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仕事とキャリアのプチまなび:キャリア支援:よくある相談例
キャリアプラン
【相談】
英語を活かしたキャリアプランを描きたい
実務経験はないが、今後は英語力を活かせる仕事に就きたい。キャリアプランをどう描けばよいか相談したい
【相談者】
28歳 女性
現在派遣社員として一般事務の仕事をしている。この先長くはたらき続けるため、専門性を高めようと好きな英語を勉強し、TOEIC700点以上のスコアを取得。
【回答】
将来やりたいこと、なりたい自分を3つの視点で明確にしましょう。
この先長くはたらき続けるため、英語力を活かせる仕事に就きたいとのこと。「英語力を活かす」と言っても、活かし方はさまざまです。まずここを具体的にするために、以下の3つの視点から、考えてみましょう。
- 1.英語力はどのように活かしたいのか。
「会話力」「読解力」「文章力」何が得意でしょうか。どのスキルを伸ばしたいでしょうか。
- 2.どんな職種に就きたいのか。
英語がキーワードになる仕事も、さまざまな職種があります。どんな仕事内容を希望していますか。具体的に検討しましょう。
例)
◎ 事務系:英文事務、貿易事務、セクレタリーなど
◎ 接客系:レセプショニスト、英会話講師、英語でのヘルプデスクなど
◎ 専門系:翻訳、通訳など
- 3.どんなはたらき方をしたいのか
バリバリはたらきたいのか、プライベートとのバランスを重視したいのか、希望するはたらき方により、適用する雇用形態が変わる可能性があります。
一般的には、仕事第一優先で責任のある仕事も任されたいのであれば、正社員を検討するとよいでしょう。プライベートとのバランスを大切にしたい場合は、派遣社員や契約社員の形態がよい場合もあります。また、子育てなどで家庭最優先とし、在宅勤務を希望するのであれば、個人事業主という立場ではたらく選択肢もあります。ただし、この場合は翻訳など高い専門性が求められる仕事でないと、ほとんど求人がないことも、考慮に入れて考えなければいけません。
上記が整理できたら、今の自分にどのような経験やスキルがプラスされれば、理想の仕事に就くことができるか、いくつかのステップを考え、今の自分が対応できる具体的な求人を検討していきましょう。現在は英語を使った仕事の実務経験はないとのことですので、一足飛びに理想の仕事に就職するのは、かなり難しいです。絶対譲れない条件以外は、少しずつ緩めて探すことも考えてみてください。
キャリアプラン例
■セクレタリーを目指す場合
日系企業で英語は使わない部内アシスタント業務 → 一部英語電話対応などが入る部内アシスタント業務 → 社内英文メール、英語電話対応が入る外資系企業での部内アシスタント業務 → 外資系企業での英語対応を含むグループセクレタリー
【まとめ】
将来像から逆算して、今できることを探しましょう。やりたい仕事にステップを踏んで近づいていける仕事を選び、実務経験を積むことで、思い描いているキャリアを築くことができます。絶対譲れないこと以外の条件は、緩めて探すのがポイントです。
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