派遣会社が実施する『イベント』の詳細をレポートしていくこの企画。
今回は、パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社が2024年3月2日(土)に西梅田で開催した『エネラボ!2024』についてレポートいたします。
この『エネラボ!』は、告知をして1週間も経たずに満席となり、当日は12組27名の親子が参加して「楽しかった」という声も多く寄せられました。では、具体的にどのようなイベントだったのか、詳しく見ていきましょう。
『エネラボ!2024』の概要

『エネラボ!2024』は、身近にあるエネルギーの仕組みや使い方について親子で楽しく学べる無料の体験教室です。
パーソルエクセルHRパートナーズの技術社員による実演を交えながら、「セミナー」「ディスカッション」「体験」の3つのセクションで構成。それらを通じて身近なエネルギーについて一緒に考える機会となるものです。
それでは、イベントの流れを順に見ていきましょう。
▼セミナー(エネルギーの基礎講座)
イベントのスタートは、セミナーからでした。
パーソルエクセルHRパートナーズの技術社員から「エネルギーの歴史」や「日本のエネルギー事情」、「“省エネ”をしなきゃいけない理由」について解説がありました。
時折クイズも出されながら、子どもたちも真剣な表情で話を聞いていました。

▼ディスカッション
続いて、グループに分かれて意見交換をしていきます。
身近な「エネルギー」とは何なのか。そのエネルギーは何に使われているのか。そして、そのエネルギーを節約するにはどうしたらいいのか。いくつかのテーマについて親子でアイデアを出しながら、付箋に書いて貼っていきました。

最後は、各テーブルの代表者が発表をしていきました。
「電気の使用量を減らすには?」といったテーマでは、「早寝早起きをしたらいい」「ローソクで過ごしたらいいんじゃない?」「乗り物は使わず走ろう」などなど、子どもらしい自由な意見が次々と出てきました。

▼発電体験
続いて「発電体験」です。白熱電球・蛍光灯・LED電球と、それぞれの電球の消費電力や明るさの違いを知ることで、照明エネルギーの実体を体験しました。
さらに、“手回し発電機”を使って各電球を点灯させるのに必要なエネルギー量も体感しました。子どもたちは率先して手を挙げて、積極的に参加していたのが印象的でした。
また、太陽光発電と同じような簡単な装置を使って、「光を当てると発電する」という体験も興味津々に取り組んでいました。

▼体験コーナー
休憩時間には、セミナールームの壁側にあった『体験コーナー』に人だかりができました。体験コーナーでは、手回し発電機を使って走る電車の模型があり、子どもたちが順番に電車を走らせては歓声を上げていました。

▼ランタンづくり
そして最後は、太陽光発電の仕組みを使った省エネグッズ「充電式ソーラーランタン」を作りました。カラーフィルムをセットして好きな色にしたり、シールを貼ってデコレーションしたり、思い思いのデザインに仕上げていきました。
ソーラーランタンはお持ち帰りしていただけるので、家で光らせて楽しむことができます。お子さんたちもご家族の皆さまも、エネルギーを身近に感じる機会になったのではないかと思います。

なぜ『エネラボ!2024』を企画したのか
最後に挨拶をしたのが、主催者でもある増本です。どのような思いでこのイベントを企画したのか、話を聞いてみました。

パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社
システムテクノロジー本部 技術能力開発部 増本 悟一
もともと社長から、「自ら行動できる技術者を育てよう」「そのためにも、何か社会に貢献できることを考えてみてはどうか」というお話がありました。
ただ、社会貢献といっても私たちが単に募金活動をするとか、ゴミ拾いをするというのは違うかなと思ったんです。
当社は、パナソニックグループなどモノづくり企業への技術者派遣・アウトソーシングサービスを展開しており、エンジニアが多数活躍しています。「技術」を生業にしていて、プライドを持っています。その「技術」によって社会に対して返せるものは何かを突き詰めて考えたのが今回のようなイベントでした。
実施しながらも、技術で何かを返すというだけでなく、お子さんたちが技術に興味を持ってくれて将来わたしたちと同じ技術者になってくれたらいいなという思いもありました。
業務をしながらの準備でしたので大変な部分はありましたが、他部門からも応援に来てくれた社員たちが多くいて嬉しかったですね。社員にとっても学びが多かったと思いますので、またこういったイベントを引き続き開催していきたいです。
『エネラボ!2024』参加者の声
今回、社員とその家族だけでなく一般の方にも多数ご参加いただきました。そして、次のような感想をいただきました。(一部抜粋)

保護者の皆さまの声
・子どもたちがいろいろと考えていたので、すごく良かった
・斬新で新鮮なアイデアを子どもがたくさん出していて驚きました
・子どもたちが楽しんでいたので、来て良かったです
お子さんたちの声
・エネルギーについて最初に説明してもらえたのが良かった
・省エネ対策で出したアイデアは自分でもやっていこうと思う
・ソーラーランタンづくりでいろんな工夫をして楽しかった
お子さんたちも本当に楽しんでいたようで、初めて会った子同士でもいろんな相談をしながら手を動かしていたのがとても印象的でした。

そして最後は、みんなで記念撮影をパチリ。

障害者雇用をしているグループ会社の『パーソルエクセルアソシエイツ』で作られたクッキーがお土産として配られ、ソーラーランタンとクッキーを手に、皆さん笑顔で帰っていかれました。
またこうしたイベントが開催された際は、取材してレポートさせていただきます。どうぞお楽しみに!