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労災保険法/通勤災害について

(情報掲載日:2012年1月23日)

Q通勤災害とは?
A

通勤災害とは、「労働者の通勤による負傷、疾病、障害又は死亡」をいいます。この場合の「通勤」とは、就業に関し、住居と就業の場所との間を合理的な経路及び方法により往復することをいい、業務の性質を有するものを除くものとされています。

Q「合理的な経路及び方法」とはどういう意味ですか?
A

合理的な経路及び方法とは、住居と就業の場所を往復する場合に、一般に労働者が用いると認められる経路及び手段等をいいます。
当日の交通事情により迂回してとる経路など、通勤のためにやむを得ずとる経路も合理的な経路となります。
また、合理的な方法については、鉄道、バス等の公共交通機関を利用する場合、自動車、自転車等を本来の用法に従って使用する場合、徒歩の場合等、通常用いられる交通方法を平常用いているかどうかにかかわらず、一般的に合理的な方法となります。

Q業務が終了し、帰宅する途中に同僚と居酒屋に立ち寄りました。この場合の通勤災害の取り扱いはどのようになりますか?
A

労災保険法では、労働者が住居と就業の場所との間の往復の経路を逸脱し、又は往復を中断した場合においては、その逸脱又は中断の間及びその後の往復は、通勤としないと定められています。ご質問のようなケースでは、「逸脱又は中断」と判断され、往復の経路を逸脱又は中断した時点以降から通勤とみなされません。

ただし、日常生活上必要な行為であって、厚生労働省令で定めるものをやむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、逸脱又は中断の間を除き、合理的な経路に復した後は再び通勤となります。

(例えば…)

  • ・ 日用品の購入その他これに準ずる行為
  • ・ 公共職業能力開発施設において行われる職業訓練、学校教育法第1条に規定する学校において行われる教育その他これらに準ずる教育訓練であって職業能力の開発向上に資するものを受ける行為
  • ・ 病院又は診療所において、診察又は治療を受けることその他これに準ずる行為
Q派遣就業している派遣労働者が通勤災害にあった場合、手続きは派遣元、派遣先どちらが行うのでしょうか?
A

労災保険は雇用関係にある派遣元で加入していますので、労災保険の給付手続きは派遣元を通じて行います。
しかし、派遣先にも労働基準法や安全衛生法上の使用者責任がありますので、日常の勤務時間等の管埋や危険又は健康障害を防止するための措置等を講じる責任があります。

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