旧メールマガジン⁄テンプの知恵袋

電報のマナー

いま一度、打電のマナーの確認を

スピーディーな文書コミュニケーションの代表と言えば、昨今では電子メールに首位の座を追われてしまった電報。しかし人生の重要な節目では、やはりフォーマルな心遣いを届けるのに欠かせないツールです。
必要になったとき慌てないよう、電報のマナーを再確認しましょう。

◆利用場面

最短で申し込み当日に、丁重な体裁の書面が届くメリットは電報ならでは。以下のような場面で活用できます。

・お祝い(結婚、栄転、叙勲等の受賞、落成・開店記念、新会社設立、記念式典、快復)
・事故や災害のお見舞い
・お悔やみ(訃報)

特に事故や災害時には、電話やメールでの問い合わせよりも、対応に追われる先方への負担を比較的少なく抑えられる場合があります。迅速に「気にかけている」ことをお伝えでき、しかも形が残るものですから、先方の非常事態が収束したとき改めて、あなたの気持ちを受け手の心に届けられるかもしれません。

◆利用方法

一般電話・携帯電話・公衆電話・FAX・インターネットから申し込めます。

【電報の申し込み先(NTT)】

接続
手段
電報受け付けへの接続方法 サービス別対応
電話・FAX 一般電話 緊急定文電報 フリーダイヤル
0120−000−115
ダイヤル115 IP電話など契約会社によってはNTT電報受け付けに直接接続しない
携帯電話 NTTドコモとau(KDDI・沖縄セルラー)対応
公衆電話 フリーダイヤル 0120-759-560
FAX フリーダイヤル 0120-077-115
インターネット D-MAIL PC用ホームページ NTT東日本 http://www.ntt-east.co.jp/dmail/business/index.html  
NTT西日本 http://dmail.denpo-west.ne.jp/b/W_D0101B0010010M.do?r=2000059340260209164
D-MAIL 携帯用ホームページ NTT東日本 http://www.ntt-east.co.jp/dmail/i/ 「iモード」対応
NTT西日本 http://www.ntt-west.co.jp/dmail/i/ 「iモード」「EZweb」「Yahoo!ケータイ」対応

(サービス内容は2010年8月時点のもの)

IP電話や携帯電話のサービス会社によっては使用不可なので、契約している会社に事前に問い合わせておきましょう。

インターネットでは24時間いつでも申し込める利点がありますが、即日配達の受け付けは電話でもインターネットでも午後7時が締め切りとなっているので注意が必要です。また、ファクスで当日配達希望の電報を申し込む場合、電報作成までに時間がかかるため、早めの時間帯に送信するよう心がけましょう。

【電報受付時間と当日配達の締め切り時間(NTT)】

受付時間 配達時間
D-MAIL 24時間 午前8:00〜
午後7:00
当日配達
午後7:01〜 翌日午前8時以降の配達
一般電話
携帯電話
携帯電話からはNTTドコモ、au(KDDI・沖縄セルラー)に限ります
午前8:00〜
午後10:00
午前8:00〜
午後7:00
当日配達
午後7:01〜
午後10:00
翌日午前8時以降の配達(緊急定文電報で夜間配達を指定された場合は当日配達)
午後10:00以降
(緊急定文電報に限ります)
翌日午前8時以降の配達(緊急定文電報で夜間配達を指定された場合は翌朝6時以降に配達)
FAX 午前8:00〜午後7:00 当日配達
公衆電話 クレジット
カード
契約
午前8:00〜午後7:00 当日配達
※カードC
契約
午前8:00〜
午後10:00
午前8:00〜
午後7:00
当日配達
午後7:01〜
午後10:00
翌日午前8時以降の配達(緊急定文電報で夜間配達を指定された場合は当日配達)

※カードC契約:公衆電話の通話料をクレジットカードで一括して後払いする契約

NTT東日本HP「D-MAIL/電報のお届けについて」より引用
http://dmail.foo.ne.jp/service/otodoke/otodoke.html

