| ちょっとまじめに、そして真剣に人生を考えると、自分の力だけではどうしようもなくなって、誰かのアドバイスを受けたくなるもの。 また面倒くさいことにぶつかったり、ときに落ち込んでしまったときにも他人の言葉で人生が開けちゃったりすることもありますよね。 そんな迷えるあなたのために、e-カンパネラではウェブセミナーを開催します! “P-LIFE”とは“Positive-LIFE”のこと。人生前向きに考えることがとにかく大切。 各界で活躍する講師の皆さんがポジティブに人生を切り開くためのアドバイスをします。 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
<1>眠れない、やる気がでないは、要注意。 「なんだか外出したくない」「人と話したくない」「最近よく眠れない」なんて感じること、ありませんか?誰でも落ち込むことはあるけれど、そこから抜け出せなくなったら、うつ病のサインかもしれません。諸説はありますが、うつ病は、女性の4〜10人に1人が一生に一度はかかるといわれる一般的な病気。早めに気づいて対処することが大切です。野の花メンタルクリニック院長の野田順子先生に、うつから脱け出す方法をうかがいました。 「心の風邪」ともいわれるうつ病は、誰でもかかる可能性がある病気です。男性より女性に多く、女性の4〜10人に一人が、一度はかかるというデータも。年々、うつ病にかかる人は増えており、ある製薬会社の調べでは、日本人の6.7%が現在うつ病で苦しんでいるといいます。うつ病になると、精神的なエネルギーが低下してしまい、「やる気が出ない」「気分が落ち込む」「集中力や決断力がなくなる」「何に対しても興味が持てない」「うまく寝付けない」「朝早く目が覚める」「疲れやすい」「自分に自信が持てない」などの症状が表れます。同時に、体の機能も低下するので、下痢や腹痛、肩こりや腰痛、動悸や息切れ、疲労感などさまざまな身体症状が出ることもあります。うつ病の症状は、一般的に朝に最も強く、午後から夜にかけて少し良くなってきます。 「うちのクリニックには、うつに苦しんでいる高校生から70代くらいまで幅広い年代の方が来院され、うつ状態から学校に行けなくなってしまった学生さんや産後の落ち込みがひどい方、働く女性や更年期、高齢者など実にさまざま。軽症のうちはまだしも、重くなると自殺願望が出てくるのでとても危険です」と野田先生。 <2>こんな症状は、ありませんか? 疲れやストレス、ショックなことがあれば、誰だって落ち込んだり、やる気がなくなるもの。ただの落ち込みとうつ病の差は、どこにあるんでしょうか。 「誰もが経験するうつ状態とうつ病の間には、実ははっきりとした境目はないのです。ただ、普通は一時的に落ち込んでも、また立ち直っていくもの。ほかにいいことがあれば、嫌なことを忘れて少しは楽しい気分になったり、悲しみやつらさはあっても、家事や仕事、日々の付き合いはできるようになります。それに比べて、いつまでたっても立ち直れなかったり、何もする気がなくなってしまうのは、やはり病気といっていいでしょう。こんな症状が1カ月以上続くようなら、一度医療機関で受診されることをおすすめします」 「うつは誰でも経験する状態なので、軽症の場合は気づかないことが多いのです。普通は、気分転換に旅行やスポーツをしたり、何か新しいことを始めると、気持ちが紛れて元気になってくるもの。でも、うつ病の場合はかえって疲れて状態が悪化してしまいます。うつ病で通院していた大学生のA子さんは、ちょっと調子が良くなったので何かに挑戦してみようとアルバイトを始めたところ、かえって落ち込みがひどくなってしまいました。また、会社員のB子さんの場合、会社の上司が元気のないB子さんを見て、昼休みに皆で軽い運動をしようと提案。疲れてやる気になれなかったB子さんですが、断れずにかえって病気を悪化させてしまいました。うつ病は、心の弱さとは関係なく、気の持ちようではどうにもならないものなのです」 なぜうつ病になるのか、原因やメカニズムははっきりとはわかっていません。しかし、最近の研究で、うつ病の人はセロトニンやノルアドレナリンという脳内にある神経伝達物質の働きが悪くなることがわかってきました。セロトニンは体温調節や睡眠、摂食抑制などに関係した情報伝達を、ノルアドレナリンは意欲や活動性などを調節しています。