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(情報掲載日:2012年4月23日)

いまを勝ち抜く人間力

「ボランティア活動」で視野を広げる

VOL.4

この20年の間に、「ボランティア」という言葉に対する認知度が高まり、多くの人々に知られるようになりました。自然災害の復興需要などもきっかけとなり、人々の関心はますます高まり、参加者数も増加傾向にあります。ボランティア活動を行うことで視野が広がり、仕事面にも良い影響を与えると言われています。では、ボランティアにはどのような活動があるのでしょうか。ボランティアを始めるにあたって、知っておきたいポイントをご紹介します。

ボランティア活動の現状

●高まるボランティアへの参加意欲

日本におけるボランティア活動が非常に活発化しています。社団福祉法人全国社会福祉協議会の調べによると、ボランティア参加者は1989年の390万人から2009年には730万人と、この20年間でほぼ倍増しており、ボランティア団体数では4万7000から17万と、4倍近くに増えています。
また、財団法人経済広報センターの行った「ボランティア活動に関する意識・実態調査(2011年)」(※1)を見ると、「ボランティア活動経験者」は6割に及んでおり(表1)、ボランティア活動経験者の9割以上が「時間を有意義に過ごせた」「活動をして楽しかった」と回答しています(表2)。さらに今後について、8割以上が「ボランティア活動へ参加したい」と高い意欲を見せています(表3)。参加の目的は「社会のため役に立てる」をはじめとして、「自分の知識・技術・能力・経験を生かす」「活動そのものを楽しむ」「困っている人の役に立てる」「自分が人間として成長できる」など、さまざまな理由が挙げられています(表4)。

財団法人経済広報センター ボランティア活動に関する意識・実態調査(2011年)

一方企業においてもCSR(企業の社会的責任)が注目されるとともに、社会貢献活動に対する機運が高まり、社員のボランティア活動への参加を支援する動きが見られるようになってきました。社員のボランティア活動を支援する企業では、この効果・効用として「地域社会への帰属度や関心が高まる」「視野が広がる」「仕事の面でも良い影響を与える」といった点を挙げています。

※1 財団法人経済広報センター ボランティア活動に関する意識・実態調査
http://www.kkc.or.jp/data/release/00000067-1.pdf

ボランティア活動とは何?

●ボランティア活動の内容と方法

幅広い分野に及ぶボランティア活動ですが、これを作業内容から大きく2つに分類することができます。1つは近所の公園のごみを拾うなど、一般的にイメージできるような特別な経験や知識を必要としない作業です。もう1つが仕事を通して培った経験や知識を活用する作業です。最近の傾向を見ると、企業で培ったこれらのスキルを活かそうとボランティア活動を始める人が少なくありません。
例えば、ホームページ作成のスキルを持ったビジネスパーソンがボランティア団体のホームページを作成したり、マネジメント経験の豊富な管理職がNPO法人に助言したりするケースが見受けられます。この他にも、以下のようなビジネスパーソンの仕事経験や資格がボランティア団体の現場では力を発揮しているようです。

【企業で培ったスキルを生かしたボランティア内容の例】

このようにビジネスパーソンとしての「スキル・知識」や「仕事経験」が生かしたボランティアは"プロボノ"と呼ばれ、各メディアでも注目されています。これまでボランティアのきっかけがなかったり、実際に何をしたらよいのだろうと二の足を踏んでいた人にも社会貢献活動の新しい形として広がりつつあります。

ボランティア(プロボノ)を活用した団体からは、「活動が伝えやすくなり、会員が1.5倍に増えた」「企業との協働案件が獲得できた」「団体を客観的に見直すきっかけになり今後目指すべき方向も再確認できた」といった声があがっています。また、参加したボランティアの9割以上が「視野が広がり、仕事に生きるいい経験ができた」、約8割が「今の仕事に活かせる有意義な経験を得ることができた」と回答しており、今後も積極的な活用が見込まれそうです。(情報提供元:特定非営利活動法人サービスグラント)

