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皆さまが、この先のキャリアを長い目で見据えたときに、さまざまな「働き方」の可能性を視野に入れて考えていただけるよう、2018年度の「キャリアのプチまなび」では、派遣から正社員への転職ノウハウを紹介しています。
未経験職種への転職をかなえる方法 |
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これまでの事務経験を生かすべき?別の職種も視野に入れた方がよい? |
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分かりやすい報・連・相を心がけよう
知っていても「正しく」実践できていますか?
報・連・相とは「報告・連絡・相談」の略です。仕事はまず、指示命令の内容を正確に把握することから始まります。そして業務を遂行する上で、進捗状況や問題発生などについて関係者に共有しておく必要があります。その「情報の共有」が「報・連・相」です。
「そんなの知ってるよ」と言う方が多いかもしれません。ただ、「報・連・相」の質や量によって仕事の成果が左右されることは、あまり認識されていないのではないでしょうか?
何でもかんでも、起きていることを共有すればいい訳ではありません。「報告」「連絡」「相談」の3つ、どれも情報を伝達する行為のことですが、それぞれ意味が違います。
分かりやすい報・連・相とは
「報告」とは、主に上司からの指示に対して、経過や結果を知らせること。「過去」に起こったことを「報告」します。
「連絡」とは、知らせた方がいいと判断した情報を事前に関係者に伝えること。「未来」に関することを「連絡」するわけです。
「相談」とは、判断に迷うときや他者の意見がほしいときに指示やアドバイスを仰ぐこと。「現在」困っていることについて意見や指示をもらうために「相談」します。
上司に情報共有をするときは、最初に「○○の件を報告します」「○○のやり方でご相談があります」と言うように、報・連・相のうちどれなのかを明確にすることが大切です。それによって、上司の側で情報の咀嚼の仕方や、場合によっては質問をするなど対応が変わってくるからです。
報・連・相のタイミングと手段
まず、共有のタイミングに注意しましょう。口頭で伝える場合は、状況を見て「今、お時間よろしいでしょうか」と相手の都合を確認しましょう。
もう一つ注意しなければならないのは伝達手段です。
問題が発生した場合など緊急性の高いものは、口頭で伝えた方がよいでしょう。定型的な業務を問題なく遂行したことの「報告」は、定型の報告書やメールなどで済ませてよい場合もあります。
また「相談」については対話が必要な場合が多いので、口頭の方がよいケースが多いでしょう。「連絡」も、単純なものなら口頭で伝えた方がよいですが、複雑なこと・情報量が多い場合は、メモ用紙やメールにまとめて、整理し伝えた方がよいケースもあります。
情報を受け取った相手側がどういう対応をするか、報・連・相の「後」に何が起こるかを想定して、適切なタイミングと手段を選ぶこと。それが、質の高い報・連・相につながり、よい仕事を生み出します。
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