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皆さまが、この先のキャリアを長い目で見据えたときに、さまざまな「働き方」の可能性を視野に入れて考えていただけるよう、2018年度の「キャリアのプチまなび」では、派遣から正社員への転職ノウハウを紹介しています。
企業の求人ニーズには季節的な波がある |
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2019年上半期 転職市場はどうなりますか?
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就業先の会社のルールや、業界の商慣習を覚える
仕事を遂行するのに必要な3つのスキル
みなさんは「スキル」と聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか。派遣会社が行うスキルチェックにあるような、PCの入力スピードやWord・Excelの操作、あるいは英語力などを想像するかもしれませんね。
スキルにはさまざまなものがありますが、これらは大きく3つに分類できます。
1つは、仕事をする上で基本となる、人としてのスタンスともいえる「ヒューマンスキル」です。具体的には、協調性や忍耐力、柔軟性、向上心、責任感などがこの範疇です。
2つ目は「ポータブルスキル」と呼ばれるもの。ポータブルとは「持ち運び可能」という意味であり、業種や職種の垣根を越えて仕事に活かせるスキルのことです。マネジメント力や、課題解決力、提案力、リーダーシップなどのほか、冒頭で挙げたPC入力や語学力などもこれにあたります。
3つ目は、「テクニカルスキル」です。特定の業務を遂行し切るのに必要なスキルのことであり、例えば、経理にとっての仕訳の知識や、貿易事務なら輸出時の取引条件に関する知識のことです。より用途が特化される専門職のスキルや資格、業種や会社特有のルールや商慣習についての知識などもテクニカルスキルだといえます。
3つのスキルをバランスよく高める
ここで重要なのは、スキルを正しく分類することではありません。ただ、この3つのスキルが揃って初めて仕事を完遂できるようになるということは、理解しておく必要があるでしょう。
PCやソフトウェアの基本的な使い方を完璧に覚えたとしても、それを使って「何の書類を作成するか」「その会社の一連の業務の中でどういう意味を持つデータを入力するのか」といったことを理解していなければ仕事になりません。
派遣スタッフの場合は特にスキルシートを作成するので、「スキルを身に付ける」あるいは「スキルを磨く」というとどうしてもPCの入力スピードや、どのソフトウェアのどの機能を使えるといったポータブルスキルのことを想像しがちかもしれません。でも、本来はヒューマンスキルやテクニカルスキルも併せて高めていく必要があります。
テクニカルスキルは、業界特有の資格取得によりある程度は身に付く一方、実務を経験してさまざまなケースに当たることで高められる部分が大きいものでもあります。日々、任された業務を行う際に、「この作業はビジネス上、どういう位置づけのものなのか」を意識して、場合によっては他の派遣スタッフや派遣先の社員に聞くなどしながら、バランスよく3つのスキルを高められるよう努めましょう。
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