●時間がなくてもできる身近なボランティア活動

ボランティア活動をしたくても、なかなか時間が取れないという人が少なくありません。ボランティア活動は、直接活動に参加する以外にも物質および財政的に厳しい状況にあるボランティア活動を支援する方法があります。例えば、団体に直接寄付や募金をしたり、日用品や電化製品など自分が使わないものを寄付するなどです。最近は、インターネット上の募金サイトで募金するというケース(IT寄付)が若い人たちを中心に増えています。また、以下のような形でも支援を行うことができます。

●特に決まった形はなく、自分のできること・好きなことから始めていく

ボランティアにはさまざまな内容や方法がありますが、個人の自発的な気持ちから始まるボランティア活動には特に決まった形はなく、国際社会で統一された定義があるわけではありません。誰でも、何処でも自分のできることから参加することができます。ボランティア活動を通して出会ったさまざまな人々と何かをつくり上げ、そこでの経験を共有することにより、大きな達成感や充実感を感じることができます。

ボランティア活動を始めるに当たって

●ボランティアを始める際の心構え

ボランティア活動を始めるに際して、心掛けておきたいことがあります。以下のような点に留意して始めることが、ボランティア活動を無理なく続けることにつながります。

・自分に合った(できそうな)身の回りのことから手がけること
・相手のニーズに合わせて活動すること
・相手や関係者の立場を尊重すること
・社会的常識をわきまえること
・やると決めたこと、約束したことは必ず守ること
・秘密を守ること
・活動にけじめをつけること
・事前に家族の理解を得ること

上記のようなこと以外に、活動中に起きた事故に備えて「ボランティア保険」に加入することも検討するとよいでしょう。

●グループ・団体で活動する場合の問い合わせ先・相談内容

ボランティア活動は一人でも始めることができますが、仲間がいたほうがお互いに相談に乗ったり、助け合うなどして効率的に活動を進めていくことができます。また、活動する仲間から多くの刺激を受けることもできます。
グループ・団体で活動するには、既に活動しているボランティア団体やNPO・NGO(※2)に加わることが一番早い方法です。友人・知人等の口コミやインターネット、会社の紹介などをもとに自分に合った団体を調べ、メールや電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
または、ボランティア推進機関を訪ねる方法もあります。全国各地に「社会福祉協議会」「ボランティアセンター」「NPOセンター」といった名称の付く推進機関が何千とあります。近くにない場合にはホームページを閲覧すると、どんな団体がどのような活動をしているのか情報を得ることができます。

そして各センターに相談することも一つの方法です。
その際には、以下のような手順で進めていくとよいでしょう。

また、いきなり本格的に活動するのは気が重いという場合は、団体が主催する体験講座、入門講座、体験ツアーなどに参加してみることです。体験した上で、自分には合わないと思ったら団体への加入をせず、改めてボランティアセンター等で他に適当な団体がないかどうか、相談してみるとよいでしょう。
さらに、最近は企業がボランティアを募るケースも多くなっています。その場合は、会社が案内している手順に沿って応募してみるという方法もあります。

※2 NPO・NGO
NPOは「Nonprofit Organization」の略で、非営利での社会貢献活動等を行う団体のこと。NGOは「Non-Government Organization」の略で、非政府組織による国際協力に携わる民間組織・団体のことである。両者とも似たような性格を持った団体だが、国内で非営利の活動を行う民間団体を広くNPOと呼び、そのうちの海外支援事業など、国家や国境を越えて非営利の社会的活動を行う民間団体をNGOと呼ぶことが多い。

●思い入れのあるテーマを見つけ、あせらずゆっくりと活動を続ける

ボランティアは始めるのも休止するのも自由であり、決して誰かに強要されたり、拘束されたり、義務付けられたりするものではありません。その上で、教育、医療、介護、国際協力、自然保護、地域社会貢献、被災地支援など、自分にとって思い入れのあるテーマを見出したのならば、それに関した活動を探していくことがボランティア活動の第一歩となります。このことを踏まえて、あせらずゆっくりと活動を続けていくことが大切です。

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