平成30年度 参加企業
プロジェクトレポートPROJECT REPORT

READYFOR株式会社
プロジェクトレポート②

READYFOR株式会社

  • 業種

    クラウドファンディング

  • 所在地

    東京都文京区

インターネットを通じて自分の活動や夢を発信することで、それに共感してくれる人から資金を募る仕組みであるクラウドファンディング。「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンとするREADYFOR株式会社は、その思いを同じくするつくば市のまちづくり会社と共に、クラウドファンディングプロジェクトによる地域の活性化に取り組んだ。

READYFOR 株式会社 夏川 優梨

株式会社しびっくぱわー
代表取締役社長

堀下 恭平様(左)

READYFOR 株式会社
ローカル部門 マネージャー

夏川 優梨様(右)

人々の思いを紡いで地域の祭りを開催

どのような取り組みを行ったのですか?

夏川
茨城県で夢に向かって挑戦する人や、地域のために何かしたいと考えている人の取り組みをクラウドファンディングプロジェクトとして立ち上げ、その実現によって県の活性化に貢献することを目標に活動しました。案件の発掘に向けて、10月は都内の本社で、11月以降は茨城県の日立市や水戸市、結城市で「ローカルクラウドファンディング」をテーマとする広報イベントを開催し、結果として2つの活動をクラウドファンディングプロジェクトとして起案することができました。その一つが、つくば市のお祭りである「ふるさとつくば ゆいまつり」(以下「ゆいまつり」)です。
堀下

私はつくば市でまちづくり会社「株式会社しびっくぱわー」を経営しています。前々から、みんなの挑戦を応援する際にReadyforさんと一緒に何かできないかと考えていたことから、日立市で開催されたイベントに参加し、私の方から猛アプローチをかけました。「ゆいまつり」は当社事業ではないものの、私は学生時代から関わっていたため、今回は、Readyforさんとの具体的な連携の在り方を探る一歩目として、「ゆいまつり」史上初のクラウドファンディングに取り組みました。

夏川

堀下さんに「ゆいまつり」の実行委員長を紹介していただき、支援を募るための戦略作りなどの準備を一緒に進め、1月末にプロジェクトページを公開しました。

「今回の取り組みをいかに次につなげるかが重要だと思っています」と夏川さん

連携を希望していた背景にある思いを教えてください

堀下
「ゆいまつり」の課題解決というよりも、地域の活力創出やそこに暮らす人々の志の実現を応援するツールとして、クラウドファンディングに期待しています。当社は市内で「人と人とを繋ぎ、やりたいことを実現していくための場」を提供するコワーキングスペース“Tsukuba Place Lab”を運営しており、Labにはさまざまなアイデアを持った方が集まります。そうした方々の志をクラウドファンディングで後押しできれば、個々人が地域や誰かのために挑戦を続ける、魅力的なまちになっていくと思うのです。
夏川

12月にLabを訪問して堀下さんの思いを伺い、Readyforと目指す方向性が近いと感じました。地元の活動家が集まるLabと接点を持つことで、当社だけではアクセスできなかった層にもクラウドファンディングを活用いただける可能性が広がると期待しています。

堀下

これまで、別のクラウドファンディングのプラットフォームも活用してきましたが、Readyforさんは社会貢献領域に強く、ビジョンの親和性も高いので、良いパートナーになれると思っています。

筑波大学在学中に商店街活性化の仕事をしていたという堀下さん。それがきっかけとなり学生起業家として株式会社しびっくぱわーを立ち上げた

地方で志を発掘し、育てる

取り組みの効果と感想を教えてください

夏川
茨城県でクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げるといっても、当初はどうすれば地域の方々とつながれるのか分からず、案件の発掘に時間がかかりました。その分、起案の準備や起案後のフォローアップにかける時間が減ってしまったのですが、最終的に「ゆいまつり」の目標金額を超える支援を集めることができ、ほっとしています。
堀下

起案準備の過程で「ゆいまつり」の意義を改めて問い直す機会を与えていただけたのは貴重でした。社会にとってどれだけ意義ある活動なのか、応援してくださる方々の信用に足るイベントにするにはどうすればいいのか——。これまで企業の協賛で開催してきた中では、なかなか突き詰めて考える機会が持てなかった点です。2012年の初回開催から実行委員が数回代替わりし、イベントの持続可能性を考える時期に来ていたこともあり、活動を振り返る良い機会となりました。

夏川

案件発掘に取り組んでみて、クラウドファンディングを知らない人もまだ多いことに気付きました。志を応援する仕組みとして、当社に限らずクラウドファンディング全体の認知度を上げていきたいです。

ローカルクラウドファンディングの加速に向けて

今後の展望は?

堀下
クラウドファンディングを通じて、人々の挑戦とつくば市のまちづくりを応援するために、地域の方々とReadyforさんをつなぐ橋渡し役を担いたいと思っています。ビジネスとして協力関係を継続していけるよう、当社とReadyforさんの間で契約も交わしました。
両社の協力関係の発展に向けて、具体的な話し合いを進めた二人
夏川

その他、両社の共催でローカルをテーマとしたワークショップを開催する案も出ています。将来的には、市や県の起業支援事業で当社のサービスを活用していただくなど、行政機関との連携も進めていけたらと思っています。

堀下
個々のプロジェクト発掘だけでなく、まちづくりのさまざまな側面で連携が実現していきそうですね。
夏川

誰かの挑戦を応援したいという思いを同じくする仲間、そして、志ある挑戦者が地方にはたくさんいるのだと実感できました。ここから何かが始まる——そんな期待が膨らんでいます。

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参加・お申込み方法

公募期間内に必要書類をご準備・ご提出いただきます。
第一公募期間:平成30年 8月6日~8月10日
第二公募期間:平成30年 9月1日~9月10日

参加企業プロジェクトレポート

平成29年度のタイアップ企業の取り組みと平成30年度のタイアップ企業の取り組みを順次公開していきます。