遺伝的要素や性格、環境やストレス、ホルモンバランスの乱れなどが関係して、これらの脳内神経伝達物質の働きが悪くなり、うつ病を発症すると考えられています。また、うつ病は多くの場合、何らかのストレスが引き金になって発症します。親しい人の死や離婚、失恋、失業、子どもの独立などの喪失体験や転職、引っ越し、人事異動など環境の変化、病気や過労、人間関係のストレスなどのほか、結婚や昇進、出産など一見ハッピーと思われることがうつ病を引き起こすケースもあります。。 <3>あなたは大丈夫?こんなタイプがうつ病に。 どんな人でもうつ病になる可能性はありますが、やはりなりやすいと言われる性格のタイプはあります。あまりこだわる必要はありませんが、普段から無理をしないように心がけておくことは大切です。 ■完璧主義タイプ:仕事や家事、育児とすべてきっちりやらないと気がすまないあなた。思った通りにできないと落ちこんでしまうのでは?でも、すべてきちんとやるなんて、無理なこと。どれを取ってどれを捨てるか、優先順位をつけてみて。どうしても、のこと以外は手を抜いて、いい加減な自分を許してあげましょう。 ■八方美人タイプ:人から頼まれると、イヤと言えずについ引き受けてしまうあなた。相手のがっかりする顔を見たくないというサービス精神はいいのですが、それで無理を重ねていませんか?あなたがやらなくたって、代わりはいるはず。断って離れていくような人は、その程度の関係だと割り切って、もっと気楽に考えましょう。 ■がんばり屋タイプ:とにかくなんでもがんばってしまうあなた。一生懸命やっているのに、もっともっとできるはず、と思ってしまうのでは?がんばり過ぎると、そのうち体が悲鳴をあげてしまいます。力の抜きどころを考えて、たまにはダラ〜ッと過ごしてみるのもいいかもしれません。 ■まじめタイプ:まじめで正義感が強いあなたは、自分だけでなく、人にも厳しくなってしまいがち。「どうしてできないの?」「このくらいできて当たり前」と、イライラしませんか?でも、世の中はいろんな性格や考え方の人がいるからこそおもしろいもの。「遅い」のではなく「のんびり」、「決断力がない」のではなく「じっくり考えるタイプ」と見方を変えてみるのもいいかもしれません。 <4>うつ病から、抜け出そう! うつ病は、早めに気づいて治療すれば、必ず良くなります。なんか変だな、と思ったら早めに対処しましょう。 ■リラックスと気分転換「なんだか元気が出ない」と感じたら、まずはリラックス。ぬるめのお風呂につかったり、好きな音楽を聴いてのんびり過ごしたり…。いつもと違うことをやって気分転換をしてみましょう。 「ただの落ち込みなら、リラックスや気分転換でラクになるはずです。注意しなければいけないのは、うつ病の場合、気分転換と思ってやることがかえって負担になり、病気を重くしてしまいます。気分転換さえおっくうで、やってみてつらい場合は、早めに医師に相談してください。」と野田先生。 ■とにかく休む うつ病で何より大切なのが休養。体の病気になると休むように、心の病気も同じ。ゆっくりと休むことが第一です。 「うつ病になる人はまじめで責任感の強い人が多いので、休むようにすすめても、休まない人も多いもの。服薬でなんとか乗り切れる人もいますが、無理をして悪化してしまい、学校や職場に行けない状態になって初めて休むという人もいます。」 ■病院で治療する 「日常生活が少しつらいな」と思ったら、早めに医師に相談しましょう。うつ病の専門は精神科ですが、心療内科でもOK。最近では、メンタルクリニックが増え、気軽に相談できるようになりました。野田先生の病院は、少々わかりにくい場所にあるのですが、患者さんが入りやすいように、わざと目立たない場所にしたそうです。 「心の病気には、抗うつ薬、抗不安薬、感情安定薬などの薬がかなり効果的です。最近では、副作用の少ない新しいタイプの抗うつ薬が開発され、よく使われています。薬を飲めば、1週間〜10日で効果が出はじめます。医師の指示に従って3カ月から1年くらいは服用を続けてください。服薬のほか、カウンセリングやさまざまな精神療法を組み合わせてその人にあった治療を行っていきます。」 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||