形と加藤です。スタッフ育成推進部は、まさに今回のイベントを企画した張本人。

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スタッフ育成推進部の安形(右)と加藤(右から2人目)

スタッフ育成推進部の加藤に、どのような思いでこのイベントを企画したのか聞いてみました。

はたらく環境が急速に変化する中で、派遣スタッフの皆さんも「今後どうしていこう……」と悩まれている方もいると思います。そんな皆さんに、ここから一歩踏み出せるようなきっかけをつくりたいという思いで、50歳での転職を経てご活躍されている浜田敬子さんに登壇をお願いしました。

浜田さんには直接メールでご依頼しましたが、「浜田さんの話を派遣スタッフの皆さんに届けたいのだ」という思いが溢れてしまって、かなり暑苦しいメールだったと思います(笑)。背景をくみ取ってご快諾いただけたことはとても嬉しかったですね。

セミナー開催の結果としては1,100人くらいの方にリアルタイムでご参加いただいて、前向きな嬉しいコメントを見て私も背中を押してもらいましたね。今後もこういった機会をスタッフの皆さんにどんどん提供していきたいと思っています。

人材派遣会社として、単にお仕事を紹介して終わりではなく、一人ひとりのスタッフの皆さんに、はたらく意義や成長実感を得てもらいたいという思いを常に持っています。

ただ、同じ職場にはたらいている仲間がいなかったりすると、なかなか自信を持てなかったり、不安になってしまうスタッフの方もいらっしゃいます。こういったイベントを通して「仲間がたくさんいる」ということを体感していただき、一緒に前へ進める場所をつくっていきたいですね。

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スタッフ育成推進部 加藤

イベント参加者の声

1,100人もの方が参加したイベントも無事に終了し、最後は登壇した皆さんで記念撮影です。登壇したスタッフの皆さんも、「緊張したけど楽しかったです!」と笑顔で帰っていかれました。

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オンラインでご参加いただいた皆さんからは、コメントとして次のような感想を頂戴することができたようです。(一部抜粋)

・こうしてコミュニケーションできて、自分だけじゃないって思えたのが嬉しい
・自分ができることを何かはじめよう、と背中を押してもらえました
・勇気をもらいました。パーソルテンプスタッフで就業できて幸せだと思いました
・今後必要となるスキルやマインド、それを体現している同じ派遣スタッフの仲間の話。もう本当に涙がでるほど感動しました!

またこうしたイベントが開催された際は、取材してご報告させていただきますので、どうぞお楽しみに!