上記NTTのサービスのほか、KDDIの「でんぽっぽ」や日本郵便の「レタックス」など、数社が同様のサービスを用意しています。

KDDI「でんぽっぽ」(PC用)
http://www.denpoppo.com/

日本郵便 (PC用)
http://www.post.japanpost.jp

◆電文の作成

文字数により料金が課金される事情から、手紙より比較的簡素な文で作成するのが一般的です。また、式典の最中に読み上げられることを想定して文言を選びましょう。

<一般的な文例>

結婚祝い文例 文例番号
ご結婚おめでとうございます。この日の感激をいつまでも忘れず、長い人生をともに助け合って、楽しい家庭を築いてください。(58文字) 1011
ご結婚おめでとうございます。ご招待いただきましたのに、出席できずに申し訳ございません。お二人の未来が素晴らしいものでありますようお祈りいたします。(73文字) 1118
落成・開店祝い文例 文例番号
新社屋落成を祝し、貴社ますますのご発展と社員ご一同様のご健勝をお祈りいたします。(40文字) 4301
ご開店おめでとうございます。念願成就、お喜びもひとしおのことと思います。千客万来、商売繁盛を心から祈念いたします。(57文字) 4404
お悔やみ文例 文例番号
ご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。(42文字) 7507
ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。(48文字) 7522

「NTT東日本 電報申込サイトD-MAIL」より抜粋

【ちょっと便利な豆知識】
上記のように各文例には4ケタのコード(文例番号)が付いています。事前にD-MAILホームページで文例番号を調べておくと、電話口で文章を読み上げる手間が省けて便利です。

◆注意点

●差出人情報の記載範囲について

差出人情報は、電文の中に必ず入れましょう。ただし取引先など普段からよく顔を合わせる相手で、わざわざ調べなくても確実に住所がわかる間柄であれば「会社名、部署名、役職名、氏名」のみ記載し、「住所」は割愛できます。相手が返信する際に困らないように、ということを判断基準として、付き合いの浅い相手に送る場合または個人名のみで送る場合などは、必ず住所も入れます。

●使用できない文字について

電報局のシステムに登録されていない文字を使用すると、正しく印字されません。難しい漢字が入っていると感じたら、115番のオペレーターに使用可否の確認をするとよいでしょう。使えない文字が含まれる電文は、同様の意味の言葉への置き換えをオペレーターから提案してもらうことができます。インターネット申し込みで使用不可文字によるエラーメッセージが出た場合も、電話で確認するとより安心でしょう。
言葉を変えたくない場合は、メッセージ本文すべてをカナにするか、代わりに日本郵便の「レタックス」や、KDDI「でんぽっぽ」など手書き文字を画像データとして届けてくれるサービスを利用してもよいでしょう。

●日本から海外への打電について

KDDIをはじめさまざまな電報業者を通し、現地の言葉への翻訳も含めて申し込むことができます。ただし、取り扱い国や、日本から該当国までの配達にかかる日数など、事前によく調べることをおすすめします。電報はその住所に届いた時点で配達完了となるので、配達担当者は宛先の人物に電報を手渡す義務はありません。また、結婚式に電報を送る風習そのものが存在しない地域もあります。そのため、式典会場よりも滞在先や居住地に送るほうが無難です。

●お悔やみ電報で使う呼称について

式の主役と電報の受取人が違うお悔やみの場面では、受取人と故人の続柄を電報に記載する際、以下のように呼称を使い分けることが大切です。万が一、調べても続柄が不明、などというケースでは主語のない文例を選ぶとよいでしょう。

父→御尊父様 母→御母堂様 義理の父→御岳父様 義理の母→御岳母様 息子→御子息様 娘→御令嬢様 兄弟→御令兄(弟)様 姉妹→御令姉(妹)様 夫→御主人様 妻→御令室様

●宗派による文言の違いについて

神道、仏教、キリスト教など相手の家の宗教によって忌み言葉などが違います。電話で申し込む際、どの宗派のお宅に打電するのか最初にオペレーターに伝えた上で相談してみるとよいでしょう。

弔電については、こちらのバックナンバーも参考に。
▼知恵袋 「お悔やみごとのマナー」
http://www.tempstaff.co.jp/magazine/chie/vol02.html

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