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「労働者派遣法」/意外に知られていない派遣法 よくある相談内容

(情報更新日:2012年10月26日)
(情報掲載日:2012年01月23日)

Qタイムシート(就業実績票)は、保存する義務がありますか?
A

労働者派遣法42条により、派遣先は派遣先管理台帳を作成し、当該台帳に派遣労働者ごとに、派遣労働者が就業した日、就業した日ごとの始業・就業の時刻、従事した業務の内容等を記載し、かつ記載事項を月に1回以上派遣会社に対して、通知しなければならないとされています。
また派遣先管理台帳は、3年間の保存義務があります。
従いまして、タイムシートの派遣先控えは、派遣先管理台帳の一部として3年間の保存義務があることになります。

Q指揮命令者は派遣労働者の隣や同じフロアにいなければいけないのでしょうか?
A

労働者派遣法26条により、「指揮命令者」は、「就業中の派遣労働者を直接指揮命令する者に関する事項(派遣労働者を具体的に指揮命令する者の部署、役職及び氏名)を個別労働者派遣契約に定めなければならない」とされています。
従いまして「指揮命令者」は、必ずしも派遣労働者の隣や同じフロアにいなければならないということはなく、適切な指揮命令を行えるのであれば、例えば別のフロアにいて電話・メール等で指揮命令をすることも可能です。

Q派遣先が派遣労働者を受け入れる場合は、派遣労働者に対するセクハラに対し、正社員同様にその就業環境に配慮し、措置を講ずる義務があるのでしょうか?
A

男女雇用機会均等法第11条により、事業主は雇用する労働者に対するセクハラにより就業環境が害されないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならないとされています。
本来は、男女雇用機会均等法は雇用主と雇用されている労働者との間の法律ですが、派遣労働者の場合はその就業形態の特殊性から、派遣先もまた派遣労働者を雇用する事業主とみなして、男女雇用機会均等法の第9条第3項、第11条第1項、第12条及び第13条第1項の規定を適用する(労働者派遣法第47条の2)とされています。
従いまして派遣先は派遣労働者に対するセクハラに対し、男女雇用機会均等法の規定に則った対応をとる必要があります。

Q会社の方針により、正社員の勤務時間が変更になりました。
できれば就業中の派遣社員も、正社員の勤務時間に合わせて出社して欲しいのですが、どうすればいいですか?
A

派遣社員は契約により就業時間(開始時間・終了時間)が決まっています。
会社方針で就業時間が変更となり、派遣社員もそれに合わせて欲しい場合は、まずは派遣元に連絡し、相談しましょう。派遣元が派遣社員に確認し、合意を得た上で契約時間の変更等の手続きを行います。 ただし通勤の事情等により、就業時間を変更したくないと申し出た派遣社員がいた場合、そのことを理由に派遣契約を解除することはできません 。

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