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(情報掲載日:2013年5月20日)

いまを勝ち抜く人間力

組織における「空気」を読む方法

VOL.17

KY(「空気」が読めない)という言葉が流行したように、日本では組織においても「空気」を読むことが非常に重要とされています。いったい、「空気」とは何なのでしょうか?なぜ、「空気」を読むことが必要なのでしょうか?そして、「空気」を読んで、対応していくためにはどのようなことを心がけていけばいいのでしょうか?そこで、「空気」への対処方法について、ご紹介します。

「空気」とは何か?

●「空気」の定義と及ぼす影響

組織における「空気」とは、その場ですべきこと、すべきでないことという一種の判断基準を示すものです。その判断基準は文書等によって明らかにされるものでなく、暗黙の基準であることが特徴です。皆が感じている感覚、組織としてのフィーリングともいうべきものであり、論理的な思考や合理的な行動とは異なります。
このような「空気」は、日本人の場合「自分の意見を言い慣れていない」「人の意見を尊重する」「まず人の反応を気にする」という性格的なところから来ている部分も多いと推測されます。実際、日常生活においては自分の判断や気持ちとは別に、周りの人がやっている言動を尊重したり、真似ることはよくあることです。

組織内で判断基準となる「空気」を理解し、適切に対応していくことは、ビジネスパーソンにおいてとても重要なことです。もし、「空気」に反するようなことがあると、周囲からのひんしゅくを買うことになりかねないからです。
また、「空気」は瞬時に発生することがあります。急に「空気」が発生したことに気づかないでそれに相応しい言動をしないでいると、その場にいる人たちの気分を害したりすることがあります。このような点からも「空気」の及ぼす影響は少なくなく、「空気」の発生に対しては十分に留意する必要があります。

「空気」は日本だけでなく世界中に存在しますが、特に日本では組織としてのまとまりが重視されることもあって、「空気」の持つ意味が大きいと言われています。

「空気」への対処法

●「空気」を読み、適切な対応をする

(1)表情、しぐさ、口調などに注目する

相手が発する言葉だけではなく、話す際のしぐさや口調などにも注目しましょう。この問題に対してどのような感情を抱いているのか、また、どの程度肯定的なのか、それとも否定的なのかなどで、その場の雰囲気がどのようなものなのかをある程度判断していくことができます。
複数で会話をしている場合には、話し手だけではなく聞き手の表情や聞くときの姿勢などもウォッチすることが必要です。

(2)経験を積む

いろいろな場で「空気」を読む経験を積むことが大切です。経験を積み重ねていくことによって、皆がどう感じるのかを知ることができます。他の人の感じ方を想像し、把握していくことが、その場の「空気」を読み取るための近道なのです。

(3)キーパーソンを見つけ、理解を深める

その場を支配する「空気」には、その雰囲気をもたらすキーパーソンが存在することがよくあります。「空気」を読むためには、まずその場で交わされている会話の中からキーパーソンとなる人を探し出しましょう。そして、キーパーソンの話す内容に対して、より注意深く話す内容や意図する考え方などをつかむようすることです。このようにキーパーソンの言動に注力することによって、より効果的に「空気」を読んでいくことができます。

(4)空気を読むことに長けた人を真似る

組織では、「空気」を読むことに長けた人が必ず何人かいますので、その人のやり方を学ぶことは有効な方法です。その人が、日頃から周囲の人に対してどのような言葉遣いをしているのか、何か問題があった時にはどのような対応をしているかなど、コミュニケーションの仕方、気の遣い方について細かく観察していくことです。そこで、「これなら自分でもできそうだ」「こういう言動が、相手に好印象を与えている」と思ったことを、少しずつ真似てみることです。
場合によっては、考え方や具体的な対応について、その人に直接話を聞いてみることもいいでしょう。

(5)いろいろな考え方を学ぶ

その場の空気に対して不適切な言動をしないためには、その「空気」が持つ判断基準や求められる言動へと対応していく必要があります。問題は、その「空気」が自分の持つ価値観や考え方と反したり、合わないような場合です。このような場合には、自分の価値観や考え方に必要以上に固執しないで、自分と異なる考え方や価値観に接し、いろいろな人や組織の考え方を理解していくとよいでしょう。

(6)他者にフィードバックしてもらう

自分では意識していなくても、その場の空気に不適切な言動を取ってしまうことがあります。こうしたことは自分ではよく分からないので、家族や気の知れた友人、同僚などに、そのような言動を指摘してもらうことも一つの方法です。会話の中で自分のどのような言動が「空気が読めない言動」に当たるのか指摘してもらいます。


●「空気」を読んだ後、「空気」を変える

「空気」の持つ特徴として、皆がその「空気」に捉われてしまうことがあります。その場の「空気」が組織のためにあまり良くないようなことでも、反論できない雰囲気が形成されてしまうことが少なくありません。必要以上に「空気」に支配されないために、「空気」の原因を特定して取り除いたり、時には「空気」を無視して意図的に「空気」を変えることも必要です